昔、相撲取りを、年一場所だったのか、一年を十日で暮らす良い男と言ったらしい、今は一場所十五日の九十日の激闘なので大変と思う。
昨日はなぜか患者さんが異常に少なく、私が診療したのはたった八人。今や勤務医なのでこんなんで給料貰っていいんだろうか、医療最前線で働いているのは確かなのだが、こんなんで拍手を貰っていいんだろうかと申し訳ない気がした。
街中の医院では新型コロナに感染するリスクは一般の方に比べれば高いかも知れないが、救急外来や入院患者の居る病院に比べたらさほどのものではない。大変ですねと言われると面映ゆい。心得というか覚悟というか、清潔でない処置は日常なので、殆ど負担に感じていない。
先日から、発熱患者は駐車場の一角を小さく囲いそこで診療するようにしている。臨床経験が生かせると感じている。もう少し街中の医者の判断を尊重して欲しい。我々の感じる何だかおかしいはそれなりの意味がある。厚労省は開業医を信用しない病から未だ脱却できていないらしい。