咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

「坂の上の雲」の地・・・松山にて

2011-09-27 22:55:22 | 日記
 某大学を卒業して既に40年が経過・・・本当に早いものである。卒業後、10年近く経った頃、学生時代に麻雀などを楽しみながら仲良くしていた6人グループ、そのメンバーが年1回集った「○○雀会」・・・。

 いつも会をまとめてくれている幹事のK君、この人が次々とアイディアを出しながらうまく運営してくれるもので、30年以上も続いている。メンバーたちは、いつもそのことに感謝している・・・。

 今年は、この12月に放送される「坂の上の雲」が生まれた地・・・松山市に集合することとなった。

 初日、15時までに目的地に集合し、「子規記念博物館」入館や道後温泉本館入浴などが計画されていた。子規の壮絶な一生を学ぶことができ、「坂の上の雲」でその子規を演じていた香川照之さんの迫真に迫る演技と実像がダブってくる。

 その後、道後温泉本館に向かうと3連休の中日(なかび)で、入浴客(観光客)が長蛇の列・・・係りの方の弁では、随分待たなくてはとのこと。
 諦めてホテルに全員で帰った。何しろ、観光特典プラン付のため、ホテル貸し出しの“小さな手提げ籠に入ったタオルと石鹸”を持ちながら歩いたものである。なお、ホテルも源泉は同じとのことで、ホテルの大浴場でゆったりと体を温めた。

 夜は、懇親会で賑やかに1年ぶりの旧友との会話に話も弾んだ・・・それぞれの奥方同士も和気あいあい。二次会は、いつものように幹事の部屋で遅くまで、昔話に話が尽きなかった。


(坊っちゃん列車)

 翌日は、ホテルに車を置いて市内電車に乗って「坂の上の雲ミュージアム」へ、1日乗車券とミュージアム入館券も観光特典プランに含まれている・・・。あいにくと電車の運行時間が合わなくて“坊っちゃん列車”には乗れなかった。


(市内観光に一役かっているマドンナ・バス)

 「坂の上の雲ミュージアム」に到着すると入り口に明治の軍服姿の方がいた。聞くと東北大震災の支援カンパをしており、支援金を一口出して写真撮影・・・ご本人と一緒に。なお、ブログ用に別途1枚撮らせてもらったが、なかなかどうして堂に入ったものである・・・その軍服は本物であるとのこと。


(明治の軍人姿・・)
 
 NHKが3年かけて放映する「坂の上の雲」、今年の12月では最終章が放映されることもあり、この「坂の上の雲ミュージアム」も人気の一角であった。数々の展示品、秋山好古(よしふる)、秋山真之(さねゆき)の兄弟と正岡子規の遺品や生きた証を見ることができた。
 さらに、ドラマの出演者直筆の「坂の上の雲」に対する思い、原作者・司馬遼太郎氏の遺品や原稿の一部なども展示されており、とても見ごたえのあるものであった・・・12月のドラマの再開が楽しみとなる。

 その後、日本三大連立式平山城(姫路城・和歌山城・松山城)と呼ばれている松山城にロープウェイで向かった。さすがに大きな城で圧倒される・・・・。


(太鼓櫓)


(松山城天守閣)

 その後、伊丹十三記念館などにも赴き、映画の世界も堪能するなど秋晴れの好天に恵まれ、久々に旧交を温める集いになり、大いに満足する旅であった。

 なお、今回の旅の宿である「メルパルク松山」は、30年近く前に仕事で訪れたこともあるが、当時とは随分と変わっておりスタッフの皆さんにいろいろと親切にしていただいた。懇親会の折にスタッフの方が、「○○雀会」の意味を聞かれて応えると・・・“びっくり”、この会が長く続いていることにも“びっくり”

 1年後の再会を約して旧友たちと別れ、次の目的地に向かって車に乗り込んだ。(咲・夫)


にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村