3強対決のジャパンカップですが、デアリングタクトはたぶん3番人気になるでしょう。でも、過去のデータを見る限り、3強の中で最も有利と言えるのが、このデアリングタクトだと思います。
まず中五週で臨めること。そして、3歳牝馬は53㎏で出走できること。
特に秋華賞馬や秋華賞上位の3歳牝馬は、このレースでの活躍が目立ちます。古くは第1回秋華賞馬のファビラスラフィン、そしてレッドディザイア、ジェンティルドンナ、デニムアンドルビー、アーモンドアイ、カレンブーケドール。この中でJCで1番人気になったのはアーモンドアイだけで、それ以外は人気薄で1~3着に入った事例です。秋華賞からJCへ挑戦する例は多くはありませんが、出てきた時はかなりの確度で好走する(しかも人気薄で!)のが、このローテーションです。
一方、3歳牡馬の菊花賞馬がJCへ出てくるケースは、この20年で2頭だけ。デルタブルースが3着、オウケンブルースリが5着。またダービー馬が菊花賞に行かずにJCへ出てきた時は、ディープスカイやレイデオロが2着に入っており、菊花賞で負けたジャングルポケットはJCに臨んで勝利しています。3歳牡馬の菊花賞組は、中四週なのでJCに参戦する例は非常に珍しいこと、もし出てきても、ソコソコ善戦してる程度、というのが特長と言えると思います。
まぁ、上記の秋華賞組と菊花賞組を並べてみると、ローテーションに余裕がある分、やはり秋華賞組に分があるように思えます。この点はよく頭に入れておく必要がありますね。