駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

大切な気遣い

2014年07月06日 | 小験

                

 昨夜は友人達とイタリアンで会食をした。予めいくつか店を挙げて、交通の便が良く、値段も手頃でなかなか美味しいという評価(食べログで3.18)の店を予約しておいた。

 一番お安いコースにしたのだが、前菜、冷製スープ、ズッキー二の花のチーズ詰めフライ、魚介料理にスパゲッティが出てきた。どれも工夫があり、美味しく戴いた。二十名程で満員の店にマダムとシェフだけだから、忙しかったようで出てくる間隔が多少不規則だったのだが、話が弾んだのでそれは気にならなかった。スパゲッティの時に冷たい水が配られたのでそれが合図だったのかもしれないが、デザートかコーヒー紅茶があるものと思い、水で二三十分話し込んでいた。

 お帰りになるお客さんも居て手が空いていそうなのに出て来ないので、お終いなのかなとB氏がトイレの帰りにそれとなくマダムに聞いたところ、未だ出てくるような?返事だったという。更に十五分して気配がないのでG氏がはっきり聞きに行ったら、これでお終いとのことであった。何だと席を立ったのだが、マダムは愛嬌はあったが、大切な気遣いが抜けていた。

 さりげなく小声で、これでコースはお仕舞いですとゆうて欲しかった。言葉にしないと分かっているようでも分かっていないことがある。きちんと詰めておくのがプロのサービス、別にレストランに限りませんが。

コメント (2)
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