JRAの顕彰馬制度をご存知でしょうか？ 日本競馬界の発展に多大の寄与をした馬達を表彰するもので、野球界の「殿堂入り」に当たります。
ここ10年で選出された顕彰馬は、ウオッカ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ロードカナロアですので、現役時代のGⅠ獲得数は6～7というレベル。歴史的な実績を残さないと選ばれないことが判ります。
本日のテーマは先日亡くなったキングカメハメハ。3歳時に屈腱炎で引退したため、GⅠは日本ダービーとNHKマイルの2つだけでありますが、種牡馬としては、ダービー馬2頭、牝馬三冠1頭、顕彰馬(ロードカナロア)1頭など、文句のつけようがない実績を挙げています。これからの日本競馬を支える血脈は、ディープ×キンカメの組合せであることに疑いようがなく、「日本競馬界の発展に多大の寄与をした馬」に間違いなく該当する名馬だと思います。
この顕彰馬制度、現役登録抹消から20年が経過すると、エントリーそのものが出来なくなります。これまで、種牡馬としての実績を見極めるには十分すぎる期間が経過していますので、今年の顕彰馬投票では、必ず選定されることを祈念しております。
ちなみに、投票権を持っているのが、10年以上競馬に関わっている記者などのマスコミ関係者たち。愚念ながら、今年の投票では、奇をてらわずに、「キングカメハメハ」を必ず書いて、満票に近い形で選んで下さいね！
