時限爆弾はもっとも罪深いテロ用具のひとつです。
爆発を目的としてこれが使われるときには、持たされているほうにも、仕掛けられたほうにも、いつ爆発するかは知らされません。
爆発させては失敗という場合には、「いつ」という期限が切られます。
「いつ」を知るとなお怖くなるという仕掛けです。
マルウエアにもタイマー付きというのがあります。
忍び込んでもすぐには何もしない、ほとんどいい加減に、ときには周到に、決められた時刻に悪さを始めます。
爆弾と違ってマルウエアの始末の悪さは、クローンがどんどんできるところにあります。
もしそんなものが散らばったら掃除機などでは間に合いません。
いま発症していないことが、無菌の証明にはなりません。
まあ適当なところで大丈夫、そういう隙間にはカビが生えます。
確信には用心の裏付けがなければなりません。
ばらまかれた得体の知れないものに、うっかり手を着けることだけはやめておきましょう。
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