外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

期日前投票

2010-06-30 18:33:45 | 社会全般
サッカーのワールドカップでの岡田JAPANの戦いをTV観戦しました。

ボクシングでいえば、クリンチを多用するような試合展開で、そんなJAPANの戦いぶりについて、海外のメディアではかなり辛口の批評がなされているようです。

ただ、実力で劣る者が強敵から金星を奪おうとすると、あの戦法しかないと私は思います。
昔の日本サッカーは、海外の強敵相手に今回と同じ戦法をとろうとしても、あえなく一蹴されていたのですから。
それだけJAPANが強くなってきたということです。

実際に、あと一歩で勝利する可能性があったのですから、立派なものだと思います。
岡田JAPANの皆さん、本当にお疲れ様でした。

さて、平日に極力済ませてしまいたいと私が思っている用事が二つあります。
一つ目は、床屋さん。
二つ目は、選挙の投票。
せっかくの週末ですから、なるべく制約無しに動きたいからです。

ということで、今回の参議院選挙も、早々に期日前投票を済ませてきました。

今回の選挙でも、一部の政党は格差社会の是正を訴えています。
つまり、非正規社員の正社員化などを通じて、給与水準を底上げしようという主張です。

私は、少し異なる見解を持っています。
すなわち、高止まりしている正社員の給与が徐々に下方修正されていくことで、結果として格差が縮小していくのではないかと。

例えば、株式市場の低迷により、現在の日本の上場企業の株式時価総額は30年前と同水準に過ぎないというショッキングな事実があります。

株式市場は、短期的には人気投票的なノリで株価が上下したりしますが、中長期的には、企業の収益力を正確に反映することが、統計的に証明されています。

つまり、株式の時価総額が30年前と同水準ということは、企業の収益力が30年前と同じということになります。

30年前の大卒初任給は10万円前後でしたが、現在は20万円前後。
大雑把に言えば、30年前の水準まで収益力が落ち込んでいるのに、企業は2倍の給与を支払っているということです。
このような状況は、決して長続きしません。

語学力も競争心もイマイチの日本人ですから、全員が足並みを揃えてグローバル経済を勝ち抜いていくというのは、現実的に不可能だと私は思います。

そうなると、日本人の平均年収が、少なくとも現在の半分程度に下がるという見通しを前提に、社会を再設計する必要があるのではないでしょうか。

半分の年収でも負担できるような水準まで、衣料や食料品はもちろん、不動産価格あるいは賃料、道路、鉄道など、様々な生活コストを下げていかなければならないことになります。
そうしなければ、家計が破たんするからです。

給与水準が下がるということは、税収も減少するということを意味します。

それにもかかわらず、地方空港、新幹線、高速道路など、金喰い虫のインフラ整備を、いまだに続けようとする政治勢力が存在します。

国鉄でさえ、採算の合わない路線は、次々に廃線に追い込まれました。
まして民間企業であるJR各社が、新幹線網を採算度外視で維持できるとは思えません。
それこそ、JALのような経営状態になってしまいます。

長期的に給与水準が低下していかざるを得ないという厳しい現実を前提とする社会設計。

そういう冷徹な視点を持つ政治家・政党に活躍してもらいたいと願って、私は期日前投票をいたしました。
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小さな新聞記事

2010-06-29 19:03:28 | ビジネス
先の週末に、東伏見のネット裏に懐かしい顔がありました。
今年卒業してメガバンクに就職したTくん(早実出身)です。

「お久しぶりです」と笑顔で挨拶してくれたTくんから、新入行員としての近況報告がありました。

Tくんが配属された支店は、大手企業がひしめく都心エリア。
まだ見習い中ですから、遅くまで残業するような状況にはなっていないようですが、「支店長から毎日のように勉強、勉強と言われて、大変です。野球漬けだった大学時代のツケが回ってきました」と彼は苦笑い。

都心の法人店舗では、洗練された金融知識を有するお取引先を担当することになります。
他の銀行や証券会社などの強力な競合先もひしめいていますから、銀行マンとして一人前に仕事ができるようになるまでには、大学での勉強以外にも膨大な業務知識が必要です。

学生時代に勉強しなかったことでは人後に落ちない私ですから、経験に裏付けされた実践的なアドバイスができたのではないかと思います。
(;^_^A

いずれにしても、勉強にいくらでも時間を割くことのできる独身の時に、厳しい環境の支店に配属されたことを、Tくんには幸運だと考えてもらいたいですね。
そして金融のプロとなるための基礎をきっちり築いてもらいたいと思います。

さて、今日の新聞で、東京都主導で発行された、中小企業263社の無担保社債を裏付けとする社債担保証券(CBO)160億円で、返済順位の低いトランチで約8億円の元本が償還されない見通しだとの記事がありました。

このCBOは返済順位に応じて4つのトランチに分けて2007年に発行され、返済順位の高い上位2つのトランチは全額償還されますが、三番目のトランチは約35%、四番目は0%の償還となるそうです。

この記事を読んで、様々な受けとめ方があると思いますが、私は次のように感じました。

まず、3年間で約5%の元本割れという償還実績は、発行後にリーマン・ショックという大津波に遭遇するという経済環境にあったことを考えると、とても良く吟味された中小企業向けの与信であった、
このディールを通じて、多くの中小企業に対して、低利で安定した資金供給を行うことができた

次に、償還リスクに応じたトランチ分けが、とても上手く機能していた証券化であった、

その一方、低位のトランチに対する発行時の格付けや値決め(利率)は、今となって振り返れば、かなり甘かったのではないかという印象を持ちます。

------------------
このCBOの2007年の募集時の条件は次のようなものでした。

A号(50億円、年利1.31%) 
AAA(S&P) 
Aaa(ムーディーズ)

B号(104億円、年利1.33%) 
AAA(S&P) 
Aaa(ムーディーズ)

C号(5億円、予定利率1.58%)   
A(S&P)  
A2(ムーディーズ)

D号(5億円、予定利率1.98%) 
BBB(S&P)
Baa2(ムーディーズ)

ちなみにスタンダード&プアーズ(S&P)の格付けの定義は次のようなものです。

AAA
当該債務を履行する債務者の能力はきわめて高い。スタンダード&プアーズの最上位の個別債務格付け。

AA
当該債務を履行する債務者の能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。

A
当該債務を履行する債務者の能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。

BBB
当該債務履行のための財務内容は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって当該債務を履行する能力が低下する可能性がより高い。
--------------------

結果論となりますが、A号、B号のトランチを購入した投資家は、格付けに見合った資金運用ができましたが、C号、D号の投資家は、リーマンショック後の景気後退による中小企業の支払能力低下の煽りをモロに受け、年利0.6%程度の利回りの上乗せを追求したことが大きく裏目に出て、投資元本を失ったことになります。
1%に満たない金利差に、それほどのリスク差を読み取った投資家はどれほどいたのでしょうか。

ちなみに、このCBOの下位のトランチについては、格付機関が発行後に何度も格付を引き下げて、最後はCCというレーティングになってしまいました。
決して流動性が高くない証券について、発行後に格付をどんどん見直されてしまったら、投資家はたまったものではありません。

少しでも有利に証券を発行したいという、発行者側の意向に対して、格付機関がいかに中立でいることができるか。
格付機関の鼎の軽重が、今回も問われそうです。

しかし、リスクに見合う値決めをやろうにもやれない、超低金利の金融市場の問題が顕在化したとも言えます。

とても小さなスペースの新聞記事でしたが、個人的には、とても興味深いニュースでした。
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大相撲は何処へ

2010-06-28 19:31:22 | 早稲田大学
野球賭博で、大相撲が大揺れです。

協会の役員や現役力士の処分が決まったそうですが、事件の全容がまだ解明されていないので、どんな展開が待っているのか、全く予断を許しません。

覚醒剤の問題と同様、反社会的勢力に対して脇の甘い組織の在り方は、決して許されるものではありません。

相撲観戦の入場料や懸賞金の一部が、反社会的勢力の手に渡るような仕組みを根絶させること。
大相撲の将来を考えると、それしか道はありません。

今のままの大相撲では、まともな企業はスポンサーとなれなくなります。
株主に対して、きちんと説明ができませんから。

それにしても、多くの人が「やっぱりそうか」と感じるニュースなのですから、警察だって、大手メディアだって、これまで知らかったはずがないと私は考えています。

このあたりにも、日本の闇の部分を感じてしまいます。

ところで、ニュース画面に映った調査委員会のメンバーの中に、元早大総長の奥島さんの顔がありました。
スポーツを心から愛する奥島さん。
しかし今回は、こんな形で大相撲に関わることになり、さぞ悲しい気持ちでいらっしゃることでしょう。
本当にお気の毒でなりません。

冒頭の写真は、奥島さんがお書きになった「西北からの旅人」。


次の写真は、その本の中にある一枚。
早大所沢キャンパス内の竹林で、奥島さんがお孫さんと一緒にタケノコ掘りを楽しまれた時の写真です。
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ラグビー関東学院戦

2010-06-27 18:17:21 | 大学ラグビー
横浜の三ツ沢競技場に行って、関東学院との練習試合を観てきました。

試合は早稲田の逆転勝ちでしたが、セットプレーでも、パス回しでも、お互いにミスばかりでストレスが溜まる試合でした。

まあ、この時期ですからミスが多くても仕方ないのですが、残念ながら早稲田も関東学院も、今や学生チャンピオンではありません。

打倒すべき東海と帝京の外人パワーは今季も強力でしょう。
彼らの足元をすくうには、精度の高いプレーの連続以外にはありませんので、そこに到達するまでの距離は、まだかなり残っているように感じました。

野球部と同様、気合いを入れ直して、夏に徹底的に鍛え抜いて、充実のシーズンを披露してもらいたいものです。

さて、今週は6月の月末日を迎えます。
暦年決算、すなわち1月から12月までを会計年度とする外国銀行にとって、6月末は大切な中間決算日となります。

様々な数字の集計やら下半期の計画の見直しなど、忙しい1週間になると思いますので、私も気合いを入れ直して明日から頑張ります。
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今日の東伏見

2010-06-26 17:01:24 | 大学野球
今日は午後から、久し振りに東伏見に行きました。

午後二時に始まった練習では、本塁から右翼ポールまでのラインに野手陣が二人ペアで並び、左翼・バックスクリーン方向に向かって、トスバッティングを延々と行いました。

打球の落ち際までの球すじを確認しながら、スイングの面を意識しての練習。
下級生では、地引、杉山、若杉、大野、東條らが気持ち良さそうに飛ばしていました。

今日は、曇り空から、たまに小雨が降ってくる天気でしたが、カンカン照りよりは体力の消耗はないと思われます。
それでも、選手たちの額からは汗が吹き出し、タオルで顔を拭きながらの練習でした。

室内練習場でも、濱コーチ(3年、境高校)の指揮のもと、トスバッティングが延々と続けられていました。

ところで、グラウンドでの二人ペアの組み合わせを良く見てみると、学生コーチとペアを組む打者が3人だけいました。

野崎コーチ(四年、西城陽)と組んだ白川くん。
岩垣コーチ(四年、市岡)と組んだ宇高くん
そして小堀コーチ(二年、膳所)と組んだ江塚くん(一年、掛川西)です。

他の打者たちは二人で交互に交替しながらの練習ですが、この3人はコーチ相手に交替無しに打ち続けるのですから、二倍の練習量となるわけです。

練習後に白川くんに聞いたところ、「今日は少なめで、600本ちょっとでした」とのことですから、普段は、もっと多くの本数をこなしているようです。

久し振りに見たので断定的なことはいえませんが、秋のシーズンに向けて、この3人に対するチームからの期待を私は感じるシーンでした。

投手陣は、概ね午前中で練習を終えて、午後は姿を見せませんでした。

しかし、小西コーチ(四年、郡山)が睨みをきかせる前で、森(二年、浦和学院)、横山(一年、聖光学院)、小山田(一年、古河三)の3人が、右翼ポールからバックスクリーンまでの間を、何本もダッシュを繰り返していました。

この下級生投手の3人は、否応なしに来年からバリバリやってもらわなければなりません。
「投手は足で投げる」という言葉があるほどですから、この時期の走り込みを頑張り抜けば、必ず来春の球威が違ってくるはず。

月並みな言い方しかできませんが、とにかく体のケアを十分しながら、みんなの努力が実って、秋に爆発してくれると嬉しいですね。

全体練習は午後四時に終わり、あとは自主練習です。

今夜は、下級生部員たちとの焼肉屋に行きます。
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夏休み

2010-06-25 16:05:19 | 早稲田大学
先の日曜日、所沢キャンパスの湿地を2ヶ月ぶりに訪れて驚きました。
冒頭の写真のように、人間の背丈を超えるような高さまで、青草が伸びていたからです。

4月に初めて訪れた時の、同じ地点で撮った写真を見てください。


コンクリート・ジャングルの狭間で毎日の仕事に追われている間にも、季節は着実に移ろい、草木は彼らの生命を謳歌していました。

そんな自然の頑張りを肌で感じたこともあって、私も夏休みの日程を決めました。
7月の後半に二週間ばかり休暇を取ります。

その期間中も、環境保全の活動に参加する
というほど、私も悟りの境地に達しておりません。
(;^_^A

昨年は、アメリカ南部のメンフィスとナッシュビルを訪ねて、カントリーミュージックとリズム・アンド・ブルースを堪能しました。
昨年の旅行の初日

今年は二年ぶりにニューヨークに行きたいと思い、準備を始めました。
ジャズ、ミュージカル、そしてメジャーリーグ・ベースボール。
ニューヨークは、私の好きなものが勢揃いしている街です。

きっちり仕事を捌いて、年に一度の長期休暇を楽しみたいと思います。

私が夏休みを感じる歌、乱魔堂の「ひたすら」が、ついにYouTubeにアップされました。

乱魔堂の携帯用リンク

乱魔堂のパソコン用リンク

「はっぴいえんど」「はちみつぱい」「武蔵野タンポポ団」「シュガーベイブ」
同じ渋谷のロック喫茶で腕を磨き、1970年代を代表する幻の名バンドの一つと呼ばれるようになったのに、なぜか今は脚光を浴びることのない乱魔堂が歌う、軽やかなラブソングです。


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機関車と引込線

2010-06-24 20:07:55 | 音楽
新聞のコラムによれば、貨物列車の時刻表が、鉄道マニアの間でベストセラーになっているそうです。

どんな内容なのか、それを読んでどう活用するのか、さっぱり私には見当がつきません。
でも、ヤワな電車にはない、機関車の独特の力強さに魅せられた人の気持ちは、私にも理解できます。

かつて、私の父が勤務していた富山県滑川市の工場には、国鉄の北陸本線から引込線が敷かれていました。
コンテナのない時代でしたから、貨車が工場の中に直接送り込まれて、原材料を下ろしたり、製品を搬出したりするわけです。

その工場のすぐ近くの社宅に住んでいた幼稚園児の私は、貨物の積み降ろし作業、てきぱきと作業する人たちを、飽きることなく眺めていました。

そして、引込線のあるような規模の工場が近くにはありませんでしたから、そこに父が勤務していることを、子供心に誇らしく感じていました。

鉄道が貨物輸送の主役でなくなってから久しいですが、私が出勤する早朝五時ぐらいの時間帯は、それでも、かなりの貨物列車が運行されています。
また、石油やセメントの業界は、今でも専用車両を相当数、保有しているはずです。

現在、引込線で貨物の搬入・搬出を行なっている工場は、どのくらい残っているのでしょうか。

さて、冒頭の写真は先日買ってきた、小坂忠さんのCD。
その名も「機関車」という曲が収録されています。

元々は、私が大学に入学した1975年に、キャラメルママ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆)をバックに録音された、赤いジャケットのファンキーなアルバムでした。


そのマスターテープが残っていて、そのボーカル部分を2010年になって再録音したというのが冒頭の青ジャケットの作品です。

タイトル曲『ほうろう』の携帯版
タイトル曲『ほうろう』のPC版

細野さんの時代の先端をゆくサウンド創り、鈴木茂さんの鋭い感性が伝わってくるフェンダー・ストラトのキレのあるサウンド、林立夫さんの良くチューニングされて正確なスティック使いのドラムなど、今でも新鮮です。

個人的には、同じ学芸大学駅エリアの住人だったスチール・ギターの名手・駒沢裕城さん(はちみつぱい出身。小坂忠さんのバンドであるフォージョーハーフに参加。「風街ろまん」の『空色のくれよん』で好演)のセンスの良い和音感覚も、聴きどころだと思っています。
「機関車」でも、駒沢さんのスチールが最高の味わいです。
※ちなみに、フォージョーハーフは、四畳半のこと。

なお、今回のHORO-2010を更にファンキーにするには、ベースに後藤次利さん(スラッピンクのタッチが細野さんより強くて深い)、キーボードに佐藤博さん(ブルーグラス系出身の松任谷さんに比べ、ジャズ出身だけあって、黒っぽいファンキーなサウンドが得意で、フェンダー・ローズやB3ハモンド・オルガンの音づくりができる)が加わると更に良いかなと。

そして、ブラスの音を、タワー・オブ・パワーのように、もっとブ厚く設定してくれると良いかなと。

この夢は、HORO-2020の企画にとっておきましょう。
\(^O^)/
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暑い夏の、もう一つの熱い戦い

2010-06-23 19:33:10 | 大学野球
今年の夏は、雨が多いように思います。

降水量を具体的に調べたわけではないのですが、私の住む神奈川県の巨大な水がめである宮ケ瀬ダムの貯水率は100%。
たびたび深刻な水不足に見舞われる、香川県の早明浦(さめうら)ダムの貯水率も92%を超えているので、今年の夏に水不足で苦しむ地域はなさそうです。

例年ならば、これで農業や畜産を営む方々も安心だということになるのですが、今年はそうはいきません。
口蹄疫。
牛や豚の口と蹄(ひづめ)の周囲に症状が現れることから、英語でFoot-and-Mouse Disease (FMD)と名付けられ、口蹄疫と日本語に直訳されている伝染病です。

宮崎と海を挾んだ愛媛県宇和島でさえ、万一に備えて伝統の闘牛大会が中止されている恐ろしい病気であります。
まして、渦中の宮崎県内では、人や車の移動も厳しく制限されていて、第一次産業にとどまらず、第二次・第三次産業まで深刻な影響を受けています。

そして、高校野球でさえも、練習試合が人の移動が伴うために次々に中止されるという状況のようです。

今年の野球部の一年生に、畜産の町・都城からやってきた冨永くんがいます。

冨永くんは、主将として都城商業を甲子園でベスト8に導いた男。
そして「宮崎の牛肉は日本一です」と、笑顔で話してくれる、郷里の宮崎に誇りを抱く男です。

しかし、早稲田に来てからはヒザの故障に苦しみ抜きました。
その結果、彼はスコアラー兼トレーナーとして、自身の新たな野球人生を切り拓こうとしています。

冨永くんに限らず、野球部の学生トレーナーは、日付が変わる時間までチームメイトの体をケアするという、とてつもなく大変な役目を担います。

特に、今年の一年生は人数が多いとはいえないので、例年以上に練習や作業の負担が重いようです。

早稲田にやってきて最初の夏を、冨永くんは特別な思いと熱い決意を抱いて、過ごしています。

一日も早く宮崎の口蹄疫が終息すること、
そして、冨永くんの献身的なケアに応えて秋季リーグ戦でメンバーたちが結果を出してくれること。
みんなの思いが一つに結実するのは、それしかありません。

がんばれ 冨永くん、そして学生トレーナーの皆さん!
私たちがついていますよ
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1965年のアジア野球大会

2010-06-22 17:31:48 | 大学野球
私が在学中の早稲田の法学部では、履修科目の登録は年一度。
つまり、春に履修科目を登録すると、語学と体育を除いて、試験は翌年1月に行なわれる一度っきりでした。

また、語学の試験の多くは6月の月末前後に行なわれましたので、7月早々から実質的に夏休みに入りました。
既に語学の履修を終えた上級生たちは、6月下旬に帰省してしまい、郷里で夏のアルバイトに励むことも少なくありませんでした。

当時、多くの運動部では、7月を集中的な基礎練習にあて、8月からは実戦形式の練習メニューを増やして、9月から始まる公式戦に備えました。
すなわち、夏の本格的な練習期間が約2ヶ月間確保できていたわけです。

以前にも話題にしたことがありますが、現在は、1年を2つの学期に分け、各学期で授業を完結して単位を取得する制度、いわゆるセメスター制度が早稲田でも幅広く導入されているようです。
具体的には、4年間で8セメスターに分けることで、学生の科目選択自由度が高まるメリットがあり、学部によっては6セメスターで単位取得が可能なシステムを採用するケースが多いのだそうです。

単位を取得しないで済むセメスターを設けることができるので、かつての通年授業では多くの困難が伴った、海外留学や社会活動に参加することが可能となるメリットもあるとのことです。

ただし、このセメスター制度によって、7月に多くの科目で試験やレポート提出が必要となりました。
そして、後期の授業開始時期は、セメスター制導入にあわせて9月の月末あたりに遅らされましたけれど、スポーツの各競技の公式戦日程は、従来と変わらずに9月前半に始まります。
したがって、早稲田の運動部が本格的な夏の練習を行なうのは、8月の一ヶ月間のみとなってしまいました。

その貴重な一ヶ月間に、日米大学野球などの催しも行なわれます。

セメスター制度を導入していない大学では従来と特に変わることはないのですから、仕方ないことなのでしょう。

でも、少なくとも早稲田については、夏の練習時間を削られることは本当に痛いです。

大学ジャパンに参加することで、もちろん得ることも多いのでしょうけれど、練習時間を削られる悪影響も、決して無視できるものではないからです。

週べ今週号で、石田雄太さんが、崩れたフォームを修正しようと理想を掲げるも、目先の勝利を主将として優先せざるを得なかった斎藤佑樹投手に、ピッチャーとしての未来を大事にしてほしいとおっしゃっています。
私も全く同感で、そのためには、1日でも多く東伏見で汗を流して、万全のコンディションで秋季リーグ戦に臨んでもらいたいと、そして秋のリーグ戦が終わった時に、早稲田ナインが「最高のシーズンでした。」と、嬉し涙を流して欲しいと心から願うものです。

このような状況を考えるに、大学ジャパンなど公式戦以外の試合は、できる限り秋季リーグ戦終了後の日程としてもらいたいと、私は思っています。
それが難しいならば、セメスター制度という新しい時代の要請に応えて、二週間程度、秋季リーグ戦の日程を後ろにズラすべきです。

そもそも大学の夏休み期間中にリーグ戦を開幕しても、学生さんたちが神宮に大勢集まるはずもないですから。
大学野球は、プレーする、あるいは応援する現役の学生さんたちが一番やりやすいような日程で開催されるべきです。

さて、1965年(昭和40年)、マニラで第6回アジア野球大会が開催されましたのは、秋季リーグ戦が終わった12月のことでした。

この派遣チームを選考するために、東京六大学、東都、首都、神奈川五大学、愛知大学、関西大学連合、九州六大学の選抜チームによる選考試合が、予選と決勝リーグ戦という形式で行われ、その結果、東京六大学の選抜チームが代表に選ばれ、本番のマニラでも見事に優勝しました。

直前の秋季リーグ戦で完全優勝していた早稲田から、多くのメンバーが参加しています。

監督:石井藤吉郎(早、水戸商業)

投手:
八木沢荘六(早、作新学院)
三輪田勝利(早、中京)
村井俊夫(明)
井出峻(東、都立新宿)

捕手:
大塚弥寿男(早、浪商)
田淵幸一(法、法政一高)


内野手:
小淵進(早、早実)
矢野洋制(早、松山商業)
小西亮之祐(早、天理)
西田暢(早、早実)
広野功(慶、徳島商業)
江藤省三(慶、中京商業。冒頭の写真の前列左から二人目)
池谷勝(立)

外野手:
林田真人(早、岡山東商業)
飯田修(早、高松一高)
萩原陸洋(早、甲府一高)
高田繁(明、浪商)


各リーグ同士の対抗心に火を点ける、このような選抜方法も、なかなか面白いアイデアだと思います。

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品川駅10番線

2010-06-21 18:05:31 | 社会全般
8月21日(土)に北九州で行われるオール早慶戦。
学生応援席のブラスバンドについては、早稲田が東筑高校、慶応は小倉高校のブラバン部員の皆さんのご協力をいただくようです。

私の職場にも小倉高校OB(同志社大学出身)、東筑OG(九州大学出身)がいまして、早慶戦でのブラバン協力のことを私が話すと、各々の高校の応援スタイルの話題で、こちらがビックリするくらい盛り上がりました。
(*^_^*)

どちらの高校も早稲田に縁の深い学校ですが、現在の早稲田の応援部の監督さんが東筑OBですから、今回に限っては、順当な形だと思います。

さて、毎日の通勤で私が通過するJR品川駅。
数多いプラットホームの中で、7番線から10番線は臨時ホームとなっていまして、私が知る限り、団体専用列車の乗降、あるいは運行ダイヤが乱れた時にのみ使用されています。

私も、中学校の修学旅行で、品川駅臨時ホームから「ひので号」に乗って関西に行った思い出があります。
もう40年ほど昔の話。
現在、駅ナカの飲食街がひしめく二階エリアが、普段は鋼鉄のドアで閉めきられた団体待ち合いの専用スペースとなっていました。

ところで、最近になって、品川駅10番線のレールが撤去されていることに気がつきました。
注意してみると、田町寄りにある広大な操車場においても、かなりのレールが撤去されて工事車両が作業しています。

JR東日本は、以前から東海道本線と東北本線の直通運転を計画しています。
「東北縦貫線」と呼ばれているようです。
並行する京浜東北線と山手線の混雑を緩和し、東京駅と上野駅での折返し作業をやめて運行効率を上げると共に、都心にある操車場などの鉄道用地を有効活用するが目的なのだそうです。

東北本線と東海道本線とは、既に湘南新宿ラインという形で新宿回りで直通運転が行われています。
次は、上野・東京回りでも直通運転が行なわれることになります。

直通運転が始まると、列車の本数が増えて便利になるのでしょう。
でも、東京駅や上野駅から座って長距離通勤している人には、ちょっと残念に思う人もいらっしゃると思います。

ゆっくり席に座って、本を読んだり、ウトウトしたり、時にはボックス席やグリーン車で缶ビールを一杯やりながら帰宅するのが難しくなるかも知れないからです。

実は私も電車ビール派です。
居酒屋で飲む場合には350mlばかりのビールでは少しも酔わない私ですが、電車に揺られながら飲むと缶ビール一本で結構酔っ払うから不思議です。
電車の揺れが酔いを誘うのか、あるいは自宅に近づいていくという安心感がそうさせるのかは分かりません。

例えば電車ビールを2本飲むと、約1時間電車に揺られた後に下車するために席から立ち上がろうとすると、ヒザがグラリとすることがあるのが不思議です。
(;^_^A

直通運転が始まるまで、計画どおりならば、あと3年。
そうなると、東京駅や上野駅を利用する電車ビール派は、少し楽しみが減ってしまいそうです。
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