人間は間違える動物である。あの天才藤井五冠でさえプロならさほど難しくない詰みを逃すことがあることから人間は間違いから逃れられないのが分かる。間違いで大切なことが二つある。第一は間違える割合を減らすこと、第二は間違えた時に適切に対処することだ。
間違いを減らす簡単で有効な方法は複数の眼で確認することだ。どんなに注意深い人でも見逃したり勘違いしたりする。それに慌て者の人を加えても効果がない気がするかもしれないが、そうでもない。慌て者の人でも人が違うと視点が違い視野が違うので、他人の見逃し勘違いに気付くことが結構ある。慌て者も責任を負うと意外に注意深くなるものだ。注意深い人が二回見直すよりも、注意深い人と慌て者が二人で見た方が間違いが減る。