外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ナイトライダー

2009-01-31 21:51:36 | 映画、テレビ、漫画
私が大好きなテレビ番組の一つに、「ナイトライダー」があります。

先に話題にした「白バイ野郎ジョン&パンチ」と同様、派手なアクションとカーチェイス、美女の登場、そして勧善懲悪のシンプルなストーリー。
いかにもアメリカ人好みのストーリーが楽しいです。

「KITT」(キット)と呼ばれる人工頭脳を持ったスーパーカー「ナイト2000」を縦横無尽に乗りこなして、敢然と悪と戦うマイケル・ナイトが主人公。

私が初めてアメリカの西海岸に行った1985年、休日にユニバーサル・スタジオを訪れた時に、このナイト2000と同じ外観のトランザムがあって、かなり興奮して写真を撮りまくったことを思い出します。

今になって思うことなんですが、ジャズに親しんだり、あるいは海外のテレビ番組が大好きだったりする性格が、外資系企業に転職する土壌となっていることは間違いないです。


ところで、ナイトライダーのDVDを観るたびに感じることなんですが、この主役を演じる俳優さんデビット・ハッセルホフが、若くして亡くなった俳優・沖雅也さんに、見れば見るほど、実に良く似た風貌なんですよね。


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忍者部隊月光

2009-01-12 14:11:06 | 映画、テレビ、漫画
一昨日の祝勝会で話題になった「忍者部隊月光」。

シリーズ初期のオープニングの名場面が添付の写真です。

敵の警備兵を拳銃で撃った女性忍者隊員「三日月」に、隊長の月光が諭すセリフ
『バカ、撃つ奴があるか』
『拳銃は最後の武器だ』
『我々は忍者部隊だ』

放映されていた当時、多くの子供たちが真似していたものです。


ところで忍者部隊月光の原作は、週刊『少年キング』で連載されていまして、そこでは太平洋戦争で苦戦が続く日本軍の最前線に忍者部隊が投入されたという舞台設定でした。

ところが、軍艦の大砲から撃ち出された忍者部隊が、空中で敵の飛行機に飛び乗ったりする、かなり現実離れした原作だったので、テレビ放映されると聞いた時、「大丈夫かな?」と子供心に心配していました。

しかし、テレビでは舞台を現代に移したストーリーに作り替えられていて、ホッとしたのでした。

あの時代、「伊賀の影丸」「風のフジ丸」などの少年忍者、そして「ゼロ戦はやと」「紫電改のタカ」などの少年撃墜王を主人公とした漫画が人気を集めていました。

忍者部隊月光は、その二つの要素を合体させたストーリーであったわけで、アイデアの勝利だったといえるでしょう。
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白バイ野郎 ジョン& パンチ

2009-01-09 06:51:24 | 映画、テレビ、漫画
明日はラグビー大学選手権の決勝戦。

心配していた雨雲の到来が今日となったので、明日の東京は良い天気となりそうです。

みぞれの中でのラグビー観戦は、なかなか辛いものがありますから、まずは一安心です。

さて、昨夜は久し振りに、DVDで『CHIPs』(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールの頭文字。邦題:白バイ野郎ジョン&パンチ)を観ました。

アメリカ西海岸のゆったりとした雰囲気と、白バイ隊員の陽気な二人組の掛け合いが魅力の番組で、日本でも1980年代に人気を集めました。

残念ながらDVDは輸入盤のみ入手可能で、リージョン・フリーのDVDプレイヤーでしか視聴できませんし、字幕もスペイン語とポルトガル語のみ。

軽妙なやりとりを、英語のまま全て聞き取るのは難しいことなので、やはり日本盤も欲しいなあと思います。
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海底軍艦

2009-01-04 00:24:10 | 映画、テレビ、漫画
1968年(昭和43年)に封切りされた東宝作品『海底軍艦』は、冒険科学映画の大傑作です。

日本帝国海軍の一部の部隊が、第二次大戦終了後も南洋の秘密基地に潜んで、地中、海中、そして空中を駆ける万能軍艦『轟天号』を建造。
世界に対して宣戦布告した謎の海底王国・ムウ帝国と、その海底軍艦が対決するというストーリー。

東宝得意の特撮技術を駆使した映像もさることながら、何といっても、想像力を掻き立てられる海底軍艦の力強いフォルムに私はシビれました。

そして、高島忠夫、小泉博、佐原健二、平田昭彦、田崎潤ら、あの時代の東宝特撮映画の常連とも言える俳優さんたちが揃って出演されていて、音楽が伊福部昭さんが担当という点でも大いに楽しめます。


ただ、当時はウルトラマン・シリーズを中心とするテレビの怪獣ものに大半の子供たちの興味が集まっていた時代。

ですから、映画の封切りに合わせて海底軍艦のプラモデルなども発売されたりしたのですが、一部のファンから熱狂的に支持されるにとどまり、単発の作品に終わってしまったことは実に残念でした。


後年、例えばアニメの『宇宙戦艦ヤマト』でも空想の万能戦艦が登場しました。
でも、船のデザインに限っていえば、機能美と独創性において『海底軍艦』の足元にも及ばなかったと私は今も思っています。
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監獄ロック

2008-12-31 19:05:14 | 映画、テレビ、漫画
1957年制作の『ジェィルハウス・ロック』(監獄ロック)は、若き日のエルビス・プレスリーが主演した傑作映画です。

すっかり貫禄のついた晩年のエルビスは、あまり好きになれないのですが、若い頃のエルビスの歌は、さすがに聴かせます。
若々しい声の艶と歌の技術が半端ではありません。

エルビスは、本作品以外にも数多くの映画に主演して歌いまくっているわけですが、加山雄三さんの若大将シリーズの叩き台となっているのが一連のエルビスの映画だったのではないかと、勝手に想像しています。


さて、大晦日です。

2009年は、今年以上に厳しい経済情勢だと思います。

これまでのビジネスモデルが行き詰まった自動車や電器などの輸出産業から、例えば医療・介護や農業への人的資源の再配置を推し進める、構造改革の一年となるのでしょうか。

個々人のレベルでは、留学や資格取得などを通じて、職業人として能力をブラッシュ・アップしようとする、チャレンジングな一年となるのでしょうか。

いずれにしても、こういう状況の時こそ、既成の枠組みに固執せずに、プロアクティブにいきたいものです。

そして、こんな状況だからこそ、学生スポーツに頑張ってもらって、社会に向かって爽やかな風を送り込み続けてもらいたいと願ってやみません。


皆様、良いお年を。

来年も宜しくお願いします。
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サウンド・オブ・ミュージック

2008-12-22 18:07:34 | 映画、テレビ、漫画
「サウンド・オブ・ミュージック」(写真:輸入版のDVD)は、1965年に封切された映画で、ミュージカル映画史上で最高傑作の一つといわれている作品です。

撮影されたオーストリアのザルツブルグの山々や町並みが本当に美しい、主人公のマリアを演じるジュリー・アンドリュースも清廉で美しい、そして作品で歌われる曲の数々がこれまた美しい。
最高傑作といわれるのも納得です。


ストーリーは、修道院にいた主人公マリアが海軍大佐の家の育児担当となるところから始まります。
母親を亡くして、厳格な軍人である父親の顔色を窺う雰囲気となっていた子供たちに、マリアは歌や遊びを通じて優しく接します。
そして大佐とも愛が芽生え、愛情溢れる家庭を築いていくのですが、最後はナチスによって母国を追われて家族全員でスイスに亡命するという、ヨーロッパの暗い時代のひとコマを描いた物語。

しかし、物語の前半で、子供たちがマリアに打ち解けて朗らかになっていく様子が何とも微笑ましく、そして、この作品の映像と音楽の素晴らしさが、哀しいストーリー展開をきっと忘れさせてくれます。

タイトル曲の「サウンド・オブ・ミュージック」、そして「エーデルワイス」「ドレミ(の歌)」「マイ・フェバリット・シングス(私のお気に入り)」「Sixteen going Seventeen(もうすぐ17歳)」などの名曲の数々は、その後もジョン・コルトレーンをはじめ、数多くの音楽家に取り上げられ、またテレビCMの中でも耳にすることがあります。

この作品に登場する曲は、どれも端正な音づくり。
ですから、実はジャズ派の私は、あまり馴染めないかも知れないな等と考えながら買ったDVDだったのです。
しかし、嬉しい大誤算でした。


このお正月休みも、スポーツ観戦の合間に、一度は観るつもりです。
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陸軍中野学校

2008-09-15 12:19:35 | 映画、テレビ、漫画
東洋経済の先週号の中に、『北朝鮮の諜報機関は、かつての日本映画『陸軍中野学校』を、大いに参考にしている』との記事がありました。

市川雷蔵さんが主演した『陸軍中野学校』は大映から5作が発表された人気シリーズ。
中野学校出身者と外国のスパイとの息詰まる諜報合戦が全編で繰り広げられる傑作で、私も大好きでした。

思い出すのは、私が邦銀で横浜市内の支店に勤務していた時の取引先の印刷会社の社長さん(明治大学OB)。実は、その社長さんが中野学校出身者でした。

銀行の応接室で、一通りの事務が完了した後に、中野学校にまつわる思い出話を随分聞かせていただきました。

例えば、二日間徹夜した後でも、判断力を保つための特訓。

語学と変装の訓練

料理人、背広の仕立屋、農民、大工などになりすますための職業訓練

金庫破り、スリの訓練

石炭そっくりの小型爆弾(鉄道用の石炭にポイッと投げ込んでおくと、いずれ機関車のボイラー内で爆発し、貨物輸送を停滞させる)

万年筆型の小型拳銃

目潰しの薬品が入った指輪
ベルトのバックルや車のワイパーに仕掛けた小型カメラ
等々

社長さんのお話しは、映画を上回る面白さでした。


ただ、外国の諜報機関が同じような切り口で、そしてハイテク化した装備で現在の日本国内で活動しているのかと想像すると、ちょっと怖くなりますね。



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赤塚不二夫さん

2008-08-04 06:38:19 | 映画、テレビ、漫画
一昨日お亡くなりになった赤塚不二夫さんの作品についての思い出話です。


小学校時代、少年サンデー、少年マガジン、少年キングを両隣に住む子供三人で分担して購入し、読み回していました。

※私が三人の中で一番年下で、何故か三人とも銀行マンになりました。
Tさん:都立戸山高校→慶応大→住友信託銀行
Uさん:都立新宿高校→東大→日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)

私は少年サンデー購入担当。
当時の少年サンデーには、『伊賀の影丸』(横山光輝)、『サブマリン707』(小沢さとる)、『大空のちかい』(久里一平)、『ブラック団』(つのだじろう、都立青山高校出身)などと共に、『おそ松くん』が連載されていました。


赤塚不二夫さんのマンガの特徴は、おそ松くんも、もーれつア太郎も、天才バカボンも、主人公を取り巻く脇役たちの強烈な個性で、主人公の影が薄いところ。

私は、『ちび太』と『ココロのボス』のファンでした。

まず、ちび太といえば、オデン。
串に刺したオデンが、いかにも美味しそうで、自宅で母親がオデンを作った時にも、私だけ串に刺してもらって食べていました。

ココロのボスについては、青山高校二年生の時の体育祭で、私の強い主張が通って、ココロのボスがチームマスコットに選ばれました。
※早慶戦で学生席の後方ネットに貼ったフクチャン、ミッキーマウスと同じですね。

ベニヤ板で高さ3メートルぐらいの巨大なココロのボスをみんなで作製し、神宮球場側のネットにどーんと張りつけました。
なかなかの出来だったと思います。
なお、ココロのボスの足元には小さくケムンパスとニャロメも添えました。
(^^)v


こうやって振り返ると、私は赤塚不二夫ワールドと共に大きくなったんだなあと思います。

赤塚さん、ありがとうございました。
天国でも、周りの方々を楽しませてあげてください。


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海の若大将

2008-07-20 16:23:04 | 映画、テレビ、漫画
加山雄三さん主演の『海の若大将』が、大人の同行無し、私と同級生たちだけで見に行った初めての映画でした。

封切りは1965年(昭和40年)で『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』との二本立て。
私が小学四年生の時でした。

ちなみに、行ったのは東急東横線の祐天寺駅近くに当時あった『金星座』という映画館。
都心の封切り館での公開が終わった後にフィルムが回ってくる、二番手の映画館でした。

当時は、東横線の祐天寺や学芸大学などの住宅地の駅前にも、それぞれ映画館のある時代だったんですね。


さて、私たちが金星座に行った目的は怪獣映画を見ること。

でも、私は『海の若大将』の方にシビレてしまったのです。

大学キャンパスを舞台とする音楽とスポーツ、そして恋愛。

加山雄三さんが演じる京南大学水泳部のエース・田沼雄一が、星由里子さん演じる『澄子さん』、田中邦衛さん演じる『青大将こと、石山』と繰り広げる青春ドラマに、小学生の私は憧れました。

父に連れてもらった神宮球場で眺める学生応援席の楽しそうな様子と、若大将シリーズの舞台設定とが、小学生の私には重なって見えていました。

シリーズの中には、スキーで京南大と西北大の対抗戦が行われるなど、明らかに早慶戦を意識した作品もあります。

ミーハー感覚そのものですが、人間、案外そんなところから、価値観が培われていくような気がします。
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空の大怪獣ラドン

2008-07-09 04:39:44 | 映画、テレビ、漫画
もうすぐ夏休みの季節。

子供の頃、夏休みになると、新聞のテレビ欄を毎朝一番にチェックするのが日課でした。
何故ならば、『夏休み子供映画劇場』などと銘打って、過去の怪獣映画や若大将シリーズなどをテレビ放映していたからです。

今のようにDVDやスカパーなどが無い時代でしたから、封切りの時に見逃した映画を観ようと思ったら、名画座で再上映されるのを待つか、あるいはテレビで放送されるのを待つしかありませんでした。

東宝の怪獣映画のテレビ放映は、そんな時代の子供たちにとって、至宝のプログラム。
学校のプールや校庭で遊んでいても、「三時から『ゴジラの逆襲』のテレビ放映がある」という日は、その時刻が近づくと、子供たちはサッカーや野球を切り上げて、一斉に自宅に帰ってしまいました。


そんな状況で観た怪獣映画で小学生の私が最も好きだったのがラドン。

『空の大怪獣ラドン』は、カラー映画が『総天然色』と呼ばれていた1956年(昭和31年)の怪獣映画の名作です。

九州・阿蘇の炭坑の地底から巨大化したテラノドン、すなわちラドンが出現し、超音速で各国の主要都市上空を飛び回り、全世界をパニックに陥れるというストーリーでした。

佐原健二、白川由美、平田昭彦という、東宝特撮映画お馴染みの顔ぶれが主演。
ラドンが生まれた阿蘇の近くの炭鉱住宅の街並み、あるいはラドンに蹂躙される博多や佐世保の市街地には何とも言えぬ懐かしさを感じます。
また、エキストラが大量動員された避難シーンには今の映画には無いスケール感がありました。

今やDVDやオンデマンドで過去の映画を観ることができるようになりましたから、テレビ欄を必死にチェックする子供もいなくなったのでしょうね。


なお、この1956年に作られた映画のセリフの中に、既に『地球温暖化説』という単語が登場していることに私は驚きました。

恐らく1956年当時は、学者の戯言という扱いを受けたのではなかろうかと想像します。

でも、専門家の意見の中には、いつの時代も重大な示唆が含まれているのだなあと、改めて感じ入る次第です。
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