週ベ増刊「大学野球」秋季リーグ戦展望号は8月30日に発売されます。
投打の布陣が着実に整いつつある早稲田。
巻き返しの秋が、もうすぐやってきます。
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ところで、先日は軽井沢キャンプ地まで車を運転しました。
最近はコンビニに行くぐらいしか運転していなかったので、高速道路を突っ走るのは少し新鮮でした。
神奈川県鎌倉市の我が家から関越道を利用するためには、いったん都内に向かい、環八を経由して関越道の練馬インターに入るのが一般的です。
しかし、圏央道の建設が予定通り完成していれば、茅ヶ崎-厚木-八王子を経由して、都心を通過することなく関越道に入ることができたはずなのです。
神奈川県における圏央道の建設工事が大幅に遅れた原因は、2002年、寒川の工事現場から旧日本軍の毒ガス入りビール瓶が発見されたことです。
寒川町には海軍工廠があって、毒ガスなどの化学兵器が製造されていました。
当時の新聞報道
寒川町だけでなく、下記の記事によれば、辻堂団地と海浜公園のある場所には、かつて本土決戦に備えた毒ガス戦の演習場がありました。
神奈川にあった毒ガス施設
シリアで化学兵器が使用されたことを理由に、米国が武力介入するのではないかとの観測から、国際的に緊張が高まっています。
かつては日本も、化学兵器を使用する国でした。
原爆の研究開発も進めていました。
追い詰められた人間の行動は、古今東西、変わらないものだということですね。
快晴の東伏見グラウンドで、高校生練習会が開催されました。
今年は総勢70名あまりの高校球児たちが参加。
午前中は安部寮で入試制度等の説明を受け、午後からはグラウンドで汗を流しました。
甲子園でお馴染みの強豪校、各地の名門進学校、そして早大の附属校・系属校などが一堂に会し、彼らのプレーをネット裏から高校の指導者やご家族の皆さんが見守りました。
いつものことですが、早稲田のスポーツ推薦枠はほんの一握り。
あとは入試を突破してもらわなければなりません。
特に今回は有望選手が数多く参加してくれただけに、ネット裏の早稲田ファンは、入試の合否が判明する来春までは、期待と不安に揺れ動く日々を過ごすことになります。
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広岡さん、野村徹さん、徳武さん、石山建一さんら、数多くの野球部OBがグラウンドに立ち、高校球児たちの一投一打をチェックされていました。
ともあれ、1人でも多くの高校球児に早稲田と縁のあることを祈るばかりです。
昨日の全早慶戦は薄暮試合での開催でした。
そこで、試合開始までの時間を使って唐津まで足を伸ばして、早稲田佐賀中学・高校を訪問してきました。
唐津駅前から循環バスに乗り、唐津城入口のバス停で下車。
すると、早稲田佐賀の校舎が目の前にあり、振り仰ぐと威風堂々とした唐津城が見えます。
私の知る限り、お城の近くにある高校は、藩校の流れをくむ公立の伝統校というのが一般的。
聞けば、やはり此所は県立の伝統校が建っていた場所で、その移転跡地に早稲田が進出したようです。
ここは、風光明媚な土地です。
早稲田佐賀に隣接する老舗旅館のサイトで紹介されている、客室からの眺望をご覧になってみてください。
高田馬場界隈とは大違い
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水野旅館の公式サイト
このような環境で勉強やクラブ活動に励む生活は、ちょっと羨ましいです。
唐津市内は、例えば市役所もお城のような重厚な佇まいで、「誇り高い武士の町」だと私は感じました。
唐津では「佐賀県の唐津」と言わずに「九州の唐津」と言う方が今も多いのだとか。
郷土への誇りが強いというのは素晴らしいことですね。
佐賀新聞に、全早慶戦の記事が載っています。
早稲田快勝の余韻を楽しみながら、帰宅の途につきました。
夜半から、雨音に目が覚めるほどの豪雨が降り始めました。
旅館で朝食をとった頃には雨が上がり、「よし! これで大丈夫」と思いきや、お昼前から再び豪雨。
横殴りの雨にビジョ濡れになって、「今日の試合は順延だな」と観念し、佐賀駅前のラーメン屋さんでヤケ酒をあおっていたら、何と雨が上がりました。
小躍りしてバスに乗り、球場に着いた時に撮ったのが冒頭の写真です。
ちなみに、写真の右手前が佐賀北高校、左前方が早稲田佐賀の野球部員の皆さんです。
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球場に入ると、地元の野球関係の皆さんによるグラウンド整備の真っ最中でした。
昨夜からの雨で緩んだグラウンドを懸命に整備してくださっていて、あと少しで整備完了の様子。
応援部による応援練習も始まり、「おっ! これは大丈夫だな」と思った途端に、再び豪雨・・・
グラウンドは、再び水浸しになってしまいました。
暫くすると、またもや雨が上がり、そこからグラウンド整備をやり直し。
作業にあたってくださった皆様に、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
それにしても、豪雨が上がり、試合ができるとは思いませんでした。
正直なところ、奇跡的だと思います。
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早稲田の打順は次の通りです。
6東條
7白澤
4中村
9小野田
DH武藤
5河原
8大野
2市丸
3足立
途中出場の主な野手
渡辺克、遠藤、江塚、松永、道端、渡辺琢、重信、石井、真鍋
投手は、高梨-吉野-田中の継投となりました。
慶応打線を0得点に封じた新人二人の投球は見事だと思います。
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応援席には、応援部の現役部員とOB/OG、そして佐賀西高校(野球部・岡村監督の母校)のブラスバンド部員、東筑高校(応援部・小御門監督の母校)の応援リーダー部員が加わり、抜群のチームワークで慶応の応援を圧倒してくれました。
東京六大学の応援スタイルは、九州の野球ファンの皆さまにも、きっと新鮮だったろうと思います。
早稲田のOB選手は、市丸捕手(佐賀北-早大-東芝)の1人だけでした。
今日の市丸くんはフル出場。
適時打を含むマルチ安打、盗塁刺殺、バックネット前の邪飛好捕など、素晴らしい活躍により故郷に錦を飾りました。
写真は、期待の新人左腕・田中投手(滝川高校)とのツーショットです。
07:25羽田発のANAで東京を発って、午前11時過ぎに佐賀県立森林公園野球場(みどりの森県営球場)にやってきました。
貯まっているマイレージを使ったので、航空券はタダ。
空港リムジンやJRの運賃等を全て合わせても、2千円あまりの出費で球場に着きましたので、マイレージの威力は大したものです。
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今日は、早稲田と西部ガスのオープン戦。試合は早稲田が5対2で勝利しました。
ネット裏には、九州在住の野球部OB、現役部員のご家族が多数おいでになりました。
明日はオール早慶戦。
天気予報が少し心配ですが、熱戦を期待いたしましょう。
朝日新聞の朝刊で、部活動における頭や首への重大な負傷に関する調査結果の記事がありました。
朝日新聞の記事
記事によれば、競技種目別の発生頻度の高さは、ラグビー>柔道>体操>サッカー>野球 という順位となっています。
この調査結果は、多くの方々が「まあ、そんな感じだろうな」という内容でしょう。
競技スポーツにおける負傷を「損害賠償」という視点で考えてみます。
競技スポーツにおける事故で負傷した場合、ただちに誰かに損害賠償責任が発生するというわけではありません。
まず、競技スポーツをやろうと決心した時に、競技種目に固有の危険を納得して引き受けた(「危険の引き受け」)うえで、競技参加を決めたものとされます。
すなわち、基本的に負傷リスクを覚悟のうえでラグビーや柔道をやろうと決心したはずだと、法は考えるわけです。
なお、この考え方は観戦者にも適用されることがあります。例えば、野球観戦中にファールボールに当たって負傷しても、観戦者はそのようなリスクを基本的に引き受けして野球場に足を運んでいると考えられるため、競技者や球場に損害賠償を求めることはできません。
次に、実際に競技中に事故が発生した時においても、その原因が当該競技における正当な行為(「正当行為」)と考えられる限り、対戦相手に責任が生じることはありません。
すなわち、競技における各プレーそのものにリスクが存在するのであって、ルールどおりにプレーが行われている限り、競技相手に責任は生じないと、法は考えるわけです。
したがって、スポーツ事故において損害賠償責任が問われるのは、例えば次のようなケースです。
1)競技者の技量を越えた内容の練習を必要な補助なしに行なった、あるいは技量が大幅に異なる対戦相手との組合せで試合を行なって事故が発生した場合の指導者や大会運営者
2)競技者の疲労や健康状態の見極めを誤って事故が発生した場合の指導者等
3)上記のようなリスク回避に必要な指導者、監督者等を配置しなかった場合の学校等
4)正当行為を逸脱していると考えられるプレーを行なって事故を招いた場合の競技者
5)通常考えられる危険予防措置を怠った競技施設等の設置者
このような視点に立つと、例えば、ラグビーのトーナメント戦におけるシード校、あるいは柔道の段位などの緒制度が、リスク回避の面で重要な役割を果たしていることが改めて理解できるわけです。
一方、近年の猛暑で、競技や練習中に熱中症となる運動部員が増えていると聞きます。
このあたりの状況の変化への対応は十分なのでしょうか。
スポーツの年間スケジュールや試合会場は、昔から殆ど変わっていないと思われます。
しかし、気候の温暖化に歯止めがかからない以上、例えば夏の高校野球大会を炎天下の甲子園ではなくドーム球場で開催する、あるいは球場の気温が35度を超えたら試合をサスペンドするなどの方策を、具体的に検討すべき時期が来ているのではないでしょうか。
選手や応援席の生徒さんたちに万が一のことが起きてからでは遅いです。
佐賀でのオール早慶戦が近づいてきました。
オール早慶戦の楽しみのひとつに、OB選手の参加があります。
ご当地出身で社会人野球の現役選手といえば、市丸くん(捕手。佐賀北高校出身。東芝)がいます。
甲子園と神宮での大活躍が記憶に新しい市丸くんが参加してくれると、きっと盛り上がります。
現在の野球部には、岡村監督(佐賀西高校出身)をはじめ、9名の九州出身者がいます。
1人でも多くのご当地選手が参加して、地元の方々に喜んでいただけるといいですね。
新人監督
冨永(4年、宮崎県、都城商業)
投手
兼田(3年、熊本県、熊本学園大付属)
捕手
大谷(2年、福岡県、福岡大大濠)
内野手
足立(4年、福岡県、明善高校)
松永(3年、福岡県、福岡大大濠)
砂田(1年、佐賀県、東名館高校)
山城(1年、熊本県、済々黌高校)
外野手
白澤(4年、鹿児島県、神村学園)
渡辺克(4年、鹿児島県、鶴丸高校)
今日は、午前中に投内連携と打撃練習、午後から紅白戦が行われました。
軽井沢キャンプも終盤に入り、投手も野手も疲れが溜まっているのですが、下級生部員の成長もあって、各ポジションの定位置争いは熾烈を極めています。
来たるオープン戦でのメンバー入りを目指して頑張る彼らに、改めて声援を送ります。
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今日から地引くん(木更津総合出身。東京ガス)が合流しました。
久しぶりに彼のティーバッティングを間近で見ましたが、前の大きな鋭いスィングと強い打球音はさすがでした。
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長野市を拠点とするナガノスポーツマガジン社が、早稲田のキャンプを取材にやってきました。
ここが出版する『ナインズ』は、長野県内の野球部に加えて、長野出身で大学や社会人で活躍する選手にもフォーカスする編集方針。
ページをめくっていると、立教大学の新保選手(長野高校出身)の写真入り記事もありました。
現在の早大野球部で長野県出身といえば、学生トレーナーの押川くん(2年。諏訪清陵)の1人だけ。
その押川くんも、今回の軽井沢キャンプには帯同していないため、記者の方は残念そうでした。
岡村監督が取材を受けていらっしゃったので、いずれ記事になることでしょう。
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これをもって、私の軽井沢キャンプレポートは終了です。
久しぶりに早稲田野球にどっぶり浸かり、とても楽しい毎日でした。
拙いレポートにお付き合いいただいた皆様、
どうもありがとうございました。
今日の軽井沢は、基本プレーの反復練習を徹底する1日となりました。
シートノックの後、バットの素振り、走塁、特打、ゲージ打撃、ロングティー、そして再び素振り。
それらの練習と並行して、野手の特守も行われました。
今朝は18度まで気温が下がり、日中の最高気温も27度どまり。
やっと高原らしい気温になってきました。
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今日は、早稲田スポーツ新聞の記者の皆さんがグラウンドにやってきました。
練習終了後、彼らは岡村監督と主力選手たちにインタビューしていましたので、いずれ紙面とウェブで紹介されるはずです。
楽しみに待ちましょう。
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今日から、先輩コーチの安田猛さん(小倉高校出身。元ヤクルトスワローズ)が合流されました。
安田さんは、プロ野球と社会人野球(JR東日本)で豊富なコーチ経験をお持ちです。
現役時代と変わらぬ明るいキャラクターで、早大投手陣に分かりやすいアドバイスをくださいます。
小宮山悟さん(芝浦工大柏高校出身。元ニューヨークメッツ)も今日から合流されました。
朝一番、学生コーチの村山くんから投手陣の調整状況の詳細について報告を受けた後、ブルペンと陸上トラックを活発に移動して、投手陣の練習ぶりに目を光らせました。
圧巻は、日の傾き始めた頃にスタートした東條主将の特打で、小宮山さんが打撃投手を務めたこと。
小宮山さんは流石の制球力を披露して、ネット裏からは「こんなに贅沢なバッピはいない」という声があがりました。
特打が終わった後、東條くんは「一生の思い出です。」と、興奮ぎみでした。