咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

強すぎ・・・オルフェーヴル

2011-09-28 22:45:22 | スポーツ
 「外からオルフェーヴル、追ってきた。あっさり捉えた。これが2冠馬の脚」

 「2馬身、2馬身半のリード、ウインバリアシオンが追ってくる」

 「オルフェーヴル強い、オルフェーヴルゴールイン、ウインバリアシオン2着」


 25日(日)開催された菊花賞トライアル「神戸新聞杯」、そのレースの発走時旅先で移動中のため、肝心のレース内容を見ることができなかった。

 旅先から帰ったもので、2冠馬オルフェーヴルのレースぶりをチェックした。印象に残るのは、あのスマートロビンが作ったスロー(1000m63秒5)の流れの中、好位から競馬をしたオルフェーヴルの堂々たる横綱相撲と表現できる強さのみであった。何と、何と上がり最速の32秒8のタイムには、開いた口がふさがらない。

 レーシングビューをじっくりと眺めた。好スタートを切ったオルフェーヴルは、スーッと5番手につけてじっくりと追走、2番人気のウインバリアシオンは、前のオルフェーヴルを見ながら7番手から追走。

 先手を主張したスマートロビンは、マイペースの逃げを打っての一人旅、向正面では徐々に後続を引き離す結果となった。おい、おいちょっとペースが速いのではないのと思いきや、1000mの通過タイムが63秒5と発表された。
 通過タイムではえらいスローだね、うまくやったらスマートロビンの逃げ切りか、逃げ残りあり・・・当方、相手候補の馬。

 既にレースの結果は分かっているのに、ついついこのように思ってレース観戦をしている自分がいた。

 3コーナーから4コーナーにかけて、オルフェーヴルの外からウインバリアシオンが上がって来て馬体を併せにかかったが、直線に向くと後続馬群の2、3馬身先を行くスマートロビンにオルフェーヴルがアクセルをちょこっと踏むと・・・スーッと迫り、ウインバリアシオンを引き離しにかかった。

 何という馬か、これは強い、この動きは何たることか

 スマートロビンに並ぶまもなく、一気に交わしたオルフェーヴルは最後の直線の急こう配の坂を難なく駆け上がり、後続をあっという間に引き離して2馬身2分の1の着差でゴールイン、2分28秒3の完勝も・・・余裕をもったレース内容。

 このレースぶりを見る限りオルフェーヴルの3冠・・・ほぼ確定かと思われる。6頭の3冠馬のうち、秋の第一戦を勝利して3冠馬になったのは、シンボリルドルフとディープインパクトの無敗の両馬らしい。

 その偉大なる先輩に並ぶことができるか、きっとできると思われる。それほど、インパクトの強い内容のレースぶりであった。(夫)


[追 記]~レース後のコメント~
1着 オルフェーヴル 池添謙一騎手
 「大事な秋の緒戦で結果を出せてよかったです。ペースが相当遅かったので、ジッと我慢させました。ところどころハミを噛みましたが、うまく抜きながら走れましたし、あとは閉じ込められないように注意するだけでした。今日は4コーナーで外に膨れたり、直線で内に行ったりとまだ荒削りな面がありましたし、どこまで強くなるんだろうと思うぐらいです。
 今日は距離を考えながら乗りましたが、うまくいったと思います。このまま無事にいって、あとは僕がしっかり乗れば三冠を取れると思います。今日も多少余裕残しでしたし、次はもっとよくなるでしょう。ぜひ次(菊花賞)もたくさんの方々に競馬場に見に来て欲しいです」

2着 ウインバリアシオン 安藤勝己騎手
 「ゲートも出ましたし、行き脚がよくなっていました。太いという感じもしませんでした。距離が伸びることはマイナスにならないと思いますが、3000mは何が起きるかわかりませんからね。それにしても勝った馬は強いですね」

3着 フレールジャック 福永祐一騎手
 「道中はずっと折り合いを欠いていました。距離そのものは問題ありません。今日負けた相手はダービーの1、2着馬ですからね。力はありますが、まだ課題もあります」



参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、スポーツ報知、JRA-VAN NEXT他

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