英語表記で動詞の語尾に er が付くと、その動詞があらわすことを「する人」あるいは「するもの」になります。
外来の er 付き熟語に接するとき、日本語の命名を考えずにカナ文字にしてしまうという手抜きが常道になってしまった現代では、カナ文字熟語に出会ったときには、カナ文字から英語を想像し、英語の意味からそれがどういう人やものをあらわすのかを思い浮かべるという、理解の前の迂回がいちいち必要になっています。
この迂回過程でポイントの切り替え違いから、eメールの送受用アプリをプロバイダーと呼んでしまうこともあります。
言葉の意味を辿った結果が入れ替わってしまった混同で、解釈の間違いでないところが、専門用語にいきなりカナ文字をあてて使う手抜きの欠陥のあらわれということになります。
「プロバイダーを変えた」と聞いて、おやまたこれはずいぶん思い切ってと思ったら、実はメーラーの交換で、ご本人は大変革ができたつもりになっているという珍事も起こり得るのです。
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