10日午後から新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会で仲井真知事への申し入れを行った。以下に申し入れ文を引用し、紹介したい。
普天間基地の「沖縄県内移設」反対・受け入れ拒否を表明することを求める申入れ
去る1月24日に行われた名護市長選挙において、「辺野古には海にも陸上にも基地は造らせません」と主張する稲嶺進氏が当選しました。また、久辺三区(辺野古・豊原・久志)においては「キャンプ・シュワブ陸上案」反対の決議が上がっています。「移設」候補先と報道された県内市町村の全てが「県内移設」反対を表明しています。加えて、2月24日には沖縄県議会において、米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、政府に早期閉鎖・返還と国外・県外移設を求める意見書案が全回一致で可決されています。
嘉手納基地統合案であれ、キャンプ・シュワブ陸上案であれ、あるいはその他の「県内移設」案であれ、沖縄県民の多数がそれを容認し、受け入れることは、もはやあり得ません。このような県民の意思を無視して「県内移設」を日本政府が強行すれば、県内で大きな混乱が生じるのは必至です。
普天間基地の「移設」について説明を求める仲井真知事の要求を無視する日本政府の姿勢は許されるものではありません。一方で、「政府方針」を待つ仲井真知事の受け身の態度も政府につけ込むすきを与え、侮りをうむ原因となっています。知事が曖昧な態度を続けるなか、「県内移設」の動きが強まっている現状に、沖縄県民の怒りと不満も日に日に高まっています。
もはやその場しのぎの曖昧な発言を繰り返している状況ではありません。今こそ仲井真知事は、沖縄県民の民意に従って、普天間基地の「県内移設」に反対し、かりに政府から提案されても受け入れを拒否することを表明すべきです。県民の生命と財産を守るのは、県知事の最大の役割であり責任です。その職責を果たしてください。
私たち新基地問題を考える辺野古有志の会およびティダの会は、仲井真知事が沖縄県民の民意に従い、「沖縄県内移設」に反対し、かりに政府から提案があっても受け入れは拒否することを明確に表明するよう、強く求めます。
2010年3月10日
申し入れには平良宗秀沖縄県知事公室基地防災統括監が対応した。本来はもっと早く申し入れを行う予定で交渉していたのだが、県議会の日程との関係で昨日になった。
昨日は東京で仲井真知事と平野官房長官が会談し、知事がキャンプ・シュワブ陸上案に反対の意思を示したようだ。仲井真知事はきちんとした記者会見を開くなりして、キャンプ・シュワブ陸上案や嘉手納基地統合案など一切の「県内移設」に反対し、仮に政府案が「県内移設」に決まっても受け入れを拒否することを明確に意思表明してもらいたい。
もし、政府・民主党中央が沖縄県内で「移設」=たらい回しを強行しようとすれば、大きな反対運動が起こって、沖縄の中で再び対立と分断、混乱が生じる。これ以上沖縄県民が苦しむ事態を食い止める責任が知事にはある。
普天間基地の「沖縄県内移設」反対・受け入れ拒否を表明することを求める申入れ
去る1月24日に行われた名護市長選挙において、「辺野古には海にも陸上にも基地は造らせません」と主張する稲嶺進氏が当選しました。また、久辺三区(辺野古・豊原・久志)においては「キャンプ・シュワブ陸上案」反対の決議が上がっています。「移設」候補先と報道された県内市町村の全てが「県内移設」反対を表明しています。加えて、2月24日には沖縄県議会において、米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、政府に早期閉鎖・返還と国外・県外移設を求める意見書案が全回一致で可決されています。
嘉手納基地統合案であれ、キャンプ・シュワブ陸上案であれ、あるいはその他の「県内移設」案であれ、沖縄県民の多数がそれを容認し、受け入れることは、もはやあり得ません。このような県民の意思を無視して「県内移設」を日本政府が強行すれば、県内で大きな混乱が生じるのは必至です。
普天間基地の「移設」について説明を求める仲井真知事の要求を無視する日本政府の姿勢は許されるものではありません。一方で、「政府方針」を待つ仲井真知事の受け身の態度も政府につけ込むすきを与え、侮りをうむ原因となっています。知事が曖昧な態度を続けるなか、「県内移設」の動きが強まっている現状に、沖縄県民の怒りと不満も日に日に高まっています。
もはやその場しのぎの曖昧な発言を繰り返している状況ではありません。今こそ仲井真知事は、沖縄県民の民意に従って、普天間基地の「県内移設」に反対し、かりに政府から提案されても受け入れを拒否することを表明すべきです。県民の生命と財産を守るのは、県知事の最大の役割であり責任です。その職責を果たしてください。
私たち新基地問題を考える辺野古有志の会およびティダの会は、仲井真知事が沖縄県民の民意に従い、「沖縄県内移設」に反対し、かりに政府から提案があっても受け入れは拒否することを明確に表明するよう、強く求めます。
2010年3月10日
申し入れには平良宗秀沖縄県知事公室基地防災統括監が対応した。本来はもっと早く申し入れを行う予定で交渉していたのだが、県議会の日程との関係で昨日になった。
昨日は東京で仲井真知事と平野官房長官が会談し、知事がキャンプ・シュワブ陸上案に反対の意思を示したようだ。仲井真知事はきちんとした記者会見を開くなりして、キャンプ・シュワブ陸上案や嘉手納基地統合案など一切の「県内移設」に反対し、仮に政府案が「県内移設」に決まっても受け入れを拒否することを明確に意思表明してもらいたい。
もし、政府・民主党中央が沖縄県内で「移設」=たらい回しを強行しようとすれば、大きな反対運動が起こって、沖縄の中で再び対立と分断、混乱が生じる。これ以上沖縄県民が苦しむ事態を食い止める責任が知事にはある。