Excel の関数は、ジューサーのようなものと書きました。
このジューサーに、入れるものと、出てくるものには、それぞれ共通の名前がついています。
入れるものの名前は「引数」、出てくるものは「返り値」と呼ばれます。
呼ぶといっても、関数を使うたびに「引数さん」「返り値さん」と、いちいち呼ぶことはしません。
どう読むのか、とりあえず発音だけは、共通の読み方を受け入れておかなければなりません。
「引数」は「ひきすう」と湯桶読みします。
その読み方はおかしい「いんすう」ではないかと頑張っても、それは通じません。
「いんすう」では、因数分解のいんすうと間違われるでしょう。
「返り値」は「かえりち」ですが、返り血と同じ発音なのであまりよい感じの読み方ではありません。
「返り値」という名詞にすると、気持ちのよい発音にならないからでしょうか、「・・・を返す」と動詞に変えて言いあらわす人もいます。
「ひきすう」も「かえりち」も普段の生活ではまったく使われません。
なじみの薄い言葉はすぐ忘れますから、記憶装置のぎざぎざにひっかかりそうなことを、明日はもう少し考えておくことにします。