京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

ひょうたん

2023-10-26 15:35:46 | 気になるコト
こんにちは。
今日は陶芸話お休み。
今日は、以前、ヒョウタンを作っていた
朝日焼きの店主が[「器にしよう!」と、
頑張っていたその途中のお話です。

ヒョウタンの器は、中身を腐らせて出し、
外側だけの皮にして、堅くなるまで乾燥させ、
艶出しの何かを塗って補強したらいい・・と、
ザックリは作り方を知っていますが、
実際には作ったことはない。
(ヘチマタワシもない)

瓢箪、ワクワクして待っていたのですが、
案外難しいらしく、、
気が付いた時にはこうなっていたそう..


なんか腐っちゃってる。
合っているのか、間違っているのか分からない。
が、ぐずぐずになって来たそうなので、
残念ながら失敗だったようです・・


イイ形なだけに残念。
記事を書くに当たり、
「ヒョウタン・器」で検索を掛けたら、
出てきたブログ。
なるほどなるほど~と読みました。

うっかり植えられたひょうたんで徳利を作ってみる

概念としては知っているけれど、実際に使っている人を見たことがない存在。それがひょうたんの徳利。偶然にも畑で育ったので作ってみた。 (玉置標本)

デイリーポータルZ

 


やはり途中、超臭かったそう。
そりゃ、腐らせるんだもんね。
発酵臭も相まって相当だと思う。
このブログの瓢箪は、液体を入れるのをあきらめ、
粉もの(塩や調味料)入れに
落ち着いたようですが、
いつかはやってみたいですよね~。

そんなお話でした。
あ、元々、ヒョウタンは、お店で
グリーンカーテンとして植えていたんです。
同じ何かを植えるなら、
実のなる物がいいよね~!って。
来年の夏も何か面白いものを
植えてくれないかな~。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.


作り方通りだったはずなんだけれどもな~。
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三彩

2023-10-25 15:30:12 | 作陶館日記
こんにちは。
今日は、陶芸のお話です。
お待たせいたしました?

今、教室で進んでいるプログラムの中に、
三彩があります。

(いや分からんて)

三彩とは・・
「いわゆる唐三彩は
唐代の陶器の上の釉薬の色を指し、
中でもクリーム色・緑・白の三色の組み合わせ、
或いは緑・赤褐色・藍の三色の組み合わせを
主としていることから三彩と称されている。」


キプロスの三彩壺(14世紀)
ウィキ先生より
三彩の技法は、
まず、白化粧を施したツボに、
釉薬を掛けて焼き、
(三彩が美しく見えるように、
生地を白くします)その後、
上絵具を載せてもう一度焼く。です。


真っ白壺


流れるように、コッテコテに
緑の釉薬と黄色の釉薬を乗せます。
美しく発色し、流れるようにするならば、
やや厚い目に塗ったほうが良いです。
というか、薄く塗り辛い。
(黒いマジックで当ては着けられるので、
場所を間違う心配は少ないです)


美しい~。

黄色の三彩用上絵具が少し流れて
美しいですね。
黄色と緑の釉薬が流れて
美しく混じって見えるなんて、
三彩冥利に尽きるというところか。


窯を2回焼くひと手間がいる技法
だからこそか、憧れますよね。
今日も窯場に彩りを添えてくれています。
皆様のお家に行ったら、
どんな場所で彩りを添えるのでしょうか?
楽しみです。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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嵯峨嵐山文華館

2023-10-24 16:12:45 | お出かけ
こんにてゃ。こんにちは。
今日は、文華館のお話です。

ポスターに載っている天狗がお出迎え。

この天狗、蜘蛛の巣をバックにしているんですよね~。
和製スパイダーマン??って、
解説にも書かれてありました。
って言うか、天狗って
人型の大きさだと思っていたのですが、
クモが大きい類の妖怪なのか、遠近法なのか、
はたまた天狗がコロボックルサイズなのか・・
謎の構図。(後で見せますね)

この会館は、百人一首の部屋があり、
江戸時代のや大正時代のカルタが
展示さてれおりました。


江戸時代のかるた
それぞれに、上の句と下の句しかないので、
お互いの知識がないと成り立たない。
難関・・!(笑)


あれ?こっちも下の句と上の句かな?
絵が今の百人一首と変わらない。
百人一首のカルタ大会も、
畳敷きの大広間で催されるそうです。
(今は、ここに広重の五十三次が展示されております)

その他、気になった展示物は・・


雪の中を歩く美女図

来ている着物の柄は、葛?
葛の季節は夏から秋にかけてだから・・
なんでしょうね?
でも、帯が蝋梅(ろうばい)っぽいな。
季節感、あってるのか。。?

重たくて冷たい牡丹雪の景色が
めっちゃ寒々しいよね~と感心した、
その絵の足元、、、裸足じゃーん!
玄猪(げんちょ)の頃までは、火鉢を出さず
タビも履かないので(衣替えがまだ)
(玄猪・・初冬(旧暦10月ごろ))
季節外れの突然の雪だったとか・・?
文芸員の方なら知ってるかも?
何せ、裸足にビックリしました。
昔の人の足、強い。。って(笑)

あとは、「外国人」という絵


腹、出てますね~。


中華圏の人ですね~
西洋人と中国人とが描かれた屏風。
うーん、分かりやすい。(?)

天狗の全貌です。

絶対、クモの巣に引っかかってるやん。。


喜撰法師(宇治に喜撰山があります)

この他は、東海道五十三次の絵が続きます。
そのお話はまた今度。
12月6日から1月8日まで、後期の展示があるので、
(今は前期で日本橋からの出発、
後期はきっと、三条大橋があるはずです)
後期も行きたいような、もういいかーと思うような。

明日の話題は・・陶芸の事、かな?
お楽しみに。また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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続・嵐山(福田美術館)

2023-10-23 16:07:01 | お出かけ
こんにちは。
今日もお出かけ話です。


福田美術館には、50年間行方不明だった
去年発見された芦雪(ろせつ)の
大黒様が展示されておりました。

あれかね?
どこかの引き出し入れたら忘れてて・・
「例の風邪で時間が持てたので、
色々ひっくり返して虫干しましょうか。
あったー!!!!」的な?(そんな訳ない)


紙一杯に描かれた大黒様。
大根と餅、鼠が沢山。福副しい。
ありがたやー!って感じの大きさ。


「もふ。もふもふもふん」
(訳「おれ、お腹いっぱいやねん」)

この寅の口のキュートな事!
絶対、何を喋っても
「もふもふ」しか聞こえない。(笑)

松尾芭蕉図もありました。

「おひょひょ~」っていうてるな。これは。

素っ頓狂な顔をしておりますが、
このお軸に書かれている句は、
「雪が美しく積もっている、
滑って転んでしまうかもしれないけれど、
行けるところまで雪見に行こう」(意訳)と
書いてあるそうです。
(絵と句を書いたのは、芭蕉に俳諧を学んだ
江守月居(えもりげっきょ))
・・弟子の真面目な絵だった!(笑)

後は、よくやったなーという絵。
三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)図。
(平安時代の和歌の名人の総称)

ぎゅうぎゅう。

数えたら、本当に36人いました。
何だか、遠近法的におかしい人もいますが、
ま、いっか。(笑)
左下当たりの姫、絶対描くの忘れてて
後から書き足しただろ。的な大きさ。

昨日の美術館の展示品一覧を
頂いてくるのを忘れたので、
チョッとあやふや話で申し訳ないですが、
面白さは変わりません(笑)


芦雪の、スッとこどっこい顔の
犬親子図。
お母さんヨコ座り。


赤い球はにおい袋だそうで、
お花と相まって、いい匂いがしそうです。

そんな感じかな。
この時点で、お腹がぐぅぐぅ言うております。
しかし、、嵯峨嵐山文華館が待っています。
次回以降へ続く。また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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嵐山にて

2023-10-22 21:25:56 | お出かけ
こんにちは。
今日は,京都は嵐山にて美術鑑賞をしてきた
お話です。いやぁ、秋の京都の観光地の
人混み、半端ないですね!
ごった返しておりましたよ。人で。


保津川横
(ここは人が少なめ)

日本人も多いし,諸外国の方々も沢山。
着物の着付けスタジオに勤めてる妹曰く,
海外の方は,嵐山に行くと、「竹林」と


有名な嵐山の竹林

嵐山モンキーパークへ行くと話してるそうです。
なんでも,野生の猿と近くで触れ合えるのは、
海外ではあまりないそうなので、奈良の鹿も
わざわざ見に行くそうです。
へ〜!

あ、観光の話ではありませんでした。
美術鑑賞です。



福田美術館と、嵯峨嵐山文華館との連携展示。

若冲(じゃくちゅう)や北斎、芦雪(ろせつ)などの
掛け軸の絵が展示され、
芦雪の、去年発見された大黒さんは、
ワーオ。と言う大きさ。(大らかさとも言えます)
(芦雪で有名な絵は、
きょとーんとした目の犬絵かな?)


(ぶっちゃけアホ顔)笑

広重の東海道五十三次も見られました。
(前期後期で展示変えあり。
今日見た分は、日本橋から四日市まででした)


福田美術館入り口のポスター

館内は写真を撮ってもよく,
見るのと読むのと(解説)、写真撮りで
忙しかったです。


「ねぇねぇ,あいつのあっちで釣ってる魚で
今夜一杯やりませんか?」


「ははは。虎よ、よく見ておきなさい。
仙人も十人十色ですよ」

とは、この屏風に描かれた仙人たちは
言ってはおりませんが、色々な場面の
屏風の物語を(勝手に)考えるのも
また楽しく…


「豚って美味いんよね~」
とは、絶対言うてません(笑)

確か、この六曲一双(ろっきょくいっそう。
6枚の絵で構成されている屏風が、
もう一対あることを指す)の屏風のどれかに
達磨和尚(だるまおしょう)がいるそうなのですが、
詳しい解説がなかったので、豚を持った
この僧ということにしておきます。(笑)

百人一首の間は、
それぞれ読んだ人たちのフィギュアがあり、
見るだけでも楽しい。


「あ!蝉丸やん!」
(知り合いか)笑

おっと、まだまだ写真はありますが
文字数が結構なことになってきたので、
今日はここまで。
明日以降、大黒さんや五十三次の(写真)ご紹介を
したいと思います。
行ってないのに行った気になれる、
(でも実は、全然ご紹介できていないので、
実際見にいった方が楽しい)
ブラブラ散歩記事、楽しみにしていてください。

地面を走る京福電鉄の写真もあります。
(京都と福井の一部を走っているから京福電鉄)
え?それはイランって⁈

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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