京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

乾燥室のお話

2021-04-04 12:53:36 | 気になるコト
今日は、少々荒っぽい作業のお話。
日頃、作った器は自然乾燥させ、
800度で素焼きされ、釉薬をかける・・
という工程で進んでいくのですが、
どうしても、時短の必要がある・・!
もしくは芯までしっかり乾かしたい。

そんな時、荒療治する場所がここ。

乾燥室。

ライトを強烈にあて、
ホッカホカにして内側の水分を
ぎゅんぎゅん蒸発させるのです。

大物など、外側は乾いているのに
内側にはまだ水分を保有している。
なんていう時に使います。
なぜなら、あま乾きで素焼きすると
爆発する恐れがあるのです。。!
怖い~!!

覗いてみましょう。

眩しっ。


どれどれ。。


ふんふん。

どうやらこの時は、
大物の乾燥に使っていたようです。
しっかり乾かして素焼きに入れましょ。
電気代・・は考えたくないですね(笑)
水を使う作業場には、
「乾かす」というひと工程は重要。
だと思います。
人間も、お風呂上りにビッチャビチャでは
何かと不自由だもんねー。

もちろん、荒療治するときも、
ある程度乾いてから入れないと、
切れます(割れます)。難しいー。

今日も我々は、
水分保持&乾燥と戦っており、
その後には、素焼き、施釉、窯焚きの
3大戦いも控えております。
4月末納期、恐ろしい戦いだ・・!
頑張るしかないー(笑)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n29f3c178699f
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