あと1ヶ月で待望の夏休みがやってきます。
少しずつ蒸し暑い日が増えてきて、勉強には適していない季節に入ってくるわけですが、ひとふんばりです。
それにしても、3ヶ月を超えて勉強に専念したことは、高校卒業後の一浪時代を含めて、ちょっと記憶にありません。
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今週は、キャンパス内の至るところで、野球部員の皆さんと会いました。
通路、図書館、生協・・・
そろそろレポートや試験の準備に着手する時期なのでしょう。
彼らの表情は、「学生」そのものでした。
きっちり単位を取って、夏の鍛練に備えてもらいたいです。
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ところで、衆議院における民主党の姿勢には幻滅しました。
国政の一翼を担う政党にあるまじき見識のなさと言わざるを得ないでしょう。
私自身、安倍政権に決して好感を持ってはいません。
しかし、野党があの体たらくでは、暫くは安倍さんに頑張ってもらうしかないのではないかと、消去法的思考で自民党を眺め始めました。
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その安倍政権の抱える最大のリスクは、「過去の侵略行為」に関する歴史認識です。
安倍さんが彼自身の意見を封印することができるかどうか。
予想される参院選勝利の後、ご機嫌のあまり、歴史認識に関する持論を吹聴してしまうと、最悪のケースでは、安倍さんは米国から出入り禁止を通告されてしまう恐れがあります。
これまでの安倍さんの曖昧な発言を、アメリカがどれほど深刻に問題視しているのか、安倍さんは謙虚に受けとめなくては。
アメリカからダメ出しされたら、参院選の勝敗に関わらず、安倍さんが退陣に追い込まれるのは必定。
そうなれば、再び混迷の時代に逆戻りです。
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話題は変わりますが、元航空幕僚長・田母神さんが「自衛隊は中国軍に勝つ」と発言し、多くの方々がそれを聞いて溜飲を下げているそうです。
詳しくは知りませんが、田母神さんのおっしゃる「勝利」とは、いったいどのような定義なのでしょうか。
ご自身が率いていた航空戦力同士の局地的衝突での勝利?
それとも、海と陸も合わせた総力戦での勝利?
また、日本側の死傷者はゼロ?
あるいは数万人レベル?
原爆保有国を相手に戦争して、よもや被害ゼロで日本が勝てると田母神さんも思ってはいないでしょう。
とにもかくにも、歴史を振り返れば、軍将校の強気の発言を社会がもてはやしていると、ろくな結果となりません。
古今東西、軍人の強気な発言は職業病みたいなものです。
その田母神さんの見解を持ち上げる石原慎太郎さんらの政治家たちも含め、危なっかしい人々の発言には、よほど用心しておかなければ。
この2週間、ずっと風邪気味でした。
微熱が続き、どうにも咳が止まりません。
たぶん疲れの蓄積が原因だと思います。
振り返れば、真面目に勉強したのは高校一年生の1学期まで。
それからの40年間、心の広い仲間に恵まれて、小手先の要領だけでやってくることができました。
仲間たちからの恩を思い返しながら、月曜日から土曜日まで、1日12時間をノルマとして、机に向かっています。
往復3時間という通学時間も、何とか活用しなければと、思い始めているのですから、我ながら驚きます。
このブログを覗いてくれる旧友たちも、「気がつくのが遅いんだよ、お前は」と、呆れていることでしょう。
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冒頭の写真は、そんな今の私の相棒であるロングマンの英英辞書です。
この辞書は、1999年に新宿東口の紀伊國屋で買いました。
その前年、邦銀から米銀に転職し、社内メールも社内通達も英語のみと、劇的に環境が変わりました。
転職前から覚悟していたこととはいえ、自分自身の語学力不足を嫌と言うほど痛感し、もがきまくる日々を過ごしていた時に、藁を掴むような心境で買ったのが、このロングマンです。
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世の若者たちは電子辞書が当たり前。
私も、大枚をはたいてフルスペックの電子辞書を買ったことがあります。
しかし、結局、まったく馴染めませんでした。
このロングマンには、気のきいた説明が随所にあります。
例えば、「help」と「assist」はどう違うのか、英和辞典では分かりにくいニュアンスが、きちんと書いてあるのです。
挿し絵も実にアメリカっぽく、ロングマンをめくっていると、頭の中で旅行しているような気持ちになってきます。
英語の辞書としても、参考書としても、このロングマンは一級品だと思います。
大学院で学ぶことになった時、大学から貸与される個人ロッカーに最初に入れたのが、このロングマンでした。
写真からも分かると思いますが、かなりガタがきています。
あちらこちらを接着剤やテープで補強し、バラバラになるのを懸命に防いでいます。
「そんなに辞書を酷使しても、その程度の語学力なのか」と言われたら、返す言葉がないのですが・・・
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大学院の入試で、語学試験は紙の辞書持ち込みが許されていまして、もちろん私はロングマンを持ち込みました。
実際に辞書で調べる場面は少なかったのですが、使い慣れた相棒が机上にあるだけで百人力です。
最近になって知ったことですが、英語の試験の点数が、受験者全体で2番か3番だったとか。
まったくロングマンのおかげです。
英文の判例や学術文ともなると、専門の辞書が必要となるのは仕方がありません。
それでも、この相棒を大切にして、大学院での勉強に取り組んでいくつもりです。
週べ増刊「大学野球」春季リーグ決算号は、6月26日に発売予定です。
定価は840円で、既にAmazonでも予約販売が始まっています。
我らが早稲田は、練習と学業を両立するための時間別練習で秋に備えています。
昼間のキャンパスで、教室を移動する部員にたびたび出会います。
また、6限(18:15開始)の教職課程の授業に出席するという部員にも出くわします。
その授業の合間を縫って、東伏見での練習が午後10時ごろまで行われるのですから、大変です。
早稲田キャンパスから東伏見グラウンドへの移動には、徒歩も含めて片道1時間ほどかかります。
体育各部の部員たちが講義の合間にトレーニングできる簡易施設が、早稲田キャンパスの中、例えば校舎の屋上にでもあるといいなあと思ったりします。
ともあれ、7月下旬の前期試験を乗り切るまで、キャンパス間を電車で往き来しながら、選手たちは頑張ります。
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さて、参議院選挙が終わるまで、自民党も民主党も、抱える懸案を先送りしています。
規制緩和や法人税減税への道筋が見えないうちに、日銀の金融緩和策が賞味期限切れとなり始めました。
見立つのは、輸入コスト増加による物価上昇と、国債市場の不安定化という負の側面ばかり・・・
メディアも、もっともっと、規制緩和に向けた議論が活発化するように紙面を割いてくれないものでしょうか。
例えば、林業。
日本で林業といえば、「与作」や「こきりこの唄」という歌からイメージされるような手作業の世界と考えられがちです。
しかし、世界的には情報通信技術の活用が目覚ましく進んでいる分野なのだそうです。
ドイツの林業を例にとると・・・
ブルドーザーをベースにしたような伐採機械の運転席にはディスプレイがあり、そこに事務所から今日はどのような種類、直径、長さの木を何本切れと指令が入ります。
機械は、木を掴むと自動的に直径を測り、伐倒、枝払い、玉切りまで1台で全て行います。
その過程で、機械は直径何ミリ、長さ何センチの木を何本切ったという情報を記憶し、それを事務所に送信するのです。
何台もの機械から届いた情報を集約し、事務所は取引先に対して「注文を受けた材木が揃ったから、トレーラーで期日までに取りに来い」と連絡します。
このような情報通信技術のおかげで、日本と同じ森林面積にも関わらず、ドイツの木材供給量は日本の3倍に達するとか。
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このように近代化された業務内容であれば、日本の若者たちの中からも「林業で働きたい」という希望者が必ず現れるはずです。
長らく日本が得意としてきた近代化は、国際競争を前提とし、競合他国に追いつけ追い越せと官民が努力して実現されてきました。
農林漁業や医療介護の分野においても、出来ないはずがありません。
例えば、ご紹介したような最新機器を国が民間に大量に貸与して、劇的に業界を刷新するなんてことは出来ないものでしょうか。
今日、キャンパスを出たのは午後10時半ごろ。
またまたハードな1日となりました。
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さて、少し前のことですが、TVドラマを観ていたら、「銀行レース」というセリフが出てきました。
「ガチガチの本命で、銀行に預金するのと変わらない。配当は大したことはないが、確実に戻ってくる馬券」
そんな意味を指すものでした。
そのような馬券が現実に存在するのか、私には分かりませんが、銀行レースとは、なかなか面白い表現をするものだと印象に残っています。
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このごろは様々な投資商品やデリバティブを取り扱うようになってきましたが、銀行業務の中核的な収益源が預金と融資の利ザヤから生み出されていることに変わりはありません。
このビジネスモデルは、とにかく利ザヤの薄いものです。
店舗、システム、人件費などを勘案すると、利ザヤは0.2%前後しかありません。
例えば、1百万円の貸倒れ損失が発生したとすると、5億円の新規融資を積み増しして、1円の延滞もなく1年後の期日に全額回収して、やっと1百万円を取り戻すことが出来るという計算になります。
別の言い方をすれば、1,000件の無担保融資をした時、貸倒れが僅か3件発生しただけで、もう赤字になってしまうのです。
このようなビジネスモデルなのですから、バブル経済が崩壊して40兆円を超えるような不良債権が発生した1990年代に、銀行の経営破綻や業界再編が起きたことも理解していただけると思います。
不動産やリース・ノンバンク、あるいはリゾート施設などへの融資を積み上げていた銀行の多くは、その銀行名が今は存在しません。
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そのような業界ですから、いかに貸倒れを回避するかが、方針決定の際に判断基準となります。
複数の選択肢があり、いずれも決定的な根拠に欠ける場合には、最も保守的なものを選ぶ。
冒険を許さない、そんな思考方法が、古今東西、銀行マンに求められる資質なのです。
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かたや、世の中には、100件の案件に取り組んで、その中の1件が上手くいけば利益が出るという業界も有ります。
このような業界では、冒険せずにいることは許されないことでしょう。
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日銀の黒田さんが推し進めている金融政策は、本来ならば物価上昇2%ならば長期金利も2%となるのが基本であるものを、物価を押し上げながら金利は抑制するというアクロバティックなものです。
もちろん、選りすぐりの俊英たちが知恵を絞ってやっているのですけれど、銀行マンとして育った私には、ちょっと踏み出せない領域の、掟破りの冒険的な政策に日銀はチャレンジしているのです。
そのことを安倍総理以下の方々が良く理解して、果敢に法人税と規制緩和に取り組んでもらわないと、日本は大変なことになります。
雨の降る、湿っぽい季節になりました。
法学演習の発表資料3本(土壌汚染訴訟、消費者契約法関係、そして米国の薬害訴訟)の期限が迫り、それに忙殺されていましたが、昨夜までに目処がついて、今日はちょっと一息ついているところです。
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年金や健康保険の切り替え手続きも終わりました。
「これで、正真正銘の学生に戻ったんだなあ」という、ある種の感慨がある一方で、「学生になったからには、一流の学生になろう」という気持ちも湧いてきます。
言い方を換えると、大学院を終えた時に、社会に対して少しでも貢献できるようにならなければと。
そんな訳で、かなり濃密な毎日を過ごしています。
幸いにして、8月から長期間の夏休みが待っています。
野球部の軽井沢キャンプも、きっと行われます。
そこまで、今の調子で頑張り抜きたいと思います。
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さて、日銀の金融政策が「老眼目薬」的な効果をあげているうちに、法人税減税や規制緩和を打ち出さなければならなかったのに、自民党は出来ていませんね。
今回の日銀は、いわば真珠湾攻撃のようなバクチを打ちました。
もう日銀に余力がありません。
あとは政治家が迅速に役割を果たさなくては。
政権交代の前、「市場が私を待っているんです」と選挙演説で豪語していた安倍さん。
今こそ、切るべきところは切り捨てる覚悟が必要です。
今夜も、午後10時となりそうな頃に、西早稲田の居酒屋「源兵衛」に行きました。
店内には、東京六大学の応援部恒例の合同イベント「六旗の下に」のポスターが。
「もう六旗なんだなあ」と思いつつ眺めていたポスターの下部に、さりげなく、記念パレードという見慣れぬ言葉が踊っているではありませんか!
たまたま源兵衛に居合わせた応援部員に確認したところ、初めての企画として、6月9日(日}の午後3時半から、東京六大学の各校の応援部によるパレードが、神宮外苑で行われるのだと知りました。
私も含め、多くの六大学ファンが知らなかったイベントです。
でも、せっかくの企画ですから、ぜひ多くの方に楽しんでいただければと思い、このブログでもお知らせする次第です。
本日行われた春季新人戦で、早稲田は1対4で東大に敗れました。
自分の目で見ていないので、何ともコメントしようがありません。
野球が偶然性の高いスポーツだと理解しつつも、その偶然性を封じ込むほどの実力差がなかったと、その厳しい現実を受けとめなければならないでしょう。
東京六大学野球は、紙一重の実力差。
横綱相撲をとることのできるチームは、10年に一度ぐらいしか現れません。
そのことを肝に銘じて、明日からの練習に取り組んでください。
秋に優勝すれば、全て報われます。
早慶2回戦も、9対0で早稲田が連勝。
2つ目の勝ち点を獲得し、リーグ4位で春季リーグを終えました。
そして明日からは,春季新人戦が始まります。
早稲田は明日(6月3日)の第一試合で東大と対戦します。
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順調な滑り出しで始まったものの、途中から急ブレーキがかかってしまった今季をどのように総括すべきなのか。
それには、もう少し考える時間をいただければと思います。
ともあれ、華の早慶戦が天気に恵まれ、満員の学生席の眼前で快勝することができて、少しホッといたしました。
若い彼らが六大学野球の楽しさを経験してくれたことが、伝統の継承につながるという気がいたします。