京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

ロクロ体験

2023-01-21 15:25:08 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、いとこ?はとこ?夫婦が
ロクロ体験に来てくれたというお話です。

身内が来るのって、恥ずかしいね。
どんな顔して説明していいのか
距離に悩む(笑)

いつもオチャラけているので、
大して変わらないのですが、、
ねぇ?
やっぱり恥ずかしいじゃん? (笑)

小さい頃ボーイッシュだった子が
いつの間にか可愛い大人女子になって、
素敵な御主人も見つけちゃって、
可愛らしいチビちゃん達までいて、
シッカリした母になっちゃって。

私の方がグダグダ母ちゃんです。。

そんなことは置いといて。
ロクロ体験です。



「わー気持ちいい!」と、
2人とも楽しんでくれて嬉しかったです。


手さばき、鮮やか。
2人とも上手だったから
「もう教えることは何もない。。ふおっふお」
と言う、仙人の境地。
(仙人って名乗るの厚かましいって?
イイジャンよ~。せめてこの場だけでも~)

そんなことで、
彼らの家で、この日作った器が
楽しく使われていると嬉しいな。
チビちゃん達が揃って「夏の宿題」で
来てくれる日を待ってるよ~。
でも、一族全員で来たら・・
・・うん、面白いだろうな(笑)

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

ロクロ体験|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

こんにちは。 今日は、いとこ?はとこ?夫婦が ロクロ体験に来てくれたというお話です。 身内が来るのって、恥ずかしいね。 どんな顔して説明していいのか 距離に悩む(笑...

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大寒

2023-01-20 15:43:17 | 気になるコト
こんにちは。
今日は大寒です。寒いです。
でも、日中の日差しは暖かい・・。
今日のお話は、少し前のとても寒い時に
書こうと温めていた話題・・。
でもそれをバラしちゃうと今日の話が
書けないので、寒い事にしておきます(笑)

本題の始まり始まり~。

今日は寒いですね。
寒すぎると、粘土に含まれている
水分までもが凍って結晶が出る。

写真のような結晶が出て凍っている
粘土は初めて見ました。

蹲(つくばい)に氷が張っているのや
粘土の泥水の水分が凍っているのは
何度か見かけていましたが・・
結晶よ?!もう一回見る?


近すぎてボケちゃっていますね。


ピシピシ凍った感アリアリ
「雪が結晶なんだよ」と言うのは
学校で習いますが、氷もこのように
結晶のようになるのって、初めて知りました。

この時の粘土は、ひびが入り、
その隙間に吹き出ている水分も
粒になって凍っていました。

こんな粘土を触って、土練機通しとか
イヤすぎるんですけれども・・。
幸い、私がする作業じゃなかった~(オイ
指が凍るわ。マジで。
文句言い倒すわ(笑)

次の日に、別のスタッフが
土練機通ししておりました。
氷が解けていてよかったね。
(他人事感ひどい)笑

大寒、頑張って乗り越えましょうね。
少しずつ、本当に少しずつ
日が長くなってきていますもの。
春は来ています。まだ少し遠いけど(笑)


夕方5時で
少し夕焼けが残りだしました。

日中の光も少し柔らかい。


しかしまだまだ。
雪だるまもカマクラで暖を取るヨ!(笑)

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

大寒|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

こんにちは。 今日は大寒です。寒いです。 でも、日中の日差しは暖かい・・。 今日のお話は、少し前のとても寒い時に 書こうと温めていた話題・・。 でもそれをバラしちゃう...

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窯詰め

2023-01-19 15:39:57 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は窯詰めのお話。

朝日焼は、「御本手(ごほんて)」と
呼ばれる焼き方の器を作るのが特徴です。

その、御本手ってどうやってすんの?と、
質問を頂きますが、お答えしましょう。
あ、他所で自信満々に言ってはいけませんよ?
私のうっすい知識ですからね?

一回、ウェブ先生に聞いてみますね・・。
先生~!!!

”土の素地の成分が焼成中に酸化し発色したもので、
土の成分や釉薬など様々な条件によって表れます。
使っているうちに色が変わることもなく、
害はないため、安心してご使用ください。

もともと「御本手」とはお手本のこと。
桃山時代から江戸時代にかけて
日本からの注文でお手本を送って
朝鮮で焼かせていた茶碗のことを
御本茶碗と呼んでいたことからきています。

(ネット上で拾ってきた画像です)
ピンクやオレンジ色に部分的に
斑点のように変化するもので、
御本手のあらわれる器を御本茶碗と呼び、
古くから多くの茶人に親しまれてきました”

へ~。(オイ

えっと、焼き方としては、
窯の中の雰囲気(様子)を、
ガスの供給と空気の取入れのバランスを変え、
徐々に空気(供給)を少なくしていき、
土に含まれる空気までも
炎が燃える燃料にするように焼く、
イメージで言うと、マイナス側に傾けます。
コレが還元(かんげん)。

そこからある一定の温度になった時、
ガスの供給を一気に減らし、
空気を取り入れて燃えやすくなる
状態に戻す。(イメージはプラス)
(これは酸化(さんか))

その狭間で、器ちゃんが
「え?え?? 私、(顔色的に)
青くなっていいの?それとも黄色く??」
と、迷いが出て、慌てふためきます。

その結果、斑点がでるのと、
青っぽい部分と、黄色が混ざった
オレンジぽい色の部分とが器に現れる。
という感じ。

どうですか?
うっすい説明、わかりやすかった?
え?無理?分からんって?
それなら私も
(これ以上の説明は)無理~(笑)

そんなこんなで、窯詰めの時は、
器と棚板の間に
イイ感じの隙間を作ってあげて、
炎が通りやすくなるようにしたり、
同じような器同士を入れる時、
高低差をつけてあげて
同じ高さにならない様にするなど、
工夫をします。
(炎がまんべんなく通ると、
還元から酸化へと変える時、
色の変化が付きやすい。と思っております)
一応、頭を使っているんだゾ(笑)



窯詰めの
シュミレーションをしています。
ウソです。眺めているだけ。
写真のつぶやきは大げさですが、
作品達を見た時に、この器は背が高いから、
これらと一緒に詰めて高低差をつけようかななど、
少し考えて詰めております。

効率よく詰めないと勿体ないですものね。
積み木をイイ感じに詰めていくイメージ。
キッチリ組まないと、収まりきらない
積み木の箱みたいな・・?

そんなことを、毎回繰り返しております。
意外にやるじゃん。と思った、そこの貴方!
ほめてエエんやで~?(笑)

そんなことで今日はお終い。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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花器

2023-01-18 15:25:20 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、花器のお話。
「花器」は、普通にお花を生けるものと、
生け花(華道)を習っている方々が使用する
大きい物と、認識の幅が広いですが、
今回は「華道に使う」花器のお話です。


写真は、作っている最中の花を入れる部分。
ココからふちを立ち上げて、
足をつけて・・と、かなり大変な作業
設計図がありましたが中々な大きさ。
全長40~50センチの長さで、
幅は20センチぐらい?
(笹の葉のようなイメージ)
足は(設計図によれば)15センチ。

そもそも、生け華展会場で
花をより美しく見せるための器なので
大きいい方がいいようで・・。
華展を見に行くと、出口のところに
大きな花器が売られていたりします。
素直に「でっけー」っと思いますもの。

家に何個もあったら困るけれども、
毎回、同じものでもねぇ・・という所。
パーチー(笑)も、毎回同じドレスや
お着物ではねぇ・・という感じかな。
(行く機会はありませんけれどもね)

そして、彼女は日本に住んでいる
香港出身の女の子。英語が堪能。
我々、英語って・・?はて?
という塩梅。
彼女は、日本に住んでいるので、
会うたびに日本語が上手になっていますが、
英語の方が細かい所が伝えられる。
お互いジレンマ―。


携帯の翻訳ツールで書いた文章を
読んでもらっている場面。

こういう時に青い狸みたいなネコ型ロボが
「ほんにゃくコンニャクー」的な物とか、
「暗記パンー」を持ってきてくれ。って、
本当に思います。夢の道具くれ!(笑)

今、彼女の花器は乾かして素焼き待ち。
2月中旬の生け華展に使うそうなので
焼きあがるまでの記事を、また書きますね。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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釉薬かけ

2023-01-17 16:18:52 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は釉薬をかけるお話です。
朝日焼の「御本手(ごほんて)」は、
焼けると透明になる薬を使っています。

焼くときに、空気を沢山入れて焼く焼き方と
少なくする焼き方の両方を取って
朝日焼の特徴である「御本手」の
斑点を引き出します。
詳しくは窯詰めの時に書きますね。
忘れなかったら・・・・(笑)

さて、釉薬掛けのお話です。
釉薬をかける前、必ずすることは
「チリ払い」という、昔ながらの
ハタキを使って、器の表面に着く
ホコリ(粘土のカスや軍手についている
ホコリなど諸々)をハタキがけして
取り除くことです。


hataki(笑)


100個あったら、100個ハタキ掛け。
真冬にぐい飲みなどの小さい物が
100個あってごらんなさい。
寒さで指千切れるで(大げさ)笑


なぜハタキ掛けをするかというと、
器の表面にホコリの幕があると、
釉薬をはじいてしまい、
そこだけ地肌が露出・・あるいは、
釉薬が掛っているように見えて、
内緒で地肌との間に隙間を作っており、
焼くときにズルリと釉薬ごと剥がれて
結果、地肌がペロ―ん。なんてね。

ホント、いたずら心が過ぎるー。
「ホントは釉薬が掛かってへんの内緒やで」
いうて、隙間を開けてるんやもん
「テヘペロ★ゴメンね?」
では済まされん。プンスコ。

美しく焼けているのに、
口元に釉薬剥がれがあると、
商品なら、それはハネられる。
お客様にも、美しい器を渡したいのに
「釉薬剥がれちゃったメンゴ」なんていう
事は悲しすぎるし、ダメー。


なので、指が千切れようと(千切れません)
器があれば、あるだけ塵を払わなくてなりません。
中には、「どう見てもコレ、細くて薄くて
勢いよく当てたら割れちゃいますよね?」
みたいな作品もあります。
そんな時も、そっと、本当に、そっと
ハタキ掛けをします。
もしくは、筆で個別に器を撫ぜて
ついているであろうチリを落とします。

ん?時々割ることもあるのかって?
・・・・・聞くな。(笑)
それではまた明日!
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note

釉薬かけ|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

こんにちは。 今日は釉薬をかけるお話です。 朝日焼の「御本手(ごほんて)」は、 焼けると透明になる薬を使っています。 焼くときに、空気を沢山入れて焼く焼き方と 少な...

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