咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

坂の上の雲・・・第3部が楽しみ

2010-12-27 23:29:00 | レビュー
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 今月、第2部の4回分が放映され欠かさず観たこの壮大なドラマ、豪華キャストと多彩なロケを交えた近年にない豪華版のドラマ。

 26日夜、第2部の最終回を見終えた。

 その驚くほど素晴らしい出来栄えのドラマに酔いしれながら食い入るように観た。出演の役者さんたちの持ち場、持ち場での火花を散らす、最高の演技に魅了されている。

 それぞれ幼少期を松山で育ち、海軍・陸軍の中枢に育った秋山兄弟と俳句の世界に新風を巻き込んだ正岡子規兄妹のひたむきな生き方、壮絶な子規の闘病生活を支える家族と仲間。

 その子規も病に勝つことができず、若くして逝ってしまった・・・・・12日放映分。その悲しみをしっかりと心に刻み、新たな人生を力強く生きようとする妹・律、明治の強い女性を彷彿させる。

 そして、19日放映分では、日露戦争へと進まざるを得なかった日本国。時代は、日露国交断絶から怒涛の日露戦争開戦へと流れていくなかで、敗戦国になれば、ロシア占領下の日本国となるとの我が国首脳陣の苦悩・・・・・何としても優位に進めなければ。

 ロシアに留学していた広瀬武夫にとっては、第二の故郷と言うべき国との戦には、心に重たいものを持っていただろう。しかし、相手国の留学時代の仲間たちも戦争になれば正々堂々と祖国のために戦うと・・・・・それぞれの国の人々の気持ちもキチンと描かれている。

 何としても大国に飲み込まれないように小国日本の英知を結集した総力戦、明治維新からわずか30数年後のやっと近代国家への道が開け初めた時代の最大の難関が迫っている。

 資源も乏しい貧乏な我が国が、近代国家への第一歩を歩み始めた頃の日本・・・・・



(出典:NHK公式HP抜粋)


 物語の方は、ロシアの旅順艦隊を湾内に閉じ込めるという“閉塞作戦”の失敗から、秋山真之が盟友広瀬武夫の戦死を知る。


 旅順口で敵の集中砲火を浴びる閉塞隊などのシーン、実写とVFXを織り交ぜたものであったらしい・・・・・迫力あるシーン。

 旅順のロシア海軍が、日本の海軍少佐広瀬武夫の遺体を丁寧に葬った場面には感動、日本の武士道とロシアの騎士道の交流であろう・・・・国と国の戦争を離れたら。

 各部署にドラマ制作スタッフのこのドラマにかけている熱い思いが伝わってくる。

 1年後の第3部放映を楽しみに待とう。(夫)

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外国人騎手が上位独占・・・・有馬記念

2010-12-27 22:34:05 | スポーツ
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 年の瀬の中山競馬場には、12万人に及ぶ入場者のなか、暮れの大一番「第55回有馬記念」が良馬場の芝2500mのコースで、GⅠのファンファーレと大歓声のなかスタートした。

 スタート直後、昨年の覇者⑫ドリームジャーニーが出遅れ、今年のダービー馬⑩エイシンフラッシュも行き脚がつかない。

 スタートが一番懸念されていた⑭ペルーサは、意に反して好スタートを切って、先団の4番手につける先行策。馬群の先団は、好スタートの④トーセンジョーダンが先頭に、大外からスタートの良かった⑬オウケンブルースリが番手追走、⑪トゥザグローリーも早めに3番手に上がって行った。

 5、6番手には最内枠の①ヴィクトワールピサが追走、1番人気の⑦ブエナビスタは、スタートが遅れ気味で中団の真ん中あたりを追走、その内に⑤ルーラーシップ。

 最後方に⑮レッドディザイアの隊列で最初の4コーナーから、メインスタンド前の直線を淡々と流れて行った。

 この隊列で向こう正面へと馬群が進むなか、2番人気のヴィクトワールピサが、早めに先頭に並びかけて最後の4コーナーへ。

 最後の直線に向くと逃げるトーセンジョーダンとヴィクトワールピサの叩き合いで、ヴィクトワールピサが一気に先頭へおどり出た。

 外から終始好位を追走していたトゥザグローリーが激しくヴィクトワールピサに迫るなか、さらに大外からブエナビスタが、4コーナーから徐々に押し上げて直線に向くと最速の上がり33秒8でゴール前一気に詰めて、ゴールに飛び込むヴィクトワールピサを交わしたか

 ヴィクトワールピサが猛追するブエナビスタを抑えたか、写真判定に持ち込まれるもどちらが勝利したものか全く分からない。

 3位入線は、終始前々で競馬のトゥザグローリーが掲示板に上がった。

 長い写真判定の結果、ハナ差で3歳牡馬のヴィクトワールピサが、際どく粘って1位入線・・・・・鞍上のM.デムーロ騎手は、2週連続のGⅠ連覇をしてのけた。

 ヒーローインタビューのM.デムーロ騎手は、同馬の頭が下がっていたように思えたのでブエナビスタの猛追にやられたと思ったらしい。

 一方、猛追及ばず際どいハナ差で敗れたブエナビスタに騎乗したC.スミヨン騎手、もっと前で競馬をしたかったがスタートで後手を踏んだことが悔やまれたとのこと。


 勝負ごととは、不思議なものである

 ジャパンカップで降着の憂き目にあったC.スミヨン騎手、朝日杯FSで際どいレースの末に降着を免れたM.デムーロ騎手・・・・・この二つの判定差でM.デムーロ騎手は騎乗が叶ったうえにこの勝利。

 また、3着には中1週の強行軍で人気も落ちていた超良血のトゥザグローリーで、好騎乗のC.ウィリアムズ騎手が掲示板に上がった。

 終わってみれば、1着から3着を名うての外国人騎手が独占、秋競馬ではこの外国人騎手パワーに圧倒されたレースが多かった。

 来年こそは、日本人騎手も負けないように腕を磨き、いい馬に騎乗し頑張ってもらいたい。

 でも、見応えのある有馬記念であった。(夫)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、ギャロップ、大スポ、JRA-VAN NEXT他



「際どい判定写真」(出典:JRA公式HP抜粋)
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