昨日、国会議事堂の前で、安保法案に反対する大規模なデモが行われたと報じられています。
安保法案 最大規模の反対デモ - Y!ニュース
安保反対 立場超え拡散した声 - Y!ニュース
ニュース映像を見ていると、民主党などの政治家たちも集会に顔を出して「共に戦おう」などと叫んでいるのですが、実は個人的には興ざめなのです。
現代の若者たちの抱える素朴な不安感や憤りに対して、離合集散を繰り返す民主党などの既成政党は その受け皿になり得ないだろうと感じているからです。
また、民主党や生活の党がしゃしゃりでてくることで、若者たちの活動が世間から色眼鏡で見られてしまうことも個人的には嫌ですね。
若者たちの主張が、たとえ きちんと政策的に整理されていなくても、いいじゃないですか。
私としては、代弁者気取りの既成政党は無視させていただき、若者たちの「戦争は嫌だ」という率直な感情を、そのまま受けとめるよう努めたいと思います。
========
私が中学生の頃、高石ともやさん、加藤和彦さんらがステージで好んで歌っていた曲に「拝啓 大統領殿」があります。
当時は、米国の若者たちがベトナム戦争に駆り出され、日本国内の米軍基地からも長距離爆撃機が連日出撃していく時代。
いわゆる反戦フォークが、若者の共通言語として歌われました。
大統領殿 お暇があれば
読んでほしい この手紙を
僕は今 戦場へ行く
徴兵カードをもらったところ
僕は逃げる 戦いたくない
哀れな人を殺したくない
大統領殿 腹を立てないで
聞いてほしい 僕は逃げる
父は昔 戦争で死んだ
子供達は泣きじゃくってた
女手ひとつ 苦労をしていた
母も今はお墓の中
爆弾を もてあそび
僕の心を奪っていった
旅に出よう 明日の朝にも
僕の住み慣れた家を後に
世界中の すべての兄弟
僕は行こう 言って歩こう
人生を大切にしなさい
僕らはみんな 兄弟だ
血を流すなら あなたの血を
猫っかぶりの偉いお方
僕は逃げる 武器は持っていない
憲兵達よ 撃つがいい
撃つがいい
=======
目黒区立第6中学校で、2年生の時のクラス担任が女性の英語教師 T先生。
東大文学部出身のT先生は当時30歳代半ばで、かつての60年安保の時には国会議事堂前に座り込んだ大学生の一人でした。
私が中2の年といえば、1969年(昭和44年)。
全国の大学で学生運動が最高潮に達していた時期であります。
中学校のホームルームでも、ベトナム戦争が話題にのぼったりしたのです。
T先生は、英語の授業にテープレコーダーを持ち込んで、フォークソングの歌詞をクラスみんなで和訳し、そして合唱したりするすることが好きでした。
その時に教室で歌った曲の1つが「500マイルも離れて」
大不況時代の放浪者の気持ちを歌ったもので、この曲自体は いわゆる反戦フォークではありません。
当時の若者たちが抱えていた寂寥感や孤独感が伝わってくる素朴な曲ですね。
フォークルの名曲「悲しくてやりきれない」にも通じるように思います。
私たちの中学校には、「赤旗」の記事をホームルームで輪読するような教師もいないわけではありませんでした。
でも、T先生は、ご自身の政治信条を生徒に押しつけるような方ではありませんでした。
フォークソングを通じて、生徒たちに英語を身近に感じてもらおうという意図があったのだと思います。
ただ、正直なところ、クラスの英語熱が高まったという実感はなく、その最大の影響は、クラスのみんなが、ギター演奏に興味を持つという形で現れたのでした。
(^_^;)
If you miss the train I’m on,
You will know that I am gone
You c an hear the whistle blow -
A hundred mile s,
A hundred miles,
A hundred miles,
A hundred miles,
A hundred miles,
You can hear the whistle blow
A hundred miles.
僕の乗っている列車に間に合わなかったら
僕のいない現実を 君は嫌でも受けとめざるを得ないはずさ
君には汽笛の音だけが聞こえるはず
100マイル離れたところからでも
汽笛の音が聞こえるはずさ
ああ神さま、わが家から500マイルも離れてしまうなんて
Not a shirt on my back,
Not a penny to my name
Lord ,I can’t go a-home this away
This away,
This away,
This away,
This away,
Lord, I can’t go a-home this away.
着替えのシャツもない
お金だって1ペニーもない
ああ神さま、こんなに遠くに来てしまっては
もう故郷に帰れません
こんなに遠く離れては
安保法案 最大規模の反対デモ - Y!ニュース
安保反対 立場超え拡散した声 - Y!ニュース
ニュース映像を見ていると、民主党などの政治家たちも集会に顔を出して「共に戦おう」などと叫んでいるのですが、実は個人的には興ざめなのです。
現代の若者たちの抱える素朴な不安感や憤りに対して、離合集散を繰り返す民主党などの既成政党は その受け皿になり得ないだろうと感じているからです。
また、民主党や生活の党がしゃしゃりでてくることで、若者たちの活動が世間から色眼鏡で見られてしまうことも個人的には嫌ですね。
若者たちの主張が、たとえ きちんと政策的に整理されていなくても、いいじゃないですか。
私としては、代弁者気取りの既成政党は無視させていただき、若者たちの「戦争は嫌だ」という率直な感情を、そのまま受けとめるよう努めたいと思います。
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私が中学生の頃、高石ともやさん、加藤和彦さんらがステージで好んで歌っていた曲に「拝啓 大統領殿」があります。
当時は、米国の若者たちがベトナム戦争に駆り出され、日本国内の米軍基地からも長距離爆撃機が連日出撃していく時代。
いわゆる反戦フォークが、若者の共通言語として歌われました。
"大統領殿 ザフォーククルセダーズ(音声のみ)はれんちりさいたる" を YouTube で見る
大統領殿 お暇があれば
読んでほしい この手紙を
僕は今 戦場へ行く
徴兵カードをもらったところ
僕は逃げる 戦いたくない
哀れな人を殺したくない
大統領殿 腹を立てないで
聞いてほしい 僕は逃げる
父は昔 戦争で死んだ
子供達は泣きじゃくってた
女手ひとつ 苦労をしていた
母も今はお墓の中
爆弾を もてあそび
僕の心を奪っていった
旅に出よう 明日の朝にも
僕の住み慣れた家を後に
世界中の すべての兄弟
僕は行こう 言って歩こう
人生を大切にしなさい
僕らはみんな 兄弟だ
血を流すなら あなたの血を
猫っかぶりの偉いお方
僕は逃げる 武器は持っていない
憲兵達よ 撃つがいい
撃つがいい
=======
目黒区立第6中学校で、2年生の時のクラス担任が女性の英語教師 T先生。
東大文学部出身のT先生は当時30歳代半ばで、かつての60年安保の時には国会議事堂前に座り込んだ大学生の一人でした。
私が中2の年といえば、1969年(昭和44年)。
全国の大学で学生運動が最高潮に達していた時期であります。
中学校のホームルームでも、ベトナム戦争が話題にのぼったりしたのです。
T先生は、英語の授業にテープレコーダーを持ち込んで、フォークソングの歌詞をクラスみんなで和訳し、そして合唱したりするすることが好きでした。
その時に教室で歌った曲の1つが「500マイルも離れて」
大不況時代の放浪者の気持ちを歌ったもので、この曲自体は いわゆる反戦フォークではありません。
当時の若者たちが抱えていた寂寥感や孤独感が伝わってくる素朴な曲ですね。
フォークルの名曲「悲しくてやりきれない」にも通じるように思います。
私たちの中学校には、「赤旗」の記事をホームルームで輪読するような教師もいないわけではありませんでした。
でも、T先生は、ご自身の政治信条を生徒に押しつけるような方ではありませんでした。
フォークソングを通じて、生徒たちに英語を身近に感じてもらおうという意図があったのだと思います。
ただ、正直なところ、クラスの英語熱が高まったという実感はなく、その最大の影響は、クラスのみんなが、ギター演奏に興味を持つという形で現れたのでした。
(^_^;)
"ピーター・ポール&マリー(PPM)/500マイルも離れて(500Miles)" を YouTube で見る
If you miss the train I’m on,
You will know that I am gone
You c an hear the whistle blow -
A hundred mile s,
A hundred miles,
A hundred miles,
A hundred miles,
A hundred miles,
You can hear the whistle blow
A hundred miles.
僕の乗っている列車に間に合わなかったら
僕のいない現実を 君は嫌でも受けとめざるを得ないはずさ
君には汽笛の音だけが聞こえるはず
100マイル離れたところからでも
汽笛の音が聞こえるはずさ
ああ神さま、わが家から500マイルも離れてしまうなんて
Not a shirt on my back,
Not a penny to my name
Lord ,I can’t go a-home this away
This away,
This away,
This away,
This away,
Lord, I can’t go a-home this away.
着替えのシャツもない
お金だって1ペニーもない
ああ神さま、こんなに遠くに来てしまっては
もう故郷に帰れません
こんなに遠く離れては