駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

外食代で考えた

2024年01月08日 | 旨い物
           

 医療費には高い安いの批評批判は色々あるが、初診料から検査代まで保険診療の料金は法定で決まっている。初診料は風邪でも肺炎でも同じだ。検査料金はどこまでやるかによって変わるが、研修医がオーダーしても医長がオーダーしても同じだ。
 医療費と違って自分で値段が設定できる外食産業はどのように料金を決めているのだろう。チェーン店に押され自営の外食業は苦労しているようだが、メニューの値段設定には頭を悩ましていそうだ。友人にラーメン屋が居る。はっきりとは教えてくれないが、ラーメンは原価が低い献立らしい。彼は基本料金を低めにしトッピングでそこそこの値段になるように設定しているらしい。味の評判も良くまずまず繁盛している様子だ。
 外食する時不思議に思うのがデザートの値段だ。主食よりも割高に感じる。原価率は主食より低いのではと思うのだが、デザートは嗜好品というか贅沢品という感覚で高くしているのだろうか。逆に今や絶滅危惧種の喫茶店ではデザートがコーヒー紅茶よりも割安に感じる。デザートには所謂場所代が含まれないせいだろう。B級グルメを自認しているが、納得のお値段は大切というか決め手とさえ感じる。
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