金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 名人戦七番勝負 第2局は、先手番の藤井聡太六冠が激戦を制し2連勝!

2023-05-01 02:29:43 | 将棋

 4月27日(木)28日(金)に行われた将棋の第81期名人戦七番勝負第2局は、先手番の挑戦者 藤井聡太六冠が87手の激戦を制して2連勝対戦成績を2勝0敗としました。

 

 

 戦型は、後手の渡辺明名人が振り飛車を匂わせながら、雁木模様へ。先手の藤井聡太六冠がそれを見ながら矢倉へ組むと、渡辺名人の玉は結局、☖2二の隅へ入る形に。2日目の午前中までは、駒のぶつかり合いも無く、睨み合いが続く展開となりました。一気に情勢が動いたのは、2日目の昼休みに入る前に、先手の藤井聡太六冠が☗3五角と仕掛け、ここから激しい攻防戦となります。71手目に☗1四桂と跳ねたあたりから、藤井聡太六冠のペースに。そのあとは徐々にリードを広げ、87手目で渡辺名人の投了となりました。

 渡辺名人としては、先日の叡王戦五番勝負第2局で、挑戦者の菅井竜也八段が三間飛車で藤井聡太叡王に快勝した対局を見て、藤井聡太六冠が普段は指さない局面へ誘導しようと意図した展開だったと思います。それが功を奏して、2日目の昼までは、挑戦者の藤井聡太六冠は、先手番にも関わらず、慎重姿勢を崩しませんでした。

 しかし、そこからが天才 藤井聡太の真骨頂でありました。隅の囲いに入った後手玉を狙い撃ちにして、一気に突撃モードへそのまま攻防の手を緩めることなく、ラストまでミスもなく勝利会心の一局だったと思います。

 

 さて、このままでは一気に名人戦の行方が決まってしまいそう。

 第3局は、5月13日(土)14日(日)に大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で行われます。次は渡辺名人の先手番ですので、名人の巻き返しに期待したいと思います。

 

 


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