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森喜朗氏は自民党の象徴的存在。五十年自民党という煮凝りの中で変わることなく旧態依然を生きて来られた。女性蔑視発言と批判されても、拙いことを言ったのかなとしか感じておられないのだろう。進退も自民党の票が減るなら考えねばならないだろうと、内容抜き党に迷惑かかるを判断基準にされていると推測される。
これは森氏に限らず二階菅氏以下多くの自民党議員の感覚生態に見える。女性蔑視の感覚が深く自分の思考に染み込んでいる自覚がない。マスコミや野党からの批判に引きづられて自民党の票が逃げるのは拙いと反応しておられる。旧態依然の感覚の中で、女は家庭に良妻賢母で子供を産み育てるのが宜しい、さもなければ酒席花街で饗応に色を添えればと思っておられるのだろう。
世の中は変わった、万古不易のように思えるものも変わらなければ二十一世紀を生きてゆけない。男女平等や脱炭素化は決して謳い文句ではない。