5月6日までであった緊急事態宣言ですが、残念ながら延長となりそうです。
このような状況を踏まえ、早稲田のキャンパス立入禁止期間も5月20日まで延長されました。
キャンパス(スポーツ施設も含む)の立入禁止が続く限り、体育各部はまともに練習できません。
とにかく今は 、ひたすら外出を自粛して 新型コロナを封じ込めなくては。
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スポーツメディアも、ネタ切れになってきました。
試合も練習も行われていないのですから、ライターの皆さんもお気の毒であります。
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野球部OB江塚くん(掛川西)は、少年野球の指導者となっているのですが、併せて ゴルフのドラコンプロも目指すようです。
少年野球の活動は週末中心ですから、平日は何をするのかなあと思っていたのですが、こんなことを考えていたのですね。
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新型コロナの治療に有効な薬がいくつか見つかりつつあります。
ただ、どの薬にも無視できないレベルの副作用があるらしいので、あまり楽天的にもなれません。
私より少し若い世代で、世界規模の薬害サリドマイド禍が起きたことが強烈な記憶となっているからです。
サリドマイドは1950年代後半に当時の西ドイツで睡眠薬として開発されました。日本でも1960年代に販売が開始され、不眠症、手術前の鎮静、胃腸薬や妊婦のつわり治療まで幅広く使用されました。
しかし、サリドマイドを妊娠中に服用した場合、四肢奇形などの重度の先天異常や胎児の死亡を引き起こすことが明らかとなり、ヨーロッパでは直ちに薬剤の販売停止と回収が実施された。ところが、わが国においてはその販売停止と回収が遅れ、およそ1,000名ものサリドマイド被害者(うち認定被害者309名)を生む結果となり、社会的にも大規模な薬害事件に発展してしまいました。
私が小学生の頃、テレビや新聞で 被害者の生々しい写真が報道され、子供心に強いショックを受けました。
その後、歳月の経過とともにメディアで取り上げられることもなくなり、いつしか私の中でも過去の出来事となりました。
1975年、私は早稲田に入学して、高校の先輩に誘われて理工学部のジャズ研に通い始めました。
法学部から理工キャンパスに向かって歩いていって明治通りに出ると、そこに何やら東京都の施設がありました。
ある日、障害を持った若者たちが その施設に通っているのを偶然目撃したのです。
中高生と思われる年代の彼らは、腕が極端に短く、まさしくサリドマイドによる障害を抱えていました。
私の記憶に埋もれていた薬害の恐ろしさが、一気に甦りました。
サリドマイド禍の被害者の皆さんは、60歳前後で今もご健在のはず。
薬害は 本当に恐ろしいものです。
現在、新型コロナを制圧するための治療薬を求めて、みんなが前のめりとなっています。
ただ、薬害の恐ろしさを決して軽視してはなりませんよ。