駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

先行接種には治験の意味も

2021年02月01日 | 医療
           

 例年のごとく三寒四温と書きたくなる陽気だ。寒さ暑さの繰り返しだが、単なる繰り返しではなく、徐々に僅かずつ暖かくなって行くので春は遠くないと感じる。残念ながら気候の春は巡ってきても、新型コロナの春はいつのことか未だはっきりしない。それでも徐々にゆっくりだが収まりつつあり曙光が見える気がする。まあ年内秋頃というのがひとつの目安だろう。ワクチンが効いて半数以上の人が打てば、相当期待できると思う。アメリカイギリスが先行しているので、それを見ていれば予測が付く、後手後手の政府にこれからは先手先手で動いてほしい。言葉でその場しのぎをしていては、アフターコロナの準備もできない。
 ワクチンは四ヶ月前には三月にも打てるように言っていたが、ここに来て五月の予定だとか大分後退している。あきれたことにワクチン接種用に確保している医師はゼロだとか、政府はしっかりしてほしい。正確正直な情報を流してワクチンを打つ人を増やさないと、ワクチン接種が半数以下では予防効果が不十分になり、元も子もなくなる。先行医療従事者接種は言いにくいが副作用の治験的な意味もある。先行接種者の副反応をきちんと伝えてほしい
コメント (2)
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