リサ・ラーソン展 創作と出会いをめぐる旅
-3-
みなさまこんにちは!
本日はグスタフスベリ社でのリサさんの活躍についてご紹介します
リサさんは大学卒業後、
ヘルシンキのデザインコンペティションで「スティグ・リンドベリ賞」を受賞します
審査員をつとめていたスティグ・リンドベリ氏はリサさんの才能に気付き、
グスタフスベリ社の実習生としてスカウトしました
当初リサさんは自分の工房をスタートさせるつもりだったそうですが、
1年間の実習の後、正社員として働くこととなります
「スティグ・リンドベリの肖像」1990年代
(c)Lisa Larson / Alvaro Campo
芸術性と品質の両面において高い目標を掲げるグスタフスベリ社には、
経験豊富で技能豊かな職人たちが働いていました
リサさんは恵まれた環境で人気のアーティストとなり
26年間の在籍中に約320種類もの作品を制作します
滋賀県立陶芸の森工芸館 展示より(撮影:弊社スタッフ野本)
アフリカシリーズ「ライオン(マキシ)」製造1968年- リサ・ラーソン
滋賀県立陶芸の森工芸館 展示より(撮影:弊社スタッフ野本)
前左から 小さな動物園シリーズ「ネコ」製造1956-1978年、
小さな動物園シリーズ「キツネ」製造1956-1968年、
小さな動物園シリーズ「ネコ」製造1956-1978年、
奥 大きな動物園シリーズ「ネコ」製造1958- 1979年
リサ・ラーソン
これらはリサさんの代表作のシリーズ
リサさん特有のかわいらしいデザインと、
愛情深く観察された動物のフォルムが素敵ですね
滋賀県立陶芸の森工芸館 展示より(撮影:弊社スタッフ野本)
左から「花器(ユニークピース)」1960年代 リサ・ラーソン
「花器」1960年代 スティグ・リンドベリ
「花器」1960年代 スティグ・リンドベリ
「花器」1950年代 ヴィルヘイム・コーゲ
当時のグスタフスベリ社には、
陶芸家で画家のヴィルヘイム・コーゲ氏も働いていました
彼は「アメリカでももっと教育を受けるといいのでは」と
美術学校への推薦状を書くことを申し出てくれたのだとか
それでは次回、リサさんがアメリカで過ごした1年間をご紹介したいと思います
★リサ・ラーソン展の作品は滋賀県立陶芸の森 陶芸館にて展示されておりますが、
新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から当面の間休館しております。
最新の情報は陶芸の森HP(https://www.sccp.jp)にてご確認ください。
滋賀県立陶芸の森 陶芸館
■会期
2020年3月25日(水)- 2020年5月31日(日)
■開館時間
9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
■休館日
月曜日(5/4は開館。5/7は振替休館日)
■観覧料
一般:800円(640円)、高大生:600円(480円)、中学生以下無料
*( )は20名以上の団体料金
展覧会詳細HPはこちら
その他の展覧会情報についても弊社HPにて随時更新中です