外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

(続)がんばれ早稲田マン

2015-01-28 22:34:45 | 社会全般
このブログを書いている時点で、まだ後藤健二さん解放というニュースは報じられていません。
画面に登場する岸田外相、中山副大臣の表情にも、疲労の色が濃いです。

しかし、ここが踏ん張りどころ。
岸田さん、中山さん、頑張ってください!

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ISIL人質事件によって、日本人もテロ攻撃の対象だということを改めて認識することとなりました。

これまでも北朝鮮、あるいはオウム真理教による国内テロを経験してきた日本。
しかし、私を含め大半の人は、国内での日常生活において、テロ攻撃に遭遇するリスクを あまり意識してきませんでした。

しかし、これからはISILに呼応する分子による国内テロにも十分に注意を払っていかなくてはなりませんね。

テロ対策で一番難しいことは、誰がテロリスト予備軍なのか、職業や教育レベルからは推し量ることができないこと。
例えば、裕福で周囲から一目置かれる存在の医師、学者、あるいは一流大学の学生がテロリストになることもあり得ます。
これは、古くは赤軍派ハイジャック、9.11同時多発テロ、あるいはオウム真理教事件などからの教訓です。

一口にテロ対策といっても、官公庁、事業者、市民の各レベルにおいて、その内容は異なってきます。

中央省庁においては、すでに各々の管轄分野におけるテロ対策が一応 講じられているようです。
でも、地方公共団体、企業や学校では、海外渡航者を除いて、これまで意識されてこなかったというのが正直なところでしょう。

少なくとも防災、あるいは個人情報管理などと同じように、各レベルにおけるマニュアルづくり、そして教育と訓練が必要になると思います。

在ニューヨーク総領事館のウェブサイトに良い資料が載っています。
海外渡航者・海外進出企業向けの手引きを下敷きにして、国内向けマニュアルを作るのが最初の一歩かと。

もし私が今も銀行のリスク管理担当者であったならば、さっそく叩き台を作成し、まずは自分のオフィスを自主点検してみることになったでしょう。

在ニューヨーク(New York)総領事館:全米・カナダ邦人安否確認システム

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がんばれ早稲田マン

2015-01-27 17:26:20 | 社会全般
すでに千葉ロッテで入寮した中村奨吾くん(天理高校出身)が、田中投手(京大)と共にポスターに登場しました。
記事へのリンク
学生服、ユニフォームを着た中村くんは見慣れていますが、スーツ姿を見たのは初めてかも知れません。
鍛え上げた身体ですから、とても格好いいですね。
(^_^)v

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ISIL人質事件では、ジャーナリスト後藤健二さんの解放に向けた交渉が重大な局面を迎えている模様です。

この事件への対応では、岸田文雄 外務大臣(早大法学部)、中山泰秀 外務副大臣(早大スポ科院修)の稲門2人が、重責を担っています。

まだ働き盛りの岸田、中山両代議士ですが、 いつの日か自身の政治家人生を彼らが振り返る時、「あの人質事件では……」と真っ先に思い浮かべるような大仕事に取り組んでいるのだと思います。

全国民の願いを背負う早稲田マン2人にエールを送り、静かに吉報を待ちましょう。

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寒波襲来

2014-12-17 21:13:43 | 社会全般
日本全体を覆う寒波が襲来しています。
夕方、近所のスーパーにお買い物に行ったのですが、吹きっさらしの大駐車場と店舗との往き来の寒かったこと!

昨年まで2年連続で、この時期からクリスマスにかけて静岡県藤枝市で強化キャンプを行なった早大野球部。
しかし、今年は冬季キャンプなし。
個人的には、キャンプ地近くの焼津港のマグロを肴にした一杯も気に入っていましたので、少し残念……
でも今日は、その静岡県でも雪が降ったそうですから、結果的に大正解でしたね。
(^^;;
↓昨年のキャンプ風景
今日の藤枝(12/22 ) - 外苑茶房


もっとも、世界に目をやると、この程度の寒さで泣き言を言っているようではいけないようです。

一昨日の深夜、NHKのBSで、人間の定住地の中で世界一寒い村を紹介していました。
その村は、ロシアのオイミャコン。
冬の最低気温は、何と氷点下71度(!)
真夏でも夜は氷点下という、ちょっと想像を絶する自然環境なのです。
オイミャコン - Wikipedia


それでも、番組に登場するオアミャコン村の人々は、その極寒の自然環境と共生して幸福感いっぱい。
大昔、異民族に追われて遥か南から移り住んだというモンゴル系の住民たちですが、悲壮感のかけらもない、ほのぼのとした生活ぶりなのです。
NHKネットクラブ 番組詳細 名作選 プレミアム8「世界一番紀行 世界で一番寒い村~ロシア・オイミャコン~」

ベッドに入ろうとした午前2時、たまたま目にした画面に釘付けとなり、夜更かしして番組の最後まで観てしまいました。
番組でレポーターを務める俳優の大高洋夫さんは早大OB。
雪国の新潟県長岡出身の大高さんも、オイミャコンの寒さには驚いていました。
なお、翌日の深夜には、やはり大高さんがレポーターで、世界で一番暑いというアフリカの村が紹介されていました。
番組内で、大高さんは「気温差100度を体験した」と。
いやはや畏れいりました。
大高 洋夫・極限地専門リポーター宣言!?




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自民党が大勝

2014-12-15 03:10:06 | 社会全般
衆議院議員選挙で、自民党が大勝しました。

憲法改正が、いよいよ現実の議題になるということです。
これまでのように観念的な憲法論に終始する、あるいはタブー視して議論もしないということは、もはや許されません。
そして、原発の再稼働も粛々と進められることになります。

泣いても笑っても、これが今回の選挙における国民の選択です。

この現実を受けとめた上で、激動する国際情勢を冷静に見極め、日本のあるべき姿を具体的に考えましょう。
Comment (1)
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長野で強い地震

2014-11-22 22:52:22 | 社会全般
長野で強い地震がありました。
ニュースを見ていても詳しい状況が判りませんが、報じられている震度から想像するに、建物やケガ人が皆無というわけにはいかないと思われます。

皆さまは、大丈夫でしたか?

「御嶽山の噴火と今回の地震は関係があるのかなあ」などと、根拠のない不安を感じながら、ニュース番組に釘付けの夜となってしまいました。

明日はラグビー早慶戦……

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代々木公園の話題

2014-09-04 21:31:20 | 社会全般
時ならぬデング熱騒動により、代々木公園が全国から注目されています。

この代々木公園一帯には江戸時代、大名や旗本らの下屋敷などが点在していまして、 明治維新後、これらは民有地となり、一面の茶畑・桑畑となっていました。

陸軍省はこの地の買収を進め、1909年(明治42年)7月、陸軍練兵場と衛戍監獄(陸軍刑務所)が設置されました。
この陸軍省用地の範囲は現在の代々木公園よりも広く、南側は現在の渋谷区神南にあるNHK放送センターから、同・宇田川町の渋谷区役所・渋谷公会堂周辺一帯までに及んでいました。
代々木練兵場は博覧会開催のために閉鎖された青山練兵場(現在の明治神宮外苑、55,000坪)の代替地でもあり、麻布、赤坂の歩兵連隊の演習場として使われました。
※青山練兵場については、このブログでも話題にしたことがあります。

神宮外苑の今昔 - 外苑茶房



この地では1910年(明治43年)12月19日、陸軍大尉・徳川好敏が日本で初めての飛行機飛行に成功するという画期的な出来事の舞台でした。

他方、練兵場の南端である現在の渋谷区役所付近に置かれていた陸軍刑務所では、1936年(昭和11年)11月、同年2月に起こった二・二六事件の主謀者15名の死刑(銃殺)がここで執行されるという暗い歴史もあります。

第二次大戦が終わった後、この地にはワシントンハイツと呼ばれる米軍施設が設置されました。
東京都市大学(旧 武蔵工大)のウェブサイトに、ワシントンハイツのある時代(1958年)の地図がありました。

空から見る渋谷の今と昔 | 10年後の渋谷 【東京都市大学 都市生活学部】


1964年の東京五輪を開催するにあたり、このワシントンハイツ敷地は日本に返還され、オリンピック選手村、代々木体育館、渋谷公会堂などが建設されました。

東京五輪閉幕後、そのオリンピック選手村の跡地が整備されて、1967年に一般公開されたのが代々木公園です。

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今年の夏は強風の吹き荒れることが何度もあった東京ですから、「デング熱の感染源である蚊の行動範囲は狭い」という厚労省の当初の説明を私は疑問視していました。

果たして、隣接する明治神宮で蚊に刺された人の中からも感染者が出ました。
あの広大な明治神宮は、都内有数の鳥類生息地でもあり、殺虫剤を大量散布して蚊を駆除することは難しいでしょう。

例えば、蚊の天敵であるトンボを大量に放つなどの奇策が必要となるかも知れません……
(>.<)






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「美味しんぼ」騒動に思う

2014-05-13 01:50:41 | 社会全般

漫画「美味しんぼ」の表現が、政府まで巻き込む一大騒動となっています。
テレビやネット上で交わされる意見は、文字通り賛否両論。
何が真実なのか、私もさっぱり分かりません。
Web上の情報例

錯綜する報道を眺めながら、いわゆる四大公害病を思い出しました。
四大公害病とは、水俣病、新潟水俣病(第二水俣病とも呼ぶ)、イタイイタイ病、そして四日市ぜんそくを指します。

四大公害病は数多くの被害者を生みましたが、後に水質、空気、土壌、食品などの安全を確保するための日本の法整備を飛躍的に進めるきっかけとなりました。

しかし、四大公害病から、解決法を見出だせないままの重たい宿題も残しています。

たとえば、水俣病を追い続けた記録映画監督である土本典昭さんの指摘があります。
「たぶんノーモア広島だろうが、ワンモア水俣だろう。それは、たんに化学物質による害が繰り返されるというだけではない。そうしたときの社会の対応、すなわち政府・自治体の無責任、企業の隠蔽工作、金で釣られた医者(科学者)の登場、患者と非患者の違い、患者たち内部での意見の相違、これらすべてをひっくるめて繰り返されることだ。」

また、公害裁判に関する当時の資料を読むと、「米や魚が売れなくなる」「娘の縁談に支障が出る」等々の理由から、公害発生当初には、住民から報道自粛の要請があったことも分かります。
また、公害反対の声をあげた人々に対して地域住民から陰湿な差別もあったと。

このような過去の教訓を踏まえて今回の「美味しんぼ」騒動を考える時、漫画作者の表現を封じ込めようとする政府や地方公共団体の動きに私は違和感を抱くのです。

繰り返しになりますが、私は何が真実なのか分かりません。
だからこそ、耳障りの悪い情報にも触れる機会が私は欲しいのです。

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過積載

2014-05-07 00:53:05 | 社会全般

ゴールデンウィークも終わり。
TVニュースでは高速道路の渋滞、あるいは羽田や成田の帰国ラッシュの報道に時間が割かれ、韓国フェリー沈没やマレーシア航空機失踪の話題は少し注目度が下がったようです。

韓国のフェリー沈没は過積載が最大の原因と言われています。
この過積載の問題は、日本でも深刻です。

例えば、陸上運送。
高速道路でこそ料金所でチェックする仕組みがありますが、一般道では野放し状態です。
少しサスペンションを強化しただけで、最大積載量の2倍を超える貨物を積んだトラックが走っています。

銀行マン時代に運送会社を担当したことがあります。

運送会社が10tトラックを3台購入する予算を組んだとします。
しかし、常に10tの貨物を集めることができるとは限りません。
そこで、サスペンションを強化した4.5tトラック5台を同じ予算内で揃えると、貨物の増減に対応しやすくなりますし、もし貨物が集まれば最大で10tトラック5台分の売上高を期待できるわけです。

しかし、このような車両を運行すると、ブレーキ性能が最大積載量2倍を前提としていませんので、車両を制御できない場面が生じてしまいます。
したがって、過積載が原因で、交差点での追突事故、あるいは曲がり角での横転事故が絶えないのが現実です。

韓国でフェリー沈没事故、地下鉄衝突事故の報道において、「日本では考えられない事件」云々のコメントを目にしますが、それは大きな間違いです。
上記のトラックの過積載問題、あるいはJR北海道での保線作業放置とデータ改ざん、そして高速増殖炉「もんじゅ」の定期点検もれ等、安全軽視の事例は日本国内にいくらでもあります。

Comments (2)
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イラク派遣 10 年の真実

2014-04-18 22:10:14 | 社会全般

4月16日に放送されたNHK「クローズアップ現代」に衝撃を受けました。

人道復興支援活動のためにイラクに自衛隊が派遣されて10年が経ちました。
5年間に陸海空で延べ1万人の自衛隊員が派遣され、幸いにして戦死者ゼロで活動を終えました。
しかし、無事に帰国した後、28名(NHK調べ)の隊員が自殺したというのです。

道路補修などの復興支援活動にもっぱら従事した自衛隊。
しかし、現地には秘密裡に棺も用意されるなど、最悪の事態も覚悟の上での活動でした。

隊員たちの自殺とイラク派遣との因果関係は明らかでないというのが防衛省の公式見解です。
しかし、昼夜を問わず、いつ武装集団から攻撃を受けるか分からないという恐怖の連続が、隊員たちの心に深いダメージを与えたのは間違いありません。

このような厳しい現実を私は全く不勉強で知りませんでした。

国民の1人として、自衛隊員の皆さんに対して深甚なる敬意を表するとともに、イラクでのご苦労に対して、改めてお礼を申し上げます。

番組の詳しい内容

集団的自衛権の議論が始まりました。
どのような法的プロセスを経るにせよ、自衛隊に新たな任務が増えることは確実な情勢です。

与野党の皆さんには、必要性の説明にとどまらず、それに伴うリスクに関する議論も避けないでいただきたいです。
必要性とリスクの両面を検討した上で、国民一人ひとりが覚悟と決意をすべき問題です。

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初サラメシの思い出

2014-04-08 18:49:45 | 社会全般

月曜日の夜、NHKの「サラメシ」(サラリーマンの食事)という番組で、新入社員たちが4月1日に初めて食べるランチの様子を紹介していました。
番組のWeb

社員食堂で同期の仲間と和気あいあいと定食を食べる若者もいれば、役員室で社長さんたちと緊張して折り詰め弁当食べる若者も。

みんな頑張ってください。

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私自身の初サラメシの記憶を辿ってみました。

1979年(昭和54年)の4月1日が日曜日だったので、銀行の入行式は3月31日に行われました。

ちなみに当時の銀行は、土曜日も午前9時から12時まで、いわゆる半ドンで窓口業務を行っており、行員の所定勤務時間は8:45から14:15となっていました。

朝9時からの入行式を終えて、私は配属となった横浜市内の支店に向かいました。
次の月曜日から1ヶ月間の集合研修に参加することになっていたので、「今日は、簡単に挨拶するだけだろうな」と考えながら、正午前にオフィスに到着。

初めて見る銀行事務の現場は、まるで戦場のようでした。
コンピューター化やセンター集中処理も道半ばという時代でしたから、手間のかかる事務が支店ごとに大量処理されていました。

月末の手形小切手の決済、大量の送金事務、年度末の決算事務などを、半ドンの短い時間内に確実に処理しなければならないのですから、先輩行員たちの仕事ぶりは殺気だっているようにも見えました。

「昼食は、交代で早番11:30、遅番12:30から済ませる」と人事部から聞いていたのですが、誰1人として食事にいく行員がいません。
「皆さん、昼食は取らないのですか?」と、副支店長に訊くと、「食事は、担当部署の伝票類の処理を終え、その集計金額と電算機上の集計金額を照合した後だな」との返答。
実際、先輩行員たちが食事に行き始めたのは14時を回った頃でした。

短大卒・高卒の新入行員たちは、定期預金、当座預金など各々の担当部署の課長たちと、私は支店長・副支店長と一緒に、昼食をとることになりました。

私たちは、お取引先の中華料理店に入りました。
そこは、共産革命のために日本へ逃れて来たという中国人がご主人。
「ウチの今年度の新人です。早稲田の法学部を卒業しました」と慶応出身の支店長から紹介されると、「早稲田ですか。まずまずですね」とご主人……

「早稲田は "まずまず " かあ」と内心思ったのですが、聞けば、そのご主人は中国本土では由緒ある資産家だった方で、台湾政府の要人たちと今も親しいのだと。
そして、息子さんたちは東大医学部を卒業して横浜市内で個人病院を開業していました。

昼食時間にしても、お客様のバックグラウンドにしても、「下手な先入観は捨ててかからなければならないぞ」と痛感する初サラメシでした。
(^^;;

なお、初サラメシのメニューは、炒飯と海老ワンタンだったと思います。

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