八月半ばにまるで梅雨のような天気だ。台風一過に日本晴れの青い空ではなく灰色の暑い雲が日本列島を覆い、居座っている。異常気象もほぼ常態となり、三十五度を超える猛暑にも驚かなくなっていたが、この天候にはたたらを踏まされてしまう。
ローマ法王が韓国を訪れている。韓国にはクリスチャンが多い。法王の影響力は大きく、韓国は一つというメッセージは近隣の国を飛び越えて世界の隅々まで届くだろう。
なぜ韓国にはクリスチャンが多いのだろう。きっと何らかの歴史的経緯や民族的な理由があると思う。韓国を理解するには、欠かせない知識だと思われるが、近い国を遮る雲も厚いようだ。
暑いのは敵わないが、それでもジリジリとした夏の日差しを浴びないと成長出来ない作物も多い。人間も夏には日の光を浴びないと成長出来ないような気がする。帰路、夏空の山並み街並みを車窓に、仕事に戻って行きたいと願う。