駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

兄弟姉妹は似ているか

2009年05月23日 | 人物、男
 鳩山邦夫が独走している。西川社長はけしからん、不明瞭な仲間内の処理は許さない。そうかもしれない。しかしなんだかどうも、私(邦夫)の正義感が許さないなどと吼えるのは、教養と成熟の不足を物語っているように見える。
 確かに簡保の宿処理を見ると納得しにくい所はあるようだが、全体の中での位置づけ、政治的な意味合い、手続き上の瑕疵の有無など十分に考慮し根本に迫らねば、行政を気に入らないなどと感情で押し倒してよいものか。なんだか大向こうの喝采?を狙ったパーフォーマンスに見えてしまう。刺し傷に絆創膏を張って大見得を切る藪医者のようだ。
 中曽根が鳩山的思考をアイスクリームと揶揄した。由起夫の方はアイスキャンディに昇格?したようだが、邦夫は相変わらず不味いアイスクリームに思える。
 権力の交代なくして、政治行政に潜む腐敗を除去できないと確信しているので、由起夫を応援しているのだが、弟の邦夫を見ていると兄弟なので心配になる。
 物語では大抵、弟や妹の方が勇敢賢明公正で手柄を立てるようになっているのだが、現実はどうだろう。遺伝子的には兄弟姉妹は勿論赤の他人よりはうんと近しいし育った環境も似ている。そうなると兄弟姉妹は性格も似ていることになるのだが、私の経験では確かに似ているところはあるが、やっぱり違う、ほとんど他人という場合も多いのではと思う。一卵性双生児でさえ、大人になると相当違う、双子を持つ兄や友人は全く違うと言っている。
 兄由起夫が弟邦夫のような短慮でないことを願う。
コメント
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