将棋ファン意外にはあまり知られていないかも知れないが、今の日本将棋連盟の会長は佐藤康光さんだ。
会長に選ばれた当初、佐藤康光さんは大変な時に荷が重いのではと思ったのだが、日が経つにつれ良い人を会長に選んだと思うようになった。役職が人を作るとは言うが元々全くないものが出てくることもなさそうで、どこかに長としての風格や能力の芽があったのだろうと思う。佐藤さんのステイホームに将棋をという挨拶がある。何とも味があり、これからも将棋界は大丈夫で頑張れそうな感じがする。会長になってから成績が落ちていないし、外連味がなく常識があり落ち着いておられ、十年やって欲しい。
据わりは日本的な感覚だろうか、そうでもなさそうだ。人間は独りでは生きてゆけない生物で社会を作るのだが、遺伝子か育ちか身に着けた能力か据わりの良い場所があるようだ。据わりの良い人を頭に据えた組織は生き延びてゆける感じがする。