金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)と武蔵野ステークス(GⅢ)!

2021-11-13 05:03:53 | 競馬

 まずは阪神のデイリー杯2歳S。今年は本番のGⅠと同じ舞台です。

 人気は、新潟2歳Sを好タイムで快勝したダイワメジャー産駒⑥セリフォスだと思いますが、この馬の本番は、やはり12月の朝日杯FS。仕上げは八分か九分だと思います。であれば、本番の阪神JFへの出走権を確保しておきたい牝馬の2頭、エピファネイア産駒①ソネットフレーズと、キングカメハメハ産駒②スタニングローズを狙いたい。

 ①ソネットフレーズは、新潟の新馬戦の中でも一二を争う完勝劇で勝って、2歳牝馬路線のトップ級の評価を得ている馬。また、②スタニングローズは、10月のサウジアラビアRCで、今年の2歳牡馬代表格コマンドラインと牝馬代表格ステルナティーアとの対決で、上り最速の3着に入った馬。この両馬が、本気で仕上げてきている今回は、こちらを上に評価したいと思います。

 一応、本命は②スタニングローズ対抗は①ソネットフレーズ、この2頭を軸に、相手は⑥セリフォス④ウナギノボリ⑦プルパレイの3頭。

 馬券は、②スタニングローズと①ソネットフレーズの2頭軸の三連単12点 ②①⇒②①⇔⑥④⑦

 

 次は、府中の武蔵野S。GⅠチャンピオンズCのトライアルですが、あまり本番との連関性はなく、ここは府中ダートの適性中心に予想を組み立てたいと。

 2走前のオアシスSの差し脚が圧巻だったヘニーヒューズ産駒①タガノビューティーを中心に据えたいと思います。府中ダートは、1400mでも1600mでも大得意。この馬の差し脚に期待します。相手1番手は、1ターンの府中でも、コーナー4つのコースでも、とにかく安定度抜群の⑩ブルベアイリーデ。その他は、⑯ソリストサンダー⑨スマッシャー③ワンダーリーゲル⑪オメガレインボー⑭エアスピネル⑦レピアーウィットの6頭。

 馬券は、①タガノビューティー頭固定で⑩ブルベアイリーデ2着3着付の三連単12点 ①⇒⑩⇔⑯⑨③⑪⑭⑦ と、①⑩2頭軸の三連複6点 ①⑩⇒⑯⑨③⑪⑭⑦


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【竜王戦 第4局】 将棋戦国時代の終焉 藤井聡太時代の幕開けへ!

2021-11-12 07:16:48 | 将棋

 本日から将棋の竜王戦第4局が、山口県宇部市の「ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われます。ここまでは、挑戦者の藤井聡太三冠が3連勝で、竜王位奪取へ王手をかけている状況。

 

 勢いは完全に藤井三冠にありますので、このまま一気に4連勝が濃厚と申し上げておきますが、この勝利の意味は、多くの報道機関が気にしている、単なる「最年少の四冠達成」などの小さな話ではありません。

 まず、竜王と名人は、将棋界のタイトルの中でも、他のタイトルとは、一段異なる格に位置づけられるもの。例えば、現在の藤井聡太三冠のプロ棋士としての序列は第三位です。ちなみに、序列第一位は渡辺明名人で、これは保有しているタイトルが、名人+王将+棋王=名人+二冠、であるから。序列第二位は豊島竜王で、こちらは竜王一冠のみではありますが、主要タイトルを持っている豊島竜王の方が、三冠を保持している藤井三冠より上、という位置づけだから。

 この序列が、今回の第4局の結果により、大きく変わる可能性があります。藤井三冠が竜王位を奪取すると、藤井三冠は、竜王+王位+叡王+棋聖=竜王+三冠となり、渡辺名人の、名人+二冠を上回ることとなって、藤井三冠が序列第一位渡辺名人が序列第二位となります。

 この段階で、将棋界では正式に「藤井聡太時代の幕開け」という評価をすることになると思います。名実ともに、藤井聡太棋士が将棋界の第一人者となるからです。今後は、藤井聡太という最強の棋士を、他の棋士たちがどうやって倒すか、という時代に入っていくことになります。

 

 この週末は、将棋界にとって、まさに歴史的瞬間を迎えようとしている時、なのであります。


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【競馬】 天空神=オニャンコポン デビューから2連勝を飾る!

2021-11-11 07:18:20 | 

 11月7日(日)の東京競馬場 第9レース、2歳1勝クラスの芝2000m百日草特別で、当Blogでもご紹介したオニャンコポンが、デビューから2連勝を飾りました。

 ちなみに、この百日草特別は出世レースで有名であり、先日、天皇賞秋を勝ったエフフォーリアが、昨年のこのレースの勝者であります。オニャンコポンもエフフォーリア同様、クラシックレースでの活躍が期待されるところであります。

 

 ところで、我が家のオニャンコポンは? というと、以下のとおり。

 

 あたしゃ、天空神ですから、絶対に走らないわよ! 

 

てな感じで、NHK-BSの「岩合光昭のネコ歩き」を夢中でご覧になっています。


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【米国BC回顧】 川田騎手の「ガムシャラに勝つ姿勢」が呼んだ勝利!

2021-11-10 07:18:39 | 競馬

 日本時間の11月6日(土)7日(日)にかけて行われた2021年 米国ブリーダーズカップで、日本馬のディープインパクト産駒ラヴズオンリーユーがBCフィリー&メアターフ(芝2200m)を、またオルフェーヴル産駒マルシュロレーヌがBCディスタフ(ダート1800m)を勝つ快挙を成し遂げました。

 日本調教馬が、米国ブリーダーズカップを勝つのは史上初であり、それを1日のうちに2つも成し遂げた矢作芳人調教師は「もう死んでもいいくらい」という感想を漏らしていますが、そのくらい達成感がある偉業だったと思います。

 今回の勝利の立役者は、もちろん勝ったラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの2頭でありますが、ここでは、特に、ラヴズオンリーユーの鞍上を務めた川田騎手の好騎乗を讃えたいと思います。

 

 川田騎手の普段の騎乗スタイルは「馬優先主義」。しかも、目の前の勝利よりも、その先にある馬の成長を優先する騎乗スタイルで、それが騎乗馬に怪我が少なく、馬の成長を促すため、結果的に勝利数の多さに繋がっています。これは、福永祐一騎手や武豊騎手にも共通する騎乗スタイルです。

 しかし、そんな騎乗スタイルが、GⅠレースなど、ここ一番での勝負弱さの原因にもなっていました。例えば、GⅠレースの中でも、馬にとっては二度とない機会においては、「ある程度のリスクを背負って、がむしゃらに勝ちに行く」騎乗も必要です。今回のように、米国BCへの挑戦は、ラヴズオンリーユーにとっては生涯最高の舞台である訳で、このレースで川田騎手は、いつもの騎乗スタイルではなく、「がむしゃらに勝ちに行く姿勢」を見せました。

 まずスタート。リスクを負って、スタートのタイミングを読んで、フライング気味にゲートを出ました。そして、その後は4番手好位を譲らず、内埒際でジックリ脚を溜めます。途中で、ラブ騎乗のRムーアが、外から被せてラヴズオンリーユーの集中力を妨げようとすると、少し外へ膨らまして、相手を後ろへ追いやったあとは、また内側へ馬を入れて脚を溜める。直線手前で、最後方からウォーライクゴッデスがマクリ気味に先頭に立ち、さらに外からマイシスターナットが被せてきても、慌てることなく、直線では仕掛けるタイミングを計って、ラスト100mで末脚を爆発させ、見事に抜け出して完勝。

 フライング気味のスタート、道中のRムーアとの駆け引き、最後の仕掛けるタイミングなど、どれ一つ取っても、少し間違えれば敗因になりうるところですが、全て「がむしゃらに勝ちに行く姿勢」であり、それがこの大一番で勝利を呼び込んだ理由になっています。

 実は、どの馬も、大レースではイチかバチかの賭けを打っています。安全に安全に行く方法もありますが、有力馬が安全に乗り過ぎると、結果として、惜しい2着や3着になりがち。CルメールやMデムーロがGⅠで強いのは、この「賭け」が上手だからと言われています。

 川田騎手にとっても、このBCフィリー&メアターフは、「賭け」をするべき大一番であるという判断があったのだと思います。お見事な騎乗でありました。

 

 その意味で、福永祐一騎手は、この「賭け」というか、「がむしゃらに勝ちに行く姿勢」を取ることはありません今回のヴァンドギャルドの乗り方もそうですし、また、三冠馬対決と言われた昨年のJC2021年最強馬決定戦と言われた先日の天皇賞秋でも、安全に乗ることを第一にしています。しかし、その結果が「悔しい2着」

 「絶対に負けられない闘い」と考える時は、「がむしゃらに位置を取る」「がむしゃらにライバル馬と競り合う」「がむしゃらに進路をこじ開ける」など、がむしゃらに勝ちに行く姿勢が、最後の決め手になることを、ぜひ福永祐一騎手にも持ってほしい気がいたします。


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【王将戦挑決リーグ】 藤井聡太 対 羽生善治! 事実上の挑決戦‼

2021-11-09 06:41:38 | 将棋

 本日11月9日(火)、王将戦挑戦者決定リーグで、藤井聡太三冠と羽生善治永世七冠が激突いたします。ここまでのリーグ戦では、藤井三冠は3勝0敗、羽生永世七冠は3勝1敗。7人によるリーグ戦ですので、この一戦の勝者が、渡辺明王将への挑戦権に大きく近づく情勢であり、事実上の挑戦者決定戦であります。

 金曜日にも申し上げましたが、今の藤井三冠は、現在のプロ棋士界において抜きん出た力を示しており、現役最強クラスの渡辺明名人や豊島竜王、また永瀬王座をもってしても、スキらしいスキすら見つけられずに、圧倒されてしまう棋戦が続いています。

 まるで怪物のような進撃を続ける藤井聡太を止められるのは、全盛期の羽生善治しか存在しないのでは?というのが、自分の感想です。そしてその羽生善治永世七冠ですが、今でも現役を続けている最大のモチベーションは、藤井聡太という怪物の進軍を、どう止めるか?というテーマに注力すること、なのだと思います。

 そして、本日の王将戦挑戦者決定リーグの一戦は、羽生永世七冠が日頃注力してきた研究成果を見せるべき、絶好の機会であると考えます。

 

 今週の金曜日・土曜日の竜王戦第4局の結果次第では、将棋戦国時代の終了と、藤井聡太時代の到来を、各マスコミは大々的に報じることになると思いますが、その前に、羽生善治永世七冠が、「ちょっと待った!」をかけるのか?

 本日の一戦にも注目して参りましょう!


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