京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

とくさ

2012-12-29 18:43:04 | 気になるコト
仕事納めで、大掃除の締めを迎えました。

いつにも増して、いつ終わるともしれない
一日で・・。(笑)
これも、健やかな新年を迎えるためだと思うと、
やり遂げられますね。
・・というか、やり遂げないと、帰れない。(笑)

掃除の途中、こんなものが出てきました。
 
とくさ です。

『 表皮細胞の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化し、
  砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、
砥草の名がある 』

『 茎は煮て乾燥させたものを
  紙ヤスリのようにして研磨の用途に使う。
  現代でも高級なつげぐしの歯や漆器の木地加工、
  木製品の作業工程などの磨き仕上げる工程に使用されている 』

『 クラリネットなどのリード楽器の
  竹製リードを磨いて調整するのにもトクサが用いられる 』

と、言う用途があるので、
朝日焼のそこかしこの引き出しにも
潜んでおるのです(笑)

生えているときの形は

これ。

日本庭園風のお庭には、
結構生えているんではないかと・・。

昔、何かの番組で、
海外でバイオリンを作ってらっしゃる日本人の方が、
「 昔の名器を、今作るには
  昔から使われている、植物等で磨いていたんだと思う・・」
と、トクサや朴葉( ほおば )
( 葉っぱの上にみそ、お肉などを置いて焼く
  朴葉焼が有名ですね(笑))
で、磨いてらっしゃるのを見ました。

昔から脈々と受け継がれているものは、
なるほど、今でも十分使えるのだなと、感心しきり。

この年末、私たちも今一度
周りを見直して、
活かさないと勿体ないですね。

きょうは、そんな見直し日でした(笑)
コメント
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