最近、ある大企業でも私の周辺でも良く聞く言葉。「株主対策」。
外国の投資家や外資機関などから突き上げられる?事への対策。
当然、利益や効率、成長性(業績)が軸となる。
だからリストラや事業売却などを進めなくては・・的な目先発想をする輩は心から「浅はか」だと思う。
投資家目線で経営?そんな発想だけを持つ者は経営に携わってはいけない。
勿論全否定ではない。会社である以上利益を追求するのは本質だ。
投資家は利益だけだが、経営者は違うはず。
会社は物理的に株主のものでも、そこで働く社員の人生賭けた場だ。
社員次第で会社は変わる。社員こそ会社だと私は思っている。
会社にとって一番大切な指標である「継続」を実現するのも社員しかいない。
だから経営者はできる限り社員の生活を守る義務がある。*当然、会社に貢献しようとしない社員は論外だが・・・
だからこそ大企業の経営者は株主に「我が社は社員を大切にする」「それは会社の将来のためだ」とはっきりと本心から言って欲しい。
会社が厳しければ原因を分析し明らかにした上で社員に説明し、一緒にどう乗り越えていくかを決めて共に乗り越える経験こそが
会社の財産になり、そのことが会社の継続につながっていくはず。そしてそれは最終的に株主の利益にもなる。
結局、短期利益の追求は「その場ありきの」投資家と経営者個人の保身利益が一致しているに過ぎない。
小さな会社社長が偉そうに・・それは言われても仕方がない。だけど社員を大切にすることに会社の大きさは関係ない。
ドライな考え方が経営に必要だという風潮にもの申したい。ヒトとして心を持たぬものは経営に携わってはいけない。