駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

患者さんに頂く物

2008年10月31日 | 診療
 患者さんにはいろいろな物を頂く。若い時にはどこか潔癖で、何にせよできるだけお断りしていた。今でも前もって何かを頂くことは遠慮しているが、それ以外は有り難く受け取っている。というのはどんな患者さんにも同じように対したいという気持ちから、開業当初はお断りする方向で統一しようと努力してみたが、実はこれが大変手間が掛かるやりとりで、菓子折や果物を突っ返して、気を悪くされたり、淋しい思いをされる方もおられるのを知って、今では有り難く頂く方に統一している。もちろん、職員と分けている。新しい事務員にはそうしたお菓子や果物のお裾分けは新鮮な驚きのようで、嬉しそうに持って帰るのを見るのは楽しい。
 今日はとても嬉しい贈り物があった。立派な菊の花で、早速中庭に置いて飾っている。毎日一回水をやってください。枯れたら持ち帰りますとのことだ。笑いは百薬の長というが、美しい物を見たり聞いたりするのも薬になるに違いない。診察の合間に見るのが楽しみだ。
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