外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

慶応に連勝

2009-05-31 21:25:37 | 大学野球
雨による中断もありましたが、追いすがる慶応を一点差で振り切り、早稲田が連勝して二位を確保、春季リーグの全日程を終了しました。

優勝は逃したものの、ベストナインに小島、山田の両外野手が選ばれました。

Bクラス転落もあり得る戦力にもかかわらず、なりふり構わぬ采配で二位を確保したのですから、記録面では一定の結果を残したリーグ戦だったといえるでしょう。

しかし、私個人の感想を正直にいえば、すっきりしない春のリーグ戦でした。

今日の試合に限らず、ベンチの采配が特定の有力選手に依存しすぎるというか、それ以外の選手をベンチが全く信頼していないというか。

チームのリーダーが不在のまま、大半の選手が単なる機械の部品のような扱いをされて、自軍ベンチを見ながら、びくびくしてプレーしている印象をシーズンを通して受けました。

『そんなことをいうならば、真っ正直な戦法に固執して4位に終わった方が良かったというのか』と問われたら、返答に窮してしまうのですが。

苦し紛れの采配を招いた責任の一端が、期待に応えることのできなかった一人一人の選手たちにあることは否定できません。

選手の皆さんには、自分たち自身で試合を作っていく力強さを養っていただきたい。
極端な例えですが、時にはベンチの指示とは異なるサインを選手間で出し合うような、したたかなチームになってもらいたいのです。


ともあれ、山川主将以下、選手の皆さん、本当にご苦労様でした。

これから3ヶ月間、充実した練習を積んで、この悔しさを秋にぶつけてください。

最後にもう一つ。
今日のような大石くんの使い方を、私は二度と見たくありません。
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慶応に先勝

2009-05-30 19:13:12 | 大学野球
斎藤投手が完投して、5対1で慶応に先勝。
投打に、早稲田の地力が一枚上だと感じる試合でした。

杉山くんが、前日の練習で顔面に打球を受けたために、大事をとって今日のベンチを外れました。

そこで今日の先発マスクは、斎藤くんとの相性を買われて白川くん。

素人目ですが、今日の白川くんのリード、リズム、そしてマウンドに行くタイミングなど、さすが上級生キャッチャーという雰囲気がありました。

地肩の強さと打撃については杉山くんに軍配が上がるかも知れませんが、今日の白川くんのプレーから二年間の大学での鍛練の成果を感じ取ることができました。
高校時代からのバッテリーを組んできた経験は伊達じゃないというところでしょうか。

ちなみに、もう一人のキャッチャー市丸くんは、普段の練習から福井くんと組むことが多いとのこと。
明日のキャッチャーが誰になるのか、注目です。


今日の斎藤くんは、味方内野陣の守備の乱れがあっても変に力むことなく、飄々と完投したという印象です。

明日の二回戦では、連勝でリーグ戦の二位を決めてもらいたいのと同時に、ベストナインにチャンスのある小島、山田の両選手に暴れてもらいたいです。

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9:30に開門

2009-05-30 09:35:07 | 大学野球
神宮球場は、予定より30分遅れて開門されました。

傘は周囲の方々に迷惑をかける場合がありますので、雨カッパと手拭いを持参しましょう。
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明日は晴れるか

2009-05-29 18:14:18 | 大学野球
明日の天気予報をずっとウォッチしていますが、あまり芳しくないですねえ。

かつて、入学式で「5月になると、諸君は本物の早稲田マンになる」と先生方がおっしゃっていました。

すなわち春の早慶戦を経験して初めて、早稲田に入学した誇りと喜びを実感するということです。

現在も、神宮で応援した後に新入生歓迎コンパを予定しているサークルがたくさんあると思うので、何とか土日に試合を行なうことができれば良いのですが。

かつての早慶戦は、数日前から交代で泊まり込みしていました。
授業よりも何よりも最優先。それが早慶戦でした。


ところで、先日「Blues Brothers」をブログで話題にしましたが、あの映画に登場する黒人シンガーたちの声のツヤと厚みは、とても日本人に真似することのできない、力強い魅力に溢れるものです。ジェームス・ブラウンやアレサ・フランクリンらの歌声は、聴いているだけで魂を揺さぶられるような気持ちになります。

その一方、人間の趣味とは面白いもので、線の細い声のシンガーも、それが別の個性となって、多くのファンを魅了します。

そのタイプの歌手となると、がぜん白人シンガーにスポットライトがあたります。
代表格を挙げるならば、男性でチェット・ベイカー、女性ならばブロッサム・デアリーというあたりでしょうか。

チェット・ベイカーは二枚目のトランペッター兼ボーカリストとして、米国のジャズ専門誌「ダウンビート」の人気投票で、マイルス・デービスを上回って何年間も第一位だったほどの人気者でした。

バリトン・サックスの名手であるジェリー・マリガンと組んで、トランペッターとして一世を風靡する一方、けだるい中性的な歌声と甘いルックスで、多くの女性ファンをとりこにしました。

Chet Baker_携帯

Chet Baker_パソコン

ブロッサム・デアリーは、永らくニューヨークのクラブで、ピアノ弾き語りとして活動していた歌手。

耳元で囁くようなコケティッシュ(coquettish)な歌声が、なんともいえぬ味わいです。

チェット・ベイカーとは反対に、ブロッサム・デアリーには男性ファンが圧倒的に多いのは、当然といえば当然ですね。

芸名のような本名を持つ彼女を、私たちバンド仲間の間では『おはなちゃん』と呼んでいました。

Blossom Dearie_携帯

Blossom Dearie_パソコン



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お粗末! 関西独立リーグ

2009-05-29 18:10:46 | スポーツ全般
女子高生投手の入団で話題を集めてスタートした、関西独立リーグ。

そのリーグ運営会社が、いきなり資金難に陥ったそうです。
未曾有の金融危機が起こった直後という事情を考慮しても、この春に開幕して5月に早くも資金難とは、いかにも事業計画が甘すぎます。

加えて、金属バットで弾かれる強い打球がマウンドを襲った時に、とても対応できるはずのない女子高生投手を登板させている危機感のなさ。
人身事故が起きたら、リーグ関係者はどのように説明して責任をとるつもりなのでしょうか?

相変わらず、能天気な話題づくりに熱心なマスコミにも苦言を呈したいです。
あるコメンテーターは『選手たちは、応援してくれるファンにプレーで返すしかありません』というまとめ方をしていましたが、プレーで返すだけの技量が残念ながら無いという厳しい現実を直視しなければ。

運営会社、選手、マスコミ、みんな大甘です。

独立リーグの意義、重要性は分かります。
だからこそ、今回のお粗末な騒動を本当に腹立たしく思います。
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入部希望者

2009-05-29 04:21:57 | 大学野球
野球部のホームページに、5月28日付けでの一年生が、"入部希望者"として掲載されました。

投手11名、捕手3名、内野手10名、外野手12名の計36名。
神宮での出場を目指して、みんな頑張ってください。

部員名簿

なお、桐蔭学園出身の一年生・荒谷健人外野手は『あらや』くんと読みますが、三年生の荒谷太一外野手(都立国立高)は『あらたに』くんです。

また、四年生の瀧島二塁手(都立大泉高)の弟さん、以前にもご紹介した阿久根・元主将(現・東京ガス)のご子息の名前もあります。


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関西弁との出会い

2009-05-28 18:44:44 | 映画、テレビ、漫画
Number『早稲田力』の、野球とサッカーの岡田監督対談は、何度読み返しても面白いです。

二人が私の一学年下ということもあって、彼らの語る早稲田の雰囲気が私には良く理解できます。

そして、記事自体が関西弁のまま書かれているので、対談のニュアンス、やりとりのリズムのようなものが、よりリアルに伝わってくるのが良いですね。

東京の大井町で生まれ、幼少期に父の転勤で富山県滑川市に少しだけ住んだ後は、また東京の目黒区に戻って育った私にとって、関西弁を話す人と直に接した経験が、大学入学まで、実は全くありませんでした。

法学部の語学のクラスで、洛星、山城、甲陽学院の出身者と一緒になり、これみよがしに彼らが関西弁でまくしたてるのを聞きながら『これが生の関西弁か』
『こいつら、標準語で話そうという気持ちが微塵もないなぁ』などと内心思っていました。

振り返れば、子供の頃に見たテレビ番組『てなもんや三度笠』『スチャラカ社員』が関西弁、関西人の気風に触れた初体験でした。

特に『スチャラカ社員』の番組に流れるトボケた雰囲気が、東京の番組では味わうことのできない新鮮なものでした。

番組の中で、ちっとも仕事しないダメ社員の代表格を演じるは、上方漫才の花形コンビであった中田ダイマル・ラケット。

甲陽学院出身のTくんは、仲間内でジャンケンをする場面で
『何を出すねん?ちょっとゆうたりぃな、正月も近い』と必ずボケるのですが、それがダイラケの有名な持ちネタだったことを、ずっと後になって上方漫才のDVDで知りました。

このところハマっているYouTubeで、そのダイラケのジャンケンを見つけましたので、ご覧になってください。
オマケに、人生幸朗・生恵幸子のボヤキ漫才も、どうぞ。

ダイラケ_携帯

ダイラケ_パソコン

ボヤキ漫才_携帯

ボヤキ漫才_パソコン
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Orchestra Wives

2009-05-27 18:04:16 | 映画、テレビ、漫画
"Orchestra Wives"(邦題:オーケストラの妻たち)

直訳しただけの、何とも素っ気ないというか、"極妻"のような邦題が付けられた映画ですが、スイング・ジャズが好きな方には絶対に見逃せない作品です。

人気ジャズ・バンドの花形トランペット奏者が、ファンの女性と恋に落ちて結婚するのですが、演奏旅行に同行する他のバンドマンの妻たちの噂話やいじめが原因となりトラブルが発生して、バンド解散の危機に陥るという物語。

ストーリーはさておいて、その人気ジャズ・バンドというのが、グレン・ミラー楽団そのもの。
作品の随所で、華麗なサウンドを存分に味わせてくれます。

そして、グレン・ミラー本人も登場し、演奏ばかりでなく何度もセリフを語る堂々の役柄なのです。(写真)

1942年公開の白黒作品ですが、画質も音も悪くありません。
私が大好きなモダネアーズも登場します。

グレン・ミラーでは、1941年に"Sunny Valley Serenade"(邦題:銀嶺セレナーデ)という映画も発表されていまして、こちらもグレン・ミラー楽団の演奏、モダネアーズの歌、タップダンスが楽しめる作品で、ソニア・ヘニー(すごく愛くるしいノルウェー人の女優さんで、何とフィギュアスケートの金メダリスト)が、楽団のピアニストに恋をして、同じピアニストに好意を持つ女性シンガーと争いになるという、"オケ妻"と似たようなストーリー。
そして犬ゾリで移動するサニーバレーの美しい雪山風景、そしてソニアのスキーとスケートの妙技の描写に結構時間を割いています。

個人的には、バンドマンたちの日常生活の雰囲気が伝わってくる"オケ妻"の方がお気に入りなのですが、ソニア・ヘニーの愛くるしい笑顔を眺めるだけでも、"銀嶺"を見る価値があると思います。

"オケ妻"の映像の一部をYouTubeで見つけました
DVDより画質が落ちますけれど、この映画の楽しさが伝わります。

ここで登場するグレン・ミラー楽団の演奏、モダネアーズのコーラスに加えて、黒人ダンサー二人組の踊りの凄いことといったら!!
この映像を見てしまうと、日本のテレビで放送される歌や踊りが、小学校の学芸会レベルに見えてしまいます。

グレン・ミラー携帯

グレン・ミラーPC

なお、2作品ともDVD日本盤も発売されていますから、リージョン・フリーのプレイヤーをお持ちでなくても鑑賞できます。
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Rogue Regime

2009-05-26 21:10:50 | 社会全般
国家が存亡の危機に立った時、理解に苦しむこと行動に出ることがあります。


子供の頃、自宅の改築工事に来てくれた大工さんたちと一緒に縁側で食事をしていた時、年配の大工さんから第二次大戦の思い出話を聞かせていただきました。

昭和20年の戦争末期、その大工さんは、陸軍歩兵として房総半島の海岸の防衛部隊に配属されて、連合軍の上陸に備えていたのだそうです。

地下壕を掘ったりする作業ばかりの毎日で、時々近隣の農家にお風呂をもらいに行くのが一番の楽しみだったとか、そんな話をひとしきりしたあと、

『坊ちゃん、もし本土決戦をやっていたら、日本はアメリカに必ず勝ったはずなんですよ』

『どうやって?アメリカは凄い戦車とか大砲をたくさん持っていたんでしょ?』

『わしらの部隊の役割は、タコツボや地下道に潜んで上陸してくるアメリカ軍の部隊を一旦やり過ごし、その後アメリカ軍の陣地内に紛れ込んで、アメリカ軍の戦車や大砲を撃てない状況にすることでした』

『でも、それで日本が勝つとは言えないんじゃないの?』

『アメリカ軍が大砲を撃てなくしてしまった後、近くで待機している日本軍がその地域に集中砲撃を加えれば、必ずアメリカ兵を全滅させられます』

『???日本の兵隊さんは、どうなるの?』

『日本兵は、死ぬことを恐れぬように教育されていますから。アメリカ兵とは違います。アメリカ兵を道連れに、わしらも死ぬ。味方を撃つなんてアメリカ軍には決して真似のできない作戦ですから、アメリカ軍に絶対負けなかったはずです』

『・・・・・』


子供心に、これはひどい話だと思いました。

連合軍に追い詰められた日本は、毒ガス、細菌兵器、風船爆弾などの無差別殺人兵器、そして様々な特攻兵器という非人道的な兵器を開発して、戦局の好転を図ろうとしました。

そして、本土決戦になっていたら、大工さんが話してくれたように、人を人とも思わない無茶苦茶な消耗戦が、きっと各地で展開されたのでしょう。

もし原子爆弾を当時の日本が保有していたら、かなりの確率で日本は実戦で使用したと私は思います。

北朝鮮が核実験を行なったという報道が、世界を駆け巡っています。

ブッシュ前大統領は、北朝鮮の現体制を『Rogue Regime』(ならず者政権)と呼びましたし、今の北朝鮮の行動を見ていると、そう呼ばれても仕方ないのかもしれません。

一方、北朝鮮は、たびたび『宣戦布告』という言葉を用いることからも分かりますが、国家存亡を懸けた戦争を行なっているのに等しい国内の状況なのでしょう。

日本の国会議員の中からも、北朝鮮の基地を直接攻撃する手段を持つべきだという主張が遂に表立って出されてきました。

北朝鮮を、どうやったら戦争状態からの脱却へと導くことができるのか。
本当に難しい状況となってきました。


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小関さんのコラム

2009-05-26 18:03:09 | 大学野球
アマ野球評論家の小関さんが、亜大の新人・東浜巨投手についてNumberのウエブサイトに『逸材を守れ』と題して書かれていました。
原文↓
逸材を守れ_パソコン

携帯からコラムにアクセスできない方のために、かいつまんでサマリーを書きますと
『東浜くんの投球を見て、間違いなく東京六大学リーグの斎藤佑樹(早大3年)に次ぐスター選手が大学球界に誕生したと思った。』

『大観衆が神宮球場に押し寄せる、テレビ中継される、スポーツマスコミ以外のマスコミが大挙して押し寄せる--そうならないほうが東浜にはいいと思っている。』

『多くの観客とマスコミが押し寄せれば、①投球フォームの冒険(新発想)ができづらくなる、②勝つことを求められるあまり腕を振ることよりも制球重視になり、ピッチングのスケールを小さくする、という弊害が起こりかねない。』

『早大の斎藤佑樹は順調に成長しているが、今シーズンに限っては“負の2条件”にとらわれている印象がある。』

『東浜のピッチングだが、最も特徴的なのは始動のときのゆったり感である。』
『本人も自覚している投球フォームのゆったり感だが、実は亜大に入学してから、そのよさは失われている。東浜の投球タイムは明らかに0・3秒程度速くなっている。』

実力が拮抗し、六大学以上に勝負に徹した厳しい野球をやる東都。
ですから、観客が集まらない方が東浜くんが伸び伸びとやれるかのような小関さんのご意見に、私は組しません。
それどころか、一年生の春からこんなに東浜くんをフル稼働させて、本当に四年間、逸材を守れるのと心配です。


話の途中で登場する斎藤くんに関するご意見も、どうなんでしょうか。
仮に小関さんのおっしゃるように今季の斎藤くんにスケール感が失われ気味だとしても、それはファンや報道陣の影響というよりも、得点力の低い今季の早稲田打線の影響と考えるのが普通だと思うのですが、皆様はどのように考えられますか?

いつもアマ野球に関する楽しい記事を書いてくださる小関さんなのですが、今回ばかりは結論の導き方に無理があるように思いました。

次回のコラムに期待します。
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