大畑小目名にある標高131.5mの小山である。
小目名集落内でひときわ目立つ鳥居から登る。この神社は、「山の神-大山祗神社」と称する。
神社の由来書きには、1684年に「山の神-大山祗神社」を祀り、翌年に観世音を勧請し「小目名観世音」と称した。
明治の神仏分離で「大山祗神社」に改名したとある。
しかし、奥の院には今でも観世音菩薩が祀ってあり、そっち方面の知識がまったくないものにはチンプンカンプンである。
ともあれ、コンクリート製の階段を登るとすぐに本殿となる。裏側に山頂に続く道があり、10分ほどで奥の院である。
(地元の方にどれが観音様なのか聞いたがすっかり忘れてしまった)
山頂近くで、参道の整備をしているおばちゃん二人に話しかけると、来週の土日が祭とのことだ。山の神を祀っているのに、女人禁制ではないらしい。奥の院では男性二人が掃除の最中だ。
由来書の「羽色山」の場所を確認すると、「葉色沢」の左岸一帯の林班を指すとのことだった。すっかり納得して、帰りは広い西側の道を下る。
集落西端の神社に出て、集落内をゆっくりと歩き、車へ。30分の歩きだったが、神聖な気持ちになることが出来た。
時間が早いので、近くの、三角点「長根」「関根橋」を目指し車を移動した。
長根の取り付きは分かりにくいが、無理やり尾根に向かうと、現れる。あとは尾根を外さない様に心がけてゆけば、良いだけである。
「長根」を見つけることは出来なかったが「関根橋」は尾根上にはっきりと、見つけることが出来た。
帰りに藪から田んぼへ突然出たので、近くで作業していた方に、クマと間違われた。
前にも一度、鎌を向けられたことがある。
山登りで一番怖いのは、クマでもススメバチでもなく人間だ。