駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

携帯が壊れたのだが

2017年09月07日 | 世の中

  

 一昨日携帯を充電しようとしたらソケットがうまく入らない。おかしいなあとよく見たら真ん中が膨らみケ-スからはみ出している。全く記憶にないのだが、気が付かないうちに捻ったか何かにぶつけたのかなと、昨日ショップに持っていったら、係の女性は一目見て電池が膨らんで脹れたのですよとにべもない。どういうことと訝し気な顔をすると、よくあるんですよと私の携帯の履歴を調べ3年5か月経っていますからね、大体二年で機種は変更するんですよねとまるで私に落ち度があるような口ぶりだ。

 「なんでそうなるの」には「わかりません」の一言で、修理するなら専門店、直ぐ必要なら買い替えですねとまるでロボットのような受け答えだ。いつも携帯ショップに来て感じるのは、店員の不思議な受け答えと客の扱いだ。携帯ショップでは家具やテレビを買いに来たのとは全く異なる応対がされる。必ず順番の札を取らされ、話す場所や内容も決まっている。質問に対する答えも、切り口上で「引き取りません」、「ここでは扱いません」、「料金はこうなります」・・で取り付く島もない。お勧めプランに首を傾げても、私の通話量、閲覧量をなどを把握しているから、こちらの方がお得ですと簡単に押し切られてしまった。

 どうも携帯ショップというのは少人数で効率よく応対販売するため?に独特のシステムを作り上げているような感じがする。しかし、三年半で時々膨張する電池、壊れた携帯を受け取らないシステムなど、なんだかおかしい商品業界だと思う。便利ではあるが、若い人が中毒のように利用する携帯、百パーセント近い人が利用する携帯。意外に顧客の都合が反映されていない巨大業界と診断する。ここを掘ると巨費が節減あるいは企業から巨税が絞れる山が隠されているのではないか。心臓の強さは一流の野田聖子氏に吠えてもらいたい。

コメント (2)
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