京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

サン板 ( さんいた )

2012-10-23 23:01:51 | 気になるコト
作品を乗せて運ぶ板を
『 サン板 』 と呼びます。

ちょっと調べてみたのですが、
由来は。。。。。(笑)
サン( 棚 )の間に差すからかなぁと、考えてみて
「 さん 」で検索をしても、出てこない。。
・・なんせ、サン板と呼びます(笑)



京都では、狭い工房が多く短いサン板が主流だが、
余所へ行くと、と~っても長い サン板 が使われているとか。。

実際、九州 は 福岡、小石原( こいしわら )の
友人の実家へ遊びに行かせていただいた折、
お父さんや おじいちゃんが
水挽き( みずびき )( ロクロを使い、作品を作る作業の事 )
をしている傍らの壁に、小さな穴が開き、
長~い板が外へ突き出ておりました。

作品を、部屋の中にある板の端から乗せ、
どんどん前へスライドさせて、作品を乗せていくという塩梅。

長~い板を、肩に乗せ、のっし のっし と歩く姿は
「 超かっこイイ~! 」でした。(笑)

これは、工房長の歩く姿。

立ち止まると、こんな感じ。

片手で、バランスを取って持ちます。

さん(?)の間に差し込んだら、
運ぶのが終了~。

コレ、作品を 「 ひょいっ 」 と取られたり、
何かのはずみで作品が落ちたりすると、
たちまちバランスが崩れ、全部落とすことになり兼ねないんですよ~

一つのために、全部がパァ・・(汗;)

怖すぎるので、花を愛でて落ち着きましょう(笑)

桔梗(ききょう)

全部パァ。。夢に見ますよ。
マジで。(笑)
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棚組 ( たなぐみ )

2012-10-21 21:44:58 | 作陶館日記
棚組をしました。

文字通り、棚を組んでおくのです。

23日ぐらいから窯詰めが始まるのですが、
横から棚の間にスライドをさせて、
お茶碗などを入れていくのですね~。

まずは

こんな感じ。一段づつ組みます。


このツク ( つっかえ棒 )、
年季が入っているでしょ~?

私が朝日焼きにお世話になって、20年 ( ワオ!(笑))。
その時、すでにこんな いぶし銀 の様でした(笑)
窯に入れられ、薪の灰をかぶり
表面が釉薬化したもので覆われ、
それを削り落とし、また窯道具として使われ・・

まさに、職人(笑)
これなしでは登り窯は成り立ちません

次は、窯詰め直後の写真も撮っておきますね。

おまけ

下の部屋から炎が通り、
次の間へといく、穴。
隣の棚組の光が漏れております。


この穴は、
温度がどれくらいになっているか等を調べる、
「 ゼーゲルコーン 」という、温度計のような物を見る場所。
この写真もまた今度・・。

さぁ、窯本番まで後わずか。
今週もキリキリと気張りますか~!
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準備

2012-10-19 22:27:30 | 作陶館日記
準備が進んでおります。コレ
 

運んで、割って、積み上げて・・。
時にはこんな作業も


大方は、機械で割るのですが、
細かい出っ張りなどを直すときには、ナタで。

私も機械が導入される前に、
このナタを一日ふるって割っていましたっけね・・。
道理で、力 コブが出るはずデス。。はい(笑)

薪をちょっぴりだけ運びました。


そして、登り窯の横で釉掛け。

着々と進んでおります。

先日の夕焼け
 
燃えるような とはこの事。

そして、華やかなお花をいただきました。

その名も、『 デュランタ・宝塚 』 !
華やかでしょ~?

私のお腹は食欲の・・

クリ!

着々と。。ね。(笑)



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見本

2012-10-16 21:52:00 | 作陶館日記
見本つくりを時々します。
というか、『 いつかこんなのが教室の課題になったらなぁ~ 』と、
形を思いついたら、忘れないうちに作ります(笑)

今回思いついたのは、

このお皿。6寸( 約18センチ )

スジがザーッと入っております。

まずは、作って~


高台( お皿の裏 )を削り、
スジを入れて~


端まで入れて~


乾かした後、白い化粧土を筋に入れ、
窯で焼く・・。簡単です(笑)

この他、最近では、焼酎や泡盛を注ぐ
『 チョガ 』を作ってみました。
・・難しかったです

毎回 毎回、採用!とはいきませんが、
ハッと思いつくのを、実際に形にしてみるのも、面白い作業です。

毎回考えなきゃ。となると、脂汗がタラリ タラリと出るんですが。。(笑)

皆さんも、こんなん作りたいワ という
作品がありましたら、そっと耳打ちしてください。

私が思いつきました!という顔をして、
見本を作りますので~(笑)

耳打ち、お待ちしております。

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花便り 続き

2012-10-14 22:50:06 | 気になるコト

花便りのお花たち、
名前を教えていただいたので付け足しをいたしますネ。

「 何かの赤い実(笑)」は、
『 数珠珊瑚 ( じゅずさんご )』

やや後ろで可憐に咲いている紫色の花は
『 関谷の秋丁子 ( せきやの あきちょうじ )』
だそうですヨ~。

これで、次に見かけた時、
「 あ、あれは○○ね 」と言えたら、
恰好いいんですけれども~(笑)

少しずつ、覚えていきま~す。
教えてくださって、ありがとうございました!

そして、、驚きの出来事。
コレ。

カメ (笑)

朝日焼きと、お迎えのお茶屋さんの駐車場にて。
悠々と歩いていたそうです。

朝日焼き周辺は、川の横ということで、
昔から カメ が道を歩いている。。
なんていう光景を何度か見ておりましたが(笑)

若奥さんから「 カメ、スクープです!」(笑)と、
知らせをもらって、駆け付けました。
( 私が行ったときには、もう川に返されておりましたが。。(泣))

昔は、カメ の背中に家族などの名前を書いて川に戻すと
長寿で元気!と言われていたので、
チョイ チョイ 名前を背負っている カメ を見かけておりました。

私も、次に川に返す機会があったら、
書いてみよう・・!と思っていたりして(笑)

カメ が見れた貴方は、超ラッキー!(笑)
コメント (2)
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