駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

陰る世界

2012年07月03日 | 世の中

    

 これから佳境のはずなのだが、ナダル 錦織 シャラポア が消えて私のウインブルドンは陰ってしまった。贔屓の選手が居ないのは寂しい。

 民主党が分裂した。一体どれくらいの人が分裂の意味をきちんと掘り下げて考えているだろう。既得権の走狗、マスコミの貼り付けるレッテルで分かった気になるのは恐ろしいことだ。もう一度森永卓郎の「庶民の知らないデフレの真実」角川SSC新書を紹介しておきたい。見逃されがちな視点に気付かせてくれるだろう。

 物事をいろいろな角度から見ることのできる柔軟性と自分の頭で考えることのできる自立力が、危機には必要だと思う。

 患者は簡単に風邪と言う。医者もこともなげに風邪と言うように見えるけれども、風邪と思うから風邪と言っているわけでも風邪が都合が良いから風邪と言っているわけでもない。必ず客観的な根拠がある。

 総理大臣の地位にある者が取れる責任などたかが知れている。失われた財産と命の責任を野田さんは取りようがない。重大な決断には正当な手続きを踏んでおく必要がある。約束を違える時は選挙で民意を問うことだ。

 シャラポアは美しい。そういえばフェデラーもナダルも美しい。美しい者は強いのか、強い者が美しいのか。優れる者は美しい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 酒煙草の申告 | トップ | 握り鮨の謎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世の中」カテゴリの最新記事