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鮨、鰻、蕎麦と言えば、外国で恋しくなるトップスリーの和食と思う。何よりも誰もが手軽に食べることができた美味しい和食だった。それが、鰻から始まり徐々に手軽に食べられなくなった。ついに蕎麦もお前もかと言いたくなる値段になった。勿論、手軽に手が出ないほどの価格ではないが腹持ちから考えると千数百円はちょっと高く感じる。美味しいけど昼食にざる一枚とは行かず、どうしても種物を大盛りで注文すると千数百円になるのだ。尤、昔の上司は恰幅が良く昼はダイエットだとザル一枚で我慢しておられた。
しかしまあ、盛り蕎麦ほど簡明でおいしい献立はない気がする。しかしだからといって作るのが簡単ではないところが和食の奥深いところだろう。