金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 偉大な先輩 大川慶次郎氏!(再掲)

2020-03-21 09:12:11 | 競馬

本日は重賞レースがないので、1年前に書いた「競馬の神様」のお話を再掲致します。

 

 本日は「競馬の神様」がテーマ。競馬の神様といえば、誰もが大川慶次郎氏の名前を挙げると思います。

 まだまだ競馬評論家なる職業がなくて、多くが「予想屋」と呼ばれていた昭和の時代予想屋たちは競馬サークル(特に厩舎サイド)のインサイダー情報を競い合って集め、インサイダー情報があればボロ儲けできるなどと風潮し、自分の予想をメモした紙を競馬場内で高く売りつける‥‥非常に怪しい人たちの集団でした。

 競馬の予想の世界に「レース展開」を導入し、論理的に結果予想を語るスタイルを確立したのが、競馬の神様と言われた大川慶次郎氏。自らを競馬評論家と名乗った最初の人物でもありました。実は、この大川慶次郎さん、私にとっては中学・高校・大学の先輩であり、最も敬意を払う人物の一人であります。

 彼の名言、「競馬で儲けたお金は2億円。でも使ったお金は3億円(結果、生涯で1億円の損)」は、本当に正直に競馬の実態を示す言葉でありまして、馬券などは多額に買ってはいけないと厳に戒める言葉なのであります、ハイ。

 競馬の神様は、1999年の年末に突然亡くなったのですが、その後21世紀に出現したディープインパクトやロードカナロアを見たら、どのような評価を与えたでしょうか? 日本の内国産種牡馬が、世界の競馬の潮流を左右しようとしている現在、何とも愉快そうに笑う大川さんの顔が目に浮かんで参ります。

 大川さん、すでに英2000ギニーも仏ダービーも、内国産種牡馬の子供が制覇しました。凱旋門賞制覇も、もう目前に迫っていますよ!
 


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【競馬】 中山のフラワーカップ!

2020-03-20 07:55:43 | 競馬

 桜花賞への最終切符、あるいはオークスへの登竜門、中山のフラワーカップです。このレースからクラシック戦線へ名乗りを挙げた馬たちは、ハブルバブル、エバーブロッサム、ファンディーナ、ノームコア、コントラチェックなど。非常に個性的な面々で、特にディープ産駒に集中しています。ディープ産駒は、3歳の春から夏にかけての成長力が飛び抜けていますが、そのことと無関係ではないようです。

 さて、今回はディープ産駒は⑥キングスタイル1頭だけ。しかも400㎏そこそこの体重が気になるので、馬券の軸は、キズナ産駒の⑪クリスティにします。対抗1番手もキズナ産駒の⑦ショウナンハレルヤ。

 この2頭から三連複8点で勝負します。⑪⑦⇒⑤⑥⑧⑨⑩⑫⑬⑭


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【金融】 新型コロナ対応 自粛ムードをゆっくり和らげるには・・

2020-03-19 07:10:30 | 金融マーケット

 新型コロナ対応については、全国的な取り組みが続いており、日本における感染者・死者の推移を見ても、狙い通りに「ピークの山場」を後ろ倒しに押し込んでいることが判ります。

 一方で、全国的な自粛ムードの中で、スポーツクラブのトレーナーの方や、居酒屋のご主人、あるいはゴルフ場のキャディの方など、収入が得られずに生活面でのピンチを訴える声も大きくなってきました。もちろん、今すぐに元通りに戻すことはできないのですが、現在の自粛ムードは、あまりに全面的に徹底され過ぎていて、危険の少ないものまで避けられている状況。コロナ感染も怖いですが、行き過ぎた自粛ムードによる経済死はもっと多くの犠牲者を生んでしまいますので、そろそろメリハリをつけた「第2ステージ」に入る時期になっていると考えています。

 例えば、①山歩きやテニス・ゴルフなどの屋外スポーツは殆どリスクがないので、むしろ奨励する②ディズニーランドなどのテーマパークも、屋内を除き、開放する。一部の屋内アトラクションも、人の隣接を避けて開放する③野球・サッカーは、ドーム以外の開催をスタート。ただし、声援は禁止で、拍手のみOKとする④映画館・演劇は、席を1つ飛ばしでスタート。もちろん声を出すのは厳禁で拍手のみ⑤居酒屋・鮨屋なども、原則はカウンターのみで再開。対面席は横並びで座ることでOK。など

 少しの工夫をすれば、リスクを下げることはできます。また、この際、国民全体で「手話」を覚えてしまうというのはいかが。手話ならば、対面席での会話もOKとすれば良いですし、電車の中での会話もOKとなります。

 全面自粛の影響で、生計面で限界に来ている人が急増しています。そろそろ、工夫を前提とした「第2ステージ」に向けたムーヴメントを起こして参りませんか?


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【金融】 新型コロナ対応 欧州で外出禁止措置が続く・・

2020-03-18 07:09:33 | 金融マーケット

 イタリア、スペインに続き、フランスでも外出禁止措置が執られました。フランスでは今後15日間、原則として家から出てはいけないという厳しい措置ですので、実質的には戒厳令と同じです。それだけ国として深刻な状況だと受け止めていると同時に、仏国民に対するショック療法の意味もあると思います。

 というのは、これらの国はラテン系の国々。食事やワインに対する拘りは半端ではなく、20歳台の失業率が30%を超えるイタリアでは、失業中であろうが、彼らは毎夜毎夜、深夜になるまで、レストランやカフェで楽しい時間を過ごすのが日課なのです。

 ひとつの事例でいうと、私と仲の良いミラノの運用会社のトップを務める人間がいますが、彼はイタリア国内でも有数の高給取りですし、政府高官にも顔が利く人物でありますが、夕食という段になると「イタリア人である以上、ここで手を抜く訳にはいかない」「戦争にでもならない限り、上手い食事とワインを欠かすことは出来ない」という哲学、いや宗教に憑りつかれています。それこそがラテンの血なのです。

 欧州は日本と比べると、3~4週間くらい、新型コロナの流行開始が遅れている状況ですが、流行開始からの感染スピードは比較にならないくらいの速さです。日本人のように真面目に政府・厚労省の要請に応え続ける国民と違い、ラテンの血は、そもそも自由・自律の人たちで、多くの若者たちがいつも通りに、毎夜毎夜、レストランや劇場に繰り出していたのだと思います。彼らを止めるには、確かに「外出禁止令」「戒厳令」が必要でありましょう。

 ちなみに、同じ欧州でも、ドイツやイギリスは違うと思います。日本人と同じように、こんな状況では、家で食事をするのが当たり前と考える人々です。舌はラテン系、規律はアングロサクソン系、というのが理想だとすると、日本人は極めて理想的な民族なのかもしれません。


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【重賞回顧】 阪神スプリングJ・中山牝馬S・ファルコンS・金鯱賞・フィリーズレビュー!

2020-03-17 07:04:19 | 競馬

 1日遅れましたが、先週の重賞回顧を。

 まず阪神スプリングJオジュウチョウサンはやはり役者が違う。このまま中山グランドJはパスして、天皇賞春へ向かって欲しいですね。武豊騎手もワールドプレミアが休養中なので丁度空いています。

 次は中山牝馬S。あんなに雪が降ったら、気分屋のコントラチェックには最悪のコンディションになりました。勝ったフェアリーポルカはルーラーシップ産駒で、キセキ同様、最悪のコンディションでもヘコたれない精神力があるようです。でも、このレースは本番には参考外で良いでしょう。

 それからファルコンS勝ったシャインガーネットは、桜花賞に間に合えば面白い存在に。特に重馬場になれば有力なダークホースになると思います。2着のラウダシオンは、良でも重でも、逃げても差しても、1400m以下ならば信用できる馬で、怪我さえなければ、芝・ダートを問わず短距離で活躍しそう。

 日曜日のフィリーズレビュー勝ったエーポスは今後が楽しみな馬ですが、フィリーズレビュー上位馬は、桜花賞では印は要らない気がいたします。まぁ、このレースは既にGⅡではなく、GⅢかLへ落とすべきだと思います。

 最後に金鯱賞サートゥルナーリアの楽勝で安心いたしました。あとダイワギャグニーも良く頑張りましたね、3着なら御の字。サートゥルナーリアはこのあと香港だと思いますが、彼が世界の舞台で羽ばたくためには、香港クイーンエリザベス2世Cは絶対に負けられないレースです。テンションが上がり過ぎないように祈りたいと思います。

 

 


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