京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

植木鉢・続報

2024-04-18 15:46:51 | 作陶館日記
皆様こんにちは。
今日は植木鉢のお話・続報です。
告知が出来上がりました!
Asahiyaki | Tea pottery in Uji, Kyoto since 1600

植木鉢も、土が入り・・

苗を植え替えてもらいました!
植木鉢ってる~!

そうです。
宇治と言えばお茶。
お茶の苗木を植えてもらっております。
植木鉢として働かせてもらっているのですね~。

コレで、皆様にも想像が
グッとしやすくなるのではないでしょうか?


土が入ると
「植木鉢」感がすごくあがる。
一見地味な色合いを選んで頂いても、
茶色と緑(土と苗)が入ると、
グッとお互いが引き立てあう。

さあぁ、貴方のカレンダーのご確認を。
植木鉢のワークショップは4月28日(日)。
10時の部 12名
14時の部 12名
※先着優先で締め切ります。

ふるってご参加ください。
お待ちしております。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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凍った土

2024-04-17 15:36:40 | 気になるコト
こんにちは。
暖かい日が続いております。
今日は、そんな季節に逆らう話題です。

粘土を乾かしている時に、
土中に含まれる水分が凍っていたよ
と言うお話です。

(以前、記事にも書いた気がしますし、
ついった(X)にも載せた覚えがあります)
((そして季節もメッチャずれております))

今は桜が終わる暖かい時期なので、
もちろんこの話題は去年の2月ぐらいの世界線
のお話です。冬辛い・・

この時は、作陶館で使うための
粘土の用意が必要という事で、乾かしておりました。
何故乾かすかというと、工房で使われている粘土は
かなり柔らかい。
お客様が同じ粘土を使うとなると、
ロクロ盤の上で回転している粘土の中心を取る
土殺し(つちころし)という作業をする時、
力を込め過ぎて、ぶちっと切り離してしまい、
成型する形をとどめておくのが困難だわ~と
すこし思うほどの柔らかさなので、
少し硬めにするのです。


凍ってバッキバキに割れ、
その隙間から水の粒が出てきて凍る。




雪も同じような結晶の形じゃなかった?

水などが氷る形を、
顕微鏡無しで見たようなお得感。
年に何回か、色々な所が凍ったりするのは
見ますが、粘土の水分がこういう風に
凍るのを見るのは、まれ。
ある意味ラッキー。(?)


全部バッキバキで氷った道筋がはっきり。

でも・・これらの氷っている粘土を、今から
掴んで、土練機に放り込む作業が待っている、、
と思うと、すんごく嫌です。
手も凍る。マジで。

寒い時期の下仕事って、本当につらいです。
地味ですしね。縁の下の力持ち的な仕事って、
ゆくゆくは、やってよかった~となる仕事ですし、
やっておかないと、たちまち困るのですが
辛いのには変わらない。

と、そんなことを思い出しながら、
今の世界線の暖かい部屋で
コーヒーなんぞを飲んだりしております。
暖かいっていいわ~。

次は灼熱の夏を乗り切る覚悟が必要ですね。
つかの間の休息かもしれません・・(笑)
いつの季節もがんばります。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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オルトンコーン

2024-04-15 15:49:37 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、ゼーゲルコーンに代わる、
同じく熱量を計る温度計『オルトンコーン』
のお話です。


聞いてくださいよぉ~。
「オルトンコーン」コレ、最初の変換
「折るトンこーん」って、、なったんですよぉ。
私が折るの前提やーん。って。(笑)
(ネタ的に聞こえるのは気のせいです)笑

笑い事ではありません。
このコーン、自立するタイプと、
粘土に刺して立てるタイプとがあり・・
後者のコーンの在り方がもう、これ、
「折れよ?」といわれております。


2個いち。

毎回一個無駄にしそうで怖い。。。
ホントやめて。
「折る十(とお)こーん」になっちゃう・・
いやマジで。


今のゼーゲルコーンの梱包。

手間だろうけれども、こういう梱包にしてほしい。
そうでなくても、うっかりチョップしてしまうと
簡単に折れちゃうんだから。

しばらくは、今使っている
ゼーゲルコーンとオルトンコーンの
溶解温度の相対を調べなくてはなりません。
一応「この温度で倒れるよ」と決まっておりますが、
あくまで目安ですので、
私たちが焚く窯の癖とは違うかもしれません。
実際、これぐらいかな~と
一緒に入れたコーンの違いをご覧入れますね。


ぺちゃんこー

最終的には同じように溶けきっておりますが
溶け始める温度が全然違った。
オルトンちゃんは早かった。
これからほかのナンバーの子を試してみますね。

結果が面白かったらまたご報告いたします。
それではまた明日。

ちなみに今日焚いている窯に入れた
オルトンちゃんとゼーゲル君。
(左がオルトンちゃん)

どうなるかな~。

オルトンコーンとは・・
コーンは決まった熱量によって熔倒するため、
コーンの熔倒を視覚的に捉えることで
焼成時の熱量を計る事が出来ます。
コーンと温度計による測定を組み合わせる事で、
より安定した焼成が可能になります。

(ゼーゲルコーンと役割は同じです。
ただ、降ってある番号と溶解温度が違うので
今までのとどう違うか、データを
すり合わせて付かう必要があります。)
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ワインカップ

2024-04-13 15:24:04 | 作陶館日記
とある朝、作陶教室に入ってみると
何やらおいてある・・


なんだろこれ?

ワインカップを伏せて乾かしている所でした。
足がきちんと乾くまでは、重たいカップ部分を
下にした方が安心。
ぐんにゃり重心が歪んでしまう事もありますからね。

このワインカップ、何やら装飾があります。
使徒を集うために使いそうな・・


「さぁ皆の者、集え!我が元へ!」
と、かかげたくなる姿かたち。


「どうした?我が元に集うと
楽しい日々が過ごせるぞ?ン?」
って絶対しゃべる杯。

とかいう、何とかゴッコを始めてしまいそうな
装飾・・でもないのですが(どっちやねん)、
ゴチャゴチャ言うてないで
お見せしますね。


なんか、地獄から来たフクロウ・・?

梟(フクロウ)って、日本では
幸運を持ってくるポワポワしたイメージですが、
海外では魔法使いの使い魔などで登場するので、
「使徒を集めて振舞い酒に使うカップ」で
合っているかもしれません。

足の装飾も禍々しさをプラス。
でも、こういうゴチャゴチャした装飾って
「格好よくゴチャゴチャ」させるのは難しいので
このお客様、凄い方かもしれません。
(作り慣れているのでしょうね~)

貴方も、使徒を増やしたいならば
このようなカップが必要だと思いますので、
作りにいらしてくださいね。
お待ちしております。


もちろん、貴方がお越しになり、
凄いカップを作られたならば、
「使徒カップ・その2キター!」という
記事になります。(むしろ書きたい)笑)

というところで、また明日。
貴方が思う使徒カップ、使徒茶碗、
作りに来てくださいね。
Please stay healthy and stay safe.
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植木鉢・焼き上がり

2024-04-12 15:27:53 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、早速に焼きあがった
植木鉢の話題を書きます。
今現在の世界線です。びっくり。


数点は、皆さんに作って頂く実寸大の見本。
形や装飾、色の見本になります。


なあるほど。わかりやすい。

後、小さい物も焼きあがっております。
コレは、色見本。

手のひらサイズ。


窯を詰めた時のこの子が、
深い青色に焼きあがりました。


見本が焼き揃いました。

後は、彼女たち(新人ちゃん)がどれを選んで
皆様に提供するか楽しみ。
植木鉢のワークショップ、
無事に開催されるといいな~。
楽しいだろうな~。

そんなことで、
お知らせできる媒体が出来上がったら、
皆様にもお知らせいたします。
お楽しみに!

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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