半世紀前は街角にラーメン餃子レバニラ天津飯の中華の店があり、ところどころに寿司屋うなぎ屋があったものだ。ところが吉野家を嚆矢とする外食チェーン店が徐々に全国展開を始め、二十一世紀には個人外食店は淘汰され始めた。
外食する人の数はむしろ増えていると観察するが、それを賄うのは圧倒的にチェーン店になった。チェーン店の価格を小規模の個人経営の店で提供するのは難しいようで、たとえ四、五軒二十キロ四方でも連携する店が増えた。勿論、全く自立した洋食屋や中華の店はあるが、特色がありやや高価な店が殆んどだ。
庶民は中々厳しくチェーン店も味メニュー値段に熟慮工夫を怠らないようで、ちょっと売れ筋のカレーシリーズが直ぐ行き渡ったのはご同慶の至りだ。個人的にはカレーはすき家がお勧めだ。写真はこだわりシェフの洋食店のオムライス。