駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

松竹梅ではなく

2021年08月13日 | 世の中
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 この頃は松竹梅は流行らないようであまり見かけないが、五十年前は天丼、鰻、鮨等でこうしたクラス分けがあった。今は並、上、特上としているところが多いようだ。これとは別に大盛りというのがあり、ご飯の量を増やすことができる。ところがご飯の量を少なくするメニューはないことが殆どで、この頃はご飯少なめにと頼んでいる。そういうお客は結構居るようでスムースに通じる。値段は下がらない。いっそのこと小盛りと言うメニューを置いて欲しい。それがないのは大盛り100円増しに比べ小盛りは値段が引きにくい、小盛り五十円引きでは面目ないという感じがするからだろうと推測する。
 高齢者になると一人前が多く感じられる。家内などは食べ切れないことが多い。昔はそれを引き受けて食べていたが、この頃は体重も増えてしまうし、こちらも食べる量が減ったので手伝わず残させている。
 社会生活で人間として一人前でも、身体の大小や活動度には違いがあり、食事の量が一律一人前なのは不合理だと思う。使うネタの質内容で並上特上はそれで良いが、量にも多中少を作って欲しい。これだけ健康志向の強い世の中、そうした声が出ないのが不思議だ。おそらく客側よりも店側の都合があるのだろう。
コメント (2)
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