マイコプラズマ、新型コロナ、インフルエンザに今度はHMPV(Human MetaPneumoVirus)なるものが加わりそうだ。又も中国発で観光買い物で押し寄せる中国人が運んでくる。既に東京あたりではチラホラ出ているらしい。重症化する率はさほど高くないようだが、医学情報がまだ不十分で対応が手間取りそうだ。新しいウイルスではなくパニックになる必要はない。
こうした感染症の流行に太刀打ちする薬が品不足で、前線の医療機関は苦慮している。咳止めや去痰剤が足りないのだ。なぜもっと大きな社会問題にならないのか不思議なのだが、使い慣れない薬で対応しているのが現状だ。薬局も薬確保に、つまり取り合いに負けないように、苦労していると聞く。製剤メーカーも薬価が安くほとんど利益が出ない薬のせいか、増産が追い付かないらしい。皮肉なことに感染症の流行は増産が追い付いた頃には収まる傾向があるので、増産も及び腰なのかもしれない。
我らが不満の冬ではなく、不安な冬になってきた。