駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

機械が苦手な人

2024年01月13日 | 身辺記
             

 新しい職場と言っても医師はやることは変わらず人的場所的環境が変わるだけで、ものすごく大変というわけではない。そこへ行くと古手看護師の中には、院内の新しい機械の操作に戸惑う人も居り、真剣な面持ちで説明を聞きノートを取っている人が居た。世の中には機械音痴という人が結構居る、女性に多い。彼女はそうらしく年若い先輩がこうしてはいはいと手早く操作するのに目が回るようで、何度も失敗して冷や汗をかいている様子だった。患者さんのケアではベテランでもここにスピッツを入れてここを押してという操作は不得意のようで、ちょっと気の毒に感じた。運転や操作は分かって慣れている人にはお茶の子さいさいでも、機械が苦手なアラカンには中々大変なのだ。お互い最後の御奉公と来た職場なので、無言のエールを送っておいた。
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