☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

この道我が旅「光を求めて」・・・記念展前期有難く終了

2020-11-17 16:49:48 | アートライフ…展覧会

思う間に季節は移ろい
今年は足早に秋が深まっていく
京都の紅葉も日一日と色づきを増して
心地よい小春日和が続く

今日は家人の展覧会(志して〇十年記念展)の中日

企画した時はまさか今年がこのようなことになろうとは
予想だにしなかった
5月の前夜祭的展覧会は案内状もできていたがやむなく中止
今回の本展開催は本当に嬉しい

本展は未発表の油彩の旧作も交え大作を中心にした昨年までの
軌跡的代表作を展示する前期
2020年の画期的展開の油彩新作のみの後期
2期構成で時節柄リモートを含めて開催
(「今この時をどのようにとらえ今をどのように生きるか」
が図らずも今回の隠れテーマとなった)

入れ替えの中日に木彫師(超絶技巧派))さんとのコラボという
盛り沢山な展開だ
前期、後期、中日それぞれに入場料ワンコイン頂く方式

「同時代の茶室」をコンセプトにしてオーナーが
若き日から27年大切に育ててこられた会場の多目的ホール
2015年の家人の展覧会から始められたこの方式もかなり定着してきた

前期はこれまでにない作品数と多様さに展示をどのようにするかが
考えどころで大きな鍵となる

ホールの真っ白な内装とユニークは設計を生かして
旧作を面白く美術館的に展示
奏墨(綿布にアクリル下地に墨)、新聞に墨の群像、ペルソナ(アクリル)
青の風画(油彩)それぞれの大作を展示

「場所が」というより「作品の」エネルギーが強烈で
オーナーと相談して5枚を持ち帰ることにしたが
全体としてとても満足できる素敵な美術空間となった

額装された作品はすべて天然木の古材(100年たつと言われる)の
贅沢な一枚板で家人の手作り
今回は初期の凝りに凝った合わせ額も3枚…

「絵と額を一体化させた作品」を柱としてやってきた旅が
年月を経て熟し豊かな実りをもたらせてくれた
と会場を見ながらあらためて感じる

一晩おくと空間と作品それぞれのエネルギーが見事に調和して
素晴らしい気の流れの中で初日を迎えることできた

さすがにこの時期来られる人は例年よりかなり少ないが
遠方から泊りで前後期を見るために来て頂いたり
前期来られて「後期も来ます」「後期が楽しみです!」
という方々がたくさんいらして
有難さを噛みしめる

一人ひとりじっくり鑑賞されて何回も会場を回ったり
フリーの椅子を作品近くにおいて長い時間
お気に入りの作品と対峙されたり…
「この道我が旅」の長い道のりのポイントどころを所どころで
我知らずお話したり…
絵から発展していろんな話題が飛び交い
其処彼処でいろんな出会いやつながりが生まれる

ゆっくりと豊かな心地よい時間が日々途絶えることなく
幸せな1週間過ぎていった

前期が終わったところで作家の思い付き?の解説を交えたYouTube配信
最終日いらしたピアニストの友人が全作品からインスパイヤーされた
感覚を即興演奏で…
作品空間と一体化した素晴らしい演奏でそれも配信
こうしたことも今回が初めてとなる

新しい意識と新しい時間がもうすでに始まっている
「光の中へ」…


           
            

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