駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

梅雨明けはいつ?

2020年07月20日 | 世の中

             

 

 今朝一年振りに蝉の声を聞いた。久しぶりに二日連続で青空が見えたので蝉は梅雨が明けたと勘違いしたのだろう。快晴ではないが、連続で日差しを浴びられたのは嬉しい。長雨がもう一ヶ月近く続くが一体いつ梅雨が明けるのだろう?。

 デイブスペクターによれば go to taravel ではなく go  to  trable  だそうだが、旅行は東京外しとなった。本当は首都圏を避けた方が良さそうだ。いつもは連休だと東京や京都に出かけるのだが今回は予定が立たず、巣ごもりになりそうだ。旅行で新型コロナを拾う可能性は千分の一くらいと思うが、自分だけのことでないので二の足を踏んでしまう。デイブにベリーベリージャパニーズと言われてしまうかも知れない。そういうデイブも既に半分以上日本人で、アメリカには戻れない体質なっていると推測する。逆に日本には戻りにくい体質になっている諸外国長期在留の日本人の方も多いだろう。

 日本に限らないと思うが新型コロナで社会変化が加速した。生きている間に世界(自然と社会)が変わるのを目の当たりにするとは、七十過ぎて驚くことばかりだ。昭和、平成、令和と生きたのだからありうることか、明治大正昭和を生きた親父も似たような感慨を持っていたかもしれない。

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どちらにも申し上げたい

2020年07月19日 | 政治経済

           

 

 立憲民主党と国民民主党の再合流の動きがある。弱小野党が合流するのは大いに結構と思うが、この期に及んで党名で揉めている。立憲民主党を譲らない気持ちも分かる。苦労して守ってきた旗印、変えてなるものかという思いはあるだろう。党名は民主的に出来れば新しい党名の元、清新な気持ちでという国民民主党の気持ちも分かる。

 しかしここで揉めてどうする。自分が正しいまでは良いが自分だけが正しいになるとおかしくなる。二階方式は数さえ増えれば権益さえ守れればでと融通無碍過ぎるが、政治の一面の真実を教えている。二階から目薬をほんの一二滴さしてもらい、漸進出来れば由しとすべきだ。

 合成民主党はどうか、皮肉られる名前と思うがそれをいなすのが政治家の力量。名前の印象は実績で変わる。枝野さんは優れた人と思うが、首領の雰囲気が乏しい。福山は仏頂面がいけない、維新の挑発に乗るようでは駄目、おやそうかねと笑い飛ばせれば一皮むける。玉木さんは真っ当な感じがするが未だ弱い。平野さんは縁の下の力持ちになれる人、頑張りどころだ。野党に申し上げたいのは政治に人気は欠かせないということだ。

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可愛いと得?だなあ

2020年07月18日 | 世の中

              

               

 

 当医院は伝統的に十人並み以上の看護師に恵まれてきた。三十台と五十台が一人後は四十台の五人体制だが、今は波風が治まり仲良く働けているようだ。正統派の美人は居ないが、可愛い感じの女性が多く、採血する時などおじさん患者との会話が弾む。診察室まで微かに、血管が細くて申し訳ないとか・・だよねとか言う会話が聞こえてくる。一寸癪なのは私の前ではぶすっとしていた親父が嬉しそうに話している声が聞こえることだ。確かに六十七十の中高年には四十台の女性は若く感じられ、普段一寸可愛いそうした女性と話す機会も少ないだろうから、ボルテージも上がるようだ。

 採血はいつも上手く行くとは限らず二回針を刺したりする場合もあるが、ごめんなさいねと可愛い声で言われるといつも取りにくいんだよと却って恐縮したりしている。勿論、感じが良い優しいと言う事もあるだろうが、可愛いのが効いているようだ。

 私もたまに看護師に先生はお婆さんに人気がありますねなどと言われるが、有り難いことだが八十台の女性に人気があってもねと後期高齢女性には申し訳ない答えをしてしまう。

 いづれにしても良い感じを与え、好ましく思って戴けるのは医療者にとって嬉しいことだ。

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人間の可能性を広げる

2020年07月17日 | 趣味

            

 

 藤井聡太が現在将棋界第一人者の渡辺明を破り棋聖を獲得した。最年少でのタイトル保持となる。一体何処まで強いのかというのが正直な感想で、コンピュータに負けるようになった人間もまだまだ強くなれるのを教えてくれた気がする。

 正しい分析かどうか不明だが渡辺はと金を消すか、金を消すかすべきだった。挟撃体制を築かれたために守り駒が生きず却って邪魔になってしまった。藤井は読みは勿論だが、大きな戦略性でも優れているように思った。

 人間が百メートル九秒の壁を破るのは不可能と思えるが、藤井聡太を見ていると天才は人間の限界を広げることが出来る人物のような気がしてくる。凡人は天才の芽を摘まないようにしたい。凡人でも天才を伸ばすことは出来ると思う。

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在野の秀論を傾聴

2020年07月16日 | 世の中

                 

 

 藻谷浩介氏が県別コロナの感染者数の差は何を意味するかという解説を書いておられる。一部を引用させて戴くと、台湾が成功したのと同じく、「そもそも第1波の発生をブロックした」と評価できる地域Aと、いったん感染拡大の危機に瀕(ひん)しながらも抑え込みに成功した中国と同じく、第1波を早々に抑え込み、6月末以降もそのままの状態を維持している地域Bがあり、そして首都圏京阪神など感染が押さえ切れていない地域の三群に分けられると指摘されている。(これはすべて公表されているデータに基づいた分析だ)。

 A(台湾と同レベル)=青森、岩手、秋田、静岡、三重、鳥取、岡山、山口、徳島、香川、長崎、熊本、宮崎

 B(中国と同レベル)=宮城、山形、福島、新潟、長野、愛知、滋賀、奈良、和歌山、島根、広島、愛媛、佐賀、大分

 これはほんのさわりでもっと決め細かく深いユニークな分析をされている。

 異論もあるだろうが、地域の特性現実を考慮せずに一律のコロナ対策で対応するのは無理があるのが見えてくる。

 上昌弘氏は 私は第2波が来ていると考えています。4月の「新型コロナ受診相談窓口相談」数の最大は2700件ですが、現在の検査数と「新型コロナ受診相談窓口相談」数の合計と変わらないからです。「コロナ疑い」の数は既に4月並みです。

 どうすればいいのでしょうかに、とにかくPCR検査の拡大しかありません。検査もしないと何も分からないからです。米国は1日500万件の検査を掲げています。中国は人口2000万人の北京市で感染が起きた時、800万人にPCR検査をしました。日本は今、1日2万件弱で、東京はおそらく、1日2000件ほど。800万件と数万件ではケタが違います。ドイツは3月時点では日本と同様、1日1万件程度の検査体制でしたが、今は1日約18万件です。と答え、原因と対策も挙げておられる。

 データが不十分な現状では十分な対策も出て来ないのが見えてくる。

 十分なデータに基づいた個別の対策をという私と似た考えの方がおられるので我田引水かもしれない形で申し訳ないが、引用させて戴いた。私と同様の考えの医療関係者は多いと確信している。ネットの記事だから官邸でも読めるし読まれているはずと推測するのだが、聞きたくないものは聞こえない?。

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