本日は札幌競馬場で、真夏のスーパーGⅡ 札幌記念が行われます。今年も豪華なメンバーが揃っており、ひょっとするとGⅡとしては今年が最後になるかもしれません。ちなみに長らくスーパーGⅡと呼ばれていたレースは、阪神の大阪杯、府中の毎日王冠、と札幌記念の３つ。大阪杯はすでに3年前からGⅠへ格上げされましたので、残る２つのうち、どちらが先に格上げされるかという問題かと。秋にはJRAから次年度のスケジュールが発表されますので、楽しみに待ちましょう。
今回は凱旋門賞の前哨戦として、フィエールマンがルメール騎手と臨むことになります。恐らく2倍前後の1番人気に支持されるでしょう。相手は同世代のダービー馬ワグネリアンと、グランプリホースのブラストワンピース。ブラストワンピースは結果次第では凱旋門賞へ向かうということですが、「結果次第」というあたり、状態面に不安があると推測できますので、少し割り引く必要があるでしょう。
勢いはフィエールマンですが、何と言っても本番は10月ですので、八分の出来で臨むと思います。一方のワグネリアンは、ダービー馬として恥ずかしくない姿を見せておきたい一戦なので、ほぼ完璧に仕上げてくると思います。3～4番手から早めに抜け出し、押し切るレースを祐一君は見せてくれると信じております。フィエールマンは洋芝をかみ締めるように、後方から追込み、惜しい2着あるいは3着という感じで、本番に向かっていくと。むしろ怖いのは昨年の優勝馬サングレーザー。ワグネリアンの抜け出しが早過ぎると、最後にサングレーザーがスルスルと頭だけ差し切るシーンが浮かんできます。昨年のデジャヴーですね。
オマケで小倉の北九州記念。こちらも短距離路線の新旧の好メンバーが揃っていますが、何と言ってもモズスーパーフレアのスピード値が段違いです。世界の代表的なスピード因子は「Mr.Prospector」「Danzig」「Storm Cat」だと私は考えていますが、この３つの因子を全て備えているのがモズスーパーフレア。今回は少し人気が落ちると思いますので、単勝馬券をドンと買いたいと思います。
