自民党総裁選挙がメディアを席巻している。自民党総裁が首相になる状況なので国民への情報は必要なのだが、メデイアは行き過ぎの感じがある。確かに誰が良さそうという人選び争いはお祭り的要素があり面白いので、視聴率優先のメディアと名前を売りたい候補の思惑が一致して、現在の状況が生まれていると理解される。そうであれば、国民全体の意向というものが、この選挙に某かの影響を与えられるような報道をするのがジャーナリズムの仕事と申し上げたい。
各候補色々主張の違いはあるようだが、政治的には脱安倍脱長老が出来るかどうかが総裁選の肝で、有り体に言えば河野VS高市が実相なのだ。その行方の鍵を握るのが大変失礼ながら頼りない岸田さんという構図と見ている(PS:NHKの日曜討論を見て野田さんは肝っ玉が据わっている、高市さんは貓かぶりと感じた)。
この自民党総裁戦の盛り上がりで霞んでいるのが立憲民主党で、一体何をしているんだろう。枝野さんは学級委員は出来ても首相は難しいという印象が拭えない。
日本の政治家は世界というか地球の危機を分かっておられるだろうか、週間勝ち馬ばかり読んでいては、国民を救えないと声高に申し上げたい。